1950年10月のニコンカメラ価格?

光画月刊1950年10月号の広告です。
195010s

以前紹介しましたケンコーブランド元の村上商会本店の価格表ですが、当時のニコンはM型が現行品で、価格が少し低いようです。おそらくは中古価格だろうと推察しておりますが、残念ながら、それがM型なのかI型なのかは不明です。
こんな価格でI型が手に入るなら、とても嬉しいのですが・・・

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カメラ年鑑 広告

日刊工業新聞社刊行の1958-9年版(日本写真機工業会編)の巻頭部分に掲載されていた全ての写真機、写真用品メーカーの広告部分で、掲載順になっています。(左上から右下へ順次)
All1s

カメラ年鑑向けの広告なのですが、製品の宣伝ではなく製品による作例を前面にしたもので、個人的にはとても好印象を持っています。また、各社の社マークなどが、今見ますと少し新鮮に感じます。
因みにこの年鑑の巻末部分にも広告は掲載されていますが、こちらは当事のカメラ雑誌などに見られるようなものが多く掲載されていました。(こちらは割愛)

日本光学の広告には使用カメラが「ニコンカメラ」となっています、時期を考えますと、当事の最新現行機はニコンSPになりますが、作例写真を撮った時期や使用カメラが必ずしも最新とは限りませんので、少し興味を引く表示の仕方ですね。

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ニコンS2カタログ 英語版

ニコンS2の現地での発行による英語版カタログの表紙です。
1s
これは日本国内でのカタログの半分程度の大きさでしたが、内容は濃く、表紙・裏表紙合わせて32ページのものでした。

2s
ニコンS2からレバー巻上げ、クランク式巻き戻しが採用されました、上はレバー巻上げ、焦点調節、シャッターレリーズを右手一本での迅速撮影が可能なことをアピールしているページですが、このような内容は以前紹介しました日本語のカタログには見られませんでした。

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ハンザ・キヤノン(標準型) 使用説明書

画像はカメラレビュー誌に連載されていた「復刻名機の使用説明書」の中のハンザ・キヤノンの物です。
All1ss
 内容は画像にあるように、カメラ付属の説明書ではなく、近江屋写真用品(株)からでていた報国写真読本昭和11年11月版からの復刻となっています。

ハンザ・キヤノン(標準型)もあまり見る機会のないカメラですが、興味のある方にはこの資料も参考になるのではないでしょうか。上の画像では見難いと思います、大きな画像を参考にしてください。

大きな画像(約1.5MB)


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ニコンS型 改良私案

ライカM3が発表された後の写真工業1954年7月号は35ミリカメラの特集などが組まれていました。
その号に白松正氏執筆による、国産カメラ改良私案という記事があり、ニコンも取り上げられていました。
S

それにはニコンS型をレバー式巻上げ、ギヤ式フォーカシングの廃止およびレンズ鏡胴部のヘリコイド内蔵、それによる基線長の延長が可能、同シャッターボタン位置の見直し、ファインダー倍率や見易さの改良、シャッターダイヤルの不回転化や数字の見易さの改良、迅速巻上げへレバー操作やワインダーの提案などの私案を記してありました。

巻き上げレバーやファインダーの改良、不回転シャッターダイヤルなどはこの号の少し前に発表されたライカM3の影響を大きく受けていると感じました、この半年後に出たニコンS2型では画面サイズの変更や、私案に取り上げられたレバー式の巻上げ、私案に無いクランク式の巻き戻し、ファインダーの改良など皆さんご存知のとおりです。

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ニコンS新発売紹介記事

画像は光画月刊1951年2月号の新製品紹介ニュース部分です。
Ss

紹介内容はごく簡単なもので、定価も載っていません。
また、M型との違いでシンクロが内蔵されたのみとの説明があります、その文末部分で「1秒から1/500秒までの各スピードの全部を普通のフラッシュにもストロボフラッシュにもシンクロすると日本光学では言っている。」とあります。これを見た時、思わず、この当時既にFP発光のストロボが在ったのかとツッコミを入れたくなりました。

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ニコンSP 最初?のカタログ

画像は、裏面右下の数字などから、おそらくはニコンSPのカタログとしては最初の版かそれに近い物では無いかと思われます。
Omotes
Nakas

これまでのニコンカメラ用カタログと同じように、1枚物を2つ折りにしたもので、表面が白黒赤青の4色刷り、中面は青インクの代わりに黄色の4色刷りでした。

以前に紹介しました日本語版英語版各12ページのカタログと比べますとやや見劣りしますが、こちらの方があまり見かけないように思います。、

この中に出てくるニコンSPですが、番号が末尾1桁は読み取れませんがその他は620000*と一桁台目のモデルです。

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おこりやすいカメラの故障 シャッター編

表題はフォトアート昭和24年6月号(創刊2号)の連載?記事で、この頃のカメラの起こりやすい故障の紹介と予防法などを櫻井 實 氏(桜井 実 氏)がまとめたものです。
下はその記事の一部ですが、その中で、氏はマイナス50~60度での低温実験の機会があり、そこにカメラを持ち込んでのシャッターの実験もしたそうです。画像の文章冒頭部分はその際持ち込んだカメラの機種を言っています。
(カメラはライカ、ローライオートマット、同U型、セイコーラピットシャッターとのことです。)
S

見て分かるかと思いますが。低温で真っ先に使えなくなったのが布幕フォーカルプレーンシャッターのライカと書いています。因みに、この記事の時点では、ニコンカメラはまだM型は市販されておらず、I型でした。

確か、昭和25年に朝鮮戦争が起こると冬の厳冬時の朝鮮ではニコン以外は低温で動かなくなってしまったが、ニコンS型(M型?)は問題なく撮影が出来、ライフ誌の紙面をニコンとニッコールで飾ったといった話を思い浮かべ、もし、テストしたカメラがニコンだったら、フォーカルプレーンシャッターの評価も違っていたかもしれないと思った次第です。

また、最後のほうに日本光学のニコフレックスが85ミリF2.8付き(*)でしかもレンズ交換が可能なような文言が見られ少し興味を引きました。これは皆さんご存知のように、35ミリ判ニコンへと開発は一本化されましたが、この頃は、まだ巷の情報ではそうではなかったのでしょうか。(75年史によると昭和21年10月に一本化を決定)

S_2

(*):設計図では8cmでビューニッコールがF2.8、撮影用ニッコールが4枚玉テッサータイプ?のF3.5に読めます。


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ニコンMとキヤノンオートアップの広告

下は今から59年前、光画月刊1950年8月号のニコンとキヤノンが並んだ広告部分です。
Nikonm19507s
ニコンMはカメラとしてある程度熟成されて安定した性能を出せるようになり、評判が上がってきた頃ではないでしょうか。それが上のような文言になっているのだろうと思います。

一方、先輩のキヤノンはアクセサリーの近接撮影用補助具オートアップの広告でした。
このタイプのオートアップはニコン用にももう少し後になるかと思いますが、社外品で出ました。
また、S2の専用アクセサリー近接撮影装置は先日広告を紹介しましたのでご記憶の方も居られると思います。
以前にこのキヤノン用に似たニコン用社外品のオートアップを借りて試用した事がありますが、パララックスの大きさに苦労させられました。
近年、割合安価に社外品のオートアップが売られているのを見かけたりしますが、先の苦労があり食指はのびません。今更ですが、やはり接写は一眼レフに限りますね(汗)

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S2そっくりさん、レンズシャッターのコンドル

以前にフォーカルプレンシャッターカメラでニコンS2そっくりのカメラを紹介しましたが、今回はより安価なカメラでレンズシャッターのコンドル35です。
S235

比較に同時期のニコンS2広告と並べてみました、比較してみてください。
タナックSDやメルコンII型以上に似ていると思います。このカメラも珍品で、めったに見かけません。

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手持ちで容易に一呎半の接写が可能です

ニコンS2の広告です。
S2s
S2の専用アクセサリー近接撮影装置の宣伝ですが、距離の表現が1.5フィートではなく、1呎半というところに時代を感じてしまいました。
現在なら45cmの接写は、一眼レフでは一般的な標準レンズの最短距離で、ごく普通に使っていますが、レンジファインダーはパララックスの正確な補正がネックでした。
このように、撮影距離範囲を絞って対応しても、実際には視差の補正は完全にはできませんので、撮影にはフレーミング時に余裕を持たせてトリミングで調節するなどが必要だったのではないかと思います。

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専門家がテストしたニコンとそのレンズ

Nya

光画月刊1951年5月号に掲載されていたものです。
以前に紹介しましたニューヨークタイムズ1950年12月10日のニコンカメラ記事と同じ新聞記事の訳文ですが、今回のものは新聞記事より半年足らずの時期のもので、表現がいささか堅苦しいものとなっています。(以前に紹介した四十年史のものは昭和34年頃の編集だと思われます。)
これを見ていて、なんだか現在の機械翻訳の表現に似ていると感じてしまいました。

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ニコンSカタログ

先日のニコンS新発売広告に続いてカタログを紹介します。

Omotes
Uras中面は2色刷りでしたので、グレースケールで編集しました。

このカタログが先日の広告にて2月完成予定としていたタイプの物かは分かりませんが、最も良く見かけるニコンSのカタログではあります。これはほぼ同じデザインの英語版もあったようです。
因みに表面のオレンジ色は以前に紹介しました「ニコンSの使い方」表紙の色と共通です。


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1950年頃の国内外の35ミリ判カメラ

先日は1949年頃の物でしたが、今回はその翌年で、別冊日本カメラ・カメラ年鑑1951年版にあった国内外の35ミリ判カメラの一覧です。
1950351s
1950352s
195035s

この時点では、出て半年程度経っていますが、ニコンM型は画面サイズが24×34ミリですが、なぜか24×36ミリと間違って載っています。
また、オリンパスは先日の物では初代のI型、いわゆる招き猫でしたが、1950年10月現在の物では既に24×36ミリのIV型が載っています。
他にミノルタ35もサイズ変更に早く対応したほうで、所謂E型、サイズは24×34.5ミリとなっています。しかし、こちらも他の雑誌などでのメーカー広告では24×36ミリの画面サイズも見られました。

一方海外ではほとんどが24×36ミリで、24×24が3機種、他にロータリーシャッター搭載ハーフサイズのマーキュリーII型程度でした。
そう言えば24×24ミリサイズでは上のテナックスカメラが有名だったためでしょうか、テナックス判と呼んでいた場合もあるようです。


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ニコンS 新発売広告

先日のニコンM発売広告などに続きニコンSの広告です。
Nikons19512s

この広告では社名が日本光学工業株式会社ではなく、日本光學工業株式會社と旧字体を使っている事が少し珍しいです。
掲載されていた雑誌は光画月刊1951年2月号で、ニコンS発売は1951年1月ですので、新発売時の広告で、これがニコンSとしては雑誌初登場だっただろうと思います。
この頃はちょうどBCBタイプのフラッシュガンが発売されだしたころでもあり、雑誌でも特集が組まれていたりしました。

また、右下に小さくS型カタログが2月に完成予定、希望者は郵券(切手)を添えて申し込むような記述が見られます。ニコンではありませんが、昭和40年代ころまでは、いろいろなカタログの請求にも送料分の切手を送るのが結構普通に行われていましたし、私も他社のカタログを請求する際に切手を添えていた覚えがあります。
確かオリンパスのM-1は店頭では薄いカタログが置いてあり、切手を入れてカタログを申し込むと厚手の詳しいカタログを入手できたような覚えがあります。今ではこのような例は少なくなっていますね。

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1949年のライカ型国産カメラ

画像はフォトアート1949年12月号の特集・陳列窓「オール国産カメラ」の中のライカ型カメラ部分です。
1949alls

大きな画像

文頭にありますように、この頃はいわゆるニホン判(ニコン判)や他に24×24ミリサイズがいくつか見られ興味深いです。
上の画像、文頭拡大部分です。
Photo_2

ニコンI型発売から1年余の時期で、明るい暗箱によると、既にM型への改良は済んでいましたが、国内での発売は翌年春ころで、このフォトアート掲載時にはニコンI型が載っていました。
Nikonm19506

上の広告は光画月刊1950年6月号の広告部分です。M型の広告はこのように翌1950年の春以降でした。


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ニコンSPの使い方(使用説明書)

ニコンSPの使い方、取り説の見開き表紙部分です。


P1ss

これはたぶん最終かそれに近い版で、裏表紙下部にほかの版で見られる亀蔵雄策氏のサインが無くなっています。


All1s
All2


全ページの大きな画像(約2.6MB)です。

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ニコンSP 御注意&お願いなど(使用説明書)

ニコンSPの使用説明書の2ページ目と5ページ目です。
3種類が縦に並んでいますが時期により説明文に変化が見られ、それぞれの時期を反映しているようで興味深いです。
そんな中で共通タイトルではありますが、「ニコンの手入れ」など当時の「ニコン」は日本光学のカメラという事を如実に現していると思います。
P2alls

因みに上から下へと時代が新しくなっています。(昭和32年、34年、39年版)


ブログサイトの関係で大きな画像を載せられません、大きな画像(約1.7MB)はこちらにあります、参考にしてください。

また、後日、SP使用説明書の最終版?の内容を紹介したいと思います。

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ニコンSPカタログ英語版(その2)

下は以前に紹介しましたニコンSPカタログ英語版とは別の物です。
こちらは米国の現地法人が独自に出していたもので、ロゴなどは亀倉雄策氏デザインのものを採用していませんでした。サイズも日本で印刷された物と比べますと横幅が5mmせまく、縦サイズは逆に21ミリほど高い縦長となっています。(表紙、裏表紙含め12ページ)
Spcatalogeusainca

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ニコンSPリミテッドエディション

2005年に何の脈絡もなく?限定発売されたニコンSPリミテッドエディションカタログの表紙です。
Spl1


まだ近年の事ですので皆さんご記憶だと思いますが、これは現定数2500台を2005年春に予約注文で受け付けていましたが、現定数には実質届かず、だぶついたSP-Lが市場で当初の半額以下で取引されていたりします。
当初はすぐに売り切れるいう憶測と、高額だった為に売り切れず、その後安価に市場に流れるという観測が出ていました。結果は後者でありましたが、個人的にはブラック塗装が魅力的に写りました。
Spla
カメラ雑誌各誌に掲載された広告の1頁です。黒地に黒字でのSPロゴがおしゃれですね。


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カメラジャーナル85号

表題のカメラジャーナル85号はニコンS3 2000年記念モデル発売に関するものでした。
85a
この記念モデルは以前に2000年限定品販売広告でも紹介しましたが、2000年4月から6月までの受注期間内に受けた数量は必ず販売するというもので、当時の価格48万円プラスケース25000円の約50万円と高額でしたが、8000台余の受注数で、その後は、ご存じのようにあぶれたカメラはかなり安価に売られています。

実用派には安価に新品のニコンが買えて良かったのですが、このカメジャの出た頃は、まだ、受注期間内で、確定数も出ておらず、販売されたほとんどのカメラはコレクションに死蔵されるだろうということが書かれていました。

さて、この表紙のカメラは長徳さんが当時から使っていた物だそうで、なるほど、外バヨネット部分などはかなり減っていて、使いこまれていることが分かります。
レンズの方ですが、現行時に入手していたとしたら、全て後期型で、ニコンF時代に購入された物だろうと思われます。

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ニコン(S系)製造オーダー一覧表

下はニコンカメラの製造オーダー一覧表とのことです。
Sa(ニコン物語 P.347より)

製造オーダーコードは以前に「ニコンF2などのプロダクト(製造オーダー)コード」で紹介しました。

今回のものは、荒川氏が、当時の製造命令書の控え記録からの写しを、一覧に表したようです。

因みにこれら製造オーダーのアルファベットなどの意味ですが、例えば6FBの6はニコンS系のボディにある刻印の頭の数字と同じ意味を持つそうですが、S2、S3と開発が進んで一桁頭に数字が追加されていきました。
(S3派生機種のSPやS4、S3Mは更に英数字が中間に追加されています。)

で、アルファベットの方ですが、初めのFは写真機関係、次のBは本体を表しているとの事です。
因みに初めのアルファベットには、他にMは顕微鏡関係、Hは測量機関係などがあるそうです。
次のアルファベットでは本体Bの他にレンズはL、アクセサリーはA、ファインダーはDといったものが割り振られていたそうです。
それらを組み合わせると、例えば、ニコンFではボディが20FB、同SPは26F2B、Fマウントレンズでは20FL**、S系は6FL**、F系ファインダーは20FD**、モータドライブはF系は20FA**、S系は26FA**といった塩梅です。

*このようなコードは1979年の図版規定で改定された為、現在はあてはまりません。

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世界最高の技術的成功

1958年6月の各カメラ雑誌に掲載されたニコンS3広告です。
S319586a

発売後割合すぐ(1958年3月発売)のニコンS3の広告なのですが、説明文にはS3とは一言もでてきません。
前年には既に共通のシャッターを持つニコンSPが発売されているからでしょうか?
SPやS3といった新型ニコンのシャッターの宣伝と、新発売のニコンS3とを絡めたというのが真相でしょうか。

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カタログ番号 

S2の頃くらいまでのニコンカメラなどの説明書やカタログには、片隅に「カニシ1」とか「Ca2S2」、「カ2カ2」といったような文字が印刷されている場合があります。

これは型録番号と呼ばれていて、社内管理コードだったと思われます。
しかし、これの意味はちょっと分かりませんでしたが、S2の説明書の日本語版ではカニシ1、カニシ2、カニシ3といった文字が見られますし、同じように英語版ではCa2S1やCa2S2の文字が見られましたので、最後の数字がカタログ装丁の違いをあらわしていそうです。

また、あまり見かけませんが、説明書の隅にカタログ番号とは別に印刷会社と思われる社名が印刷されている場合もありました。
下はその部分です。
2

この株式会社ベントンは古くからニコンと関わりがあり、このような説明書やカタログ、パッケージの印刷を手がけていたそうで、現在も取引は有るとのことです。

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亀倉雄策氏最初の取り説デザイン

日本光学が亀倉氏との関わりを持つようになり、ポスターや広告、説明書などのデザインを発表しだしたのは1954~5年頃からでした。
下はニコンS型の使用説明書としては最終のタイプで、以前にニコンS2の説明書を紹介しました時少し紹介しましたが、このバージョンから亀倉氏のデザインとなりました。

Nikonsa


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国産35ミリカメラ最初の倍数系列シャッター

ニコンカメラはI型からS型まではシャッターの機構的なものはほとんど変わりがありません。
しかし、ニコンS2から速度も1/1000が増やすなど新設計のものでしたが、このシャッター速度の配列は今日で言う倍数系列となりました。
「ニコン物語」によりますと、この倍数系列のシャッターを採用した国産最初の35ミリカメラがこのニコンS2型だったとのことです。

ニコンS2が発表されたのは昭和29年ですから、もっと早くから他の国内メーカーで出ていたと思っていましたので、これは少し意外でした。
それまではいわゆる国際系列と呼ばれた1、1/2、1/5、1/10、1/25、1/50、1/100、1/250、1/500といった今ではやや変則的とも思える配列となっていました。

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最初のニコン概略図

これはニコン物語に出ていた高橋実氏の書いたニコンカメラの概略図で、この中には、おそらくニコンの構造を図解した最初の資料ではないかと書かれています。
A

また、これには大事な忘れ物があり、それは、レンズ交換などの際必要なヘリコイド部の無限留めで、「このように大事な機構が忘却されてしまったということは、信じ難い珍事であった。」と書かれています。
確かに、この図を見ますと、それらしい機構は見当たりませんね・・・・
また、当初はダブルマガジンで構想されていた事もわかります。

因みに、この作図者の高橋氏はニコンS2のシャッター設計者でもありまして、その時の事を以前少し紹介しましたので、覚えている方も居られるのではないでしょうか。

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ニコン S-36展開図

ニコンS-36/S-72の修理指針にある展開図の一部ページです。
S361a
これら部品は次期モデルにあたるニコンFのモーター「F-36」とあまり変わっていません。


下はF-36(左)とS-36(右)の本体カバーから外した状態の図です。

Fs36

F-36に有るコマ速変換の「遅延装置」を取ってしまえば、ほぼ、S-36に転用が可能に見えます。
また、実際にそのような改造によるS系モーターも有ると聞いています。

このようにS系からFまで昭和32年から昭和49年の現行期間、ほぼ変わらない機構を保ち一線で活躍していたことは、ニコンカメラのモータードライブの完成度が高かったことを示しているといえます。


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ニコンS3の使い方(使用説明書のデザイン)

ニコンS3の使用説明書の表紙です。右が英語版、左は日本語版です。
S2やSP同様にこちらも言語により配色を変えてありました。
S3je

S3復刻の際の説明書でも同じデザインですが、こちらは赤い文字でYEAR 2000と改行後の下の段にLIMITED EDITIONが表紙のNikonの下に追加されています。また、そのバランスをとる為でしょう、僅かに文字全体が上に移動しています。さらにNikonの横のSはオリジナル版ではnに掛かっていますが、復刻版では離れています。
近年のNikonの書体はこの当時より文字の傾斜が少し起きていますが、こちらの復刻版でもやはり近年のデザインと同様に文字が起きています。

S3newa

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ニコンS2 使用説明書(使い方)

ニコンS2中期頃の使用説明書です。こちらの右上緑の表紙の物の内容です。
S2
S2_2
まだ、この頃は5cmF1.1は出ていませんでした、また、フードはねじ込み式の物からスプリング式へと変わっています。

*アップロードした画像はリサイズされてしまいますので、もう少し大きな画像を見たい方はこちらへ。
S2使用説明書前編
S2使用説明書後編

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ニコンS2 使用説明書のデザイン

これはニコンS2の取り説の表紙です。
S2a

2種類の色違いで並んでいますが、以前にニコンSPのカタログやニコンFの取り説の時に記しましたように、こちらも色違いで日本語と英語版になっています。
上の方が下の物より時期的には古いものとなっていて、それぞれの右側が日本語版、左は英語版です。

これら説明書で同じ表紙デザインでも時期により内容に少し違いがある物がいくつか見られ、例えば、レンズフードが初期はシリーズフィルターを挟み込む分割、ねじ込み式の物が載ってますが、後にはラッパ型のスプリングフードになっていたり、レンズやアクセサリーも追加されていたりします。
そのうち内容を紹介したいと思います。

また、この説明書の表紙デザインも亀倉雄策氏です、このような説明書のデザインを氏が手がけた初めの物は1954~5年頃でニコンSの最後期タイプになります。
それ以前は横長のものでしたが、このタイプのS型説明書では異なったデザインがいくつか見られ、初期はニコンM型とほぼ同じものでした。

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ニコンS2カタログ

ニコンS2のカタログです。
S2catalog
S2catalog_2(Y氏資料より)

変則の4つ折1枚もので、白黒青の3色刷り、時期は1956年頃と思われます。
まだ、マイクロ5cmF3.5や5cmF1.1が発売される前のもので、複写装置が小型(SA)、中型(PA)と呼ばれていた時期です。
このカタログではカメラの特徴などは説明されていますが、仕様表といったものは載っていません、これは取り説(使用説明書)でも同様でした。

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ニコンSPポスター

Spa4
昭和32年に発売されたニコンSPのポスターです。
亀倉雄策氏のデザインで、毎日デザイン賞などいくつかの賞を受けているとのことです。

私の好きなポスターです、B1サイズのオリジナルはとても少ないそうですが、A3サイズでスチロールのパネル材に張られている店頭用?の物(コピー品?)はいくつか目にしていますし、所有されている方も居られると思います。

右側黄色のSPの横に「NIPPON KOGAKU KK TOKYO JAPAN」の文字が入って無い物も書籍では見たことがあります、もしかしたら、何かに出展した物なのかもしれませんね。

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2000年限定品販売広告

2000a

これはニコンエキスプレス2000年2月23日号の最終ページの一部分です。
S3の復刻とミクロン7倍が限定で販売されることを広告しています。
これが一般に発表された最初の広告の1つだったように記憶しています。

この時はまだS3の販売方法、価格、付属品の詳細は出ておりませんでした。
その後4月6日より6月30日まで受注、受注数は必ず販売するという、希望者全員が手にする事ができるものでした。
また、価格は480000円とし、ケースは別売りで25000円、残念ながら、これ以外の別売り付属品は販売されませんでした。

受注総数はおよそ8000台程度といわれ、この手のカメラ、価格の限定品としては相当多く生産されました。
また、当初は受注後の7月から順次出荷される予定でしたが、生産数が多数になり、出荷は秋(10月)にまで遅れる事になりました。
注文者には、その遅れの連絡と共に昭和35年頃のニコンカメラカタログの復刻版を送付しました。

この後ニコンカメラの復刻品はS3 LIMITED EDITION BLACKが2000台、SPブラック復刻モデルが2500台の合計4500台と2000年以降に12000台以上の新品ニコンカメラが市場に出てきました。

ミクロンの方ですが、金色はおめでたい?ので結構ですが、個人的には6倍でブラック塗装モデル、または外装をチタンにした6倍モデルを出してほしかったところです。

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ニコンSの使い方

ニコンS型の使用説明書(日本語版)の表紙です。
Sa

ニコンS2以降の機種に関しては、割合ウェブ上で使用説明に関するものを見かけますが、案外とこのS型は少ないようです。
S型は基本的にはI型やM型と同様と考えて良いので、画面サイズやシンクロ部分以外は下の説明書で代用しても差し支えないと思います。
S1a
S2a
S3a

尤も、ニコンMやI型を所有されている方なら、この程度の資料はとうに持ち合わせて居られるでしょうから、S型を初めて使われる方以外はそれほど有用ではないかもしれません。

説明書の最後のほうにはストロボ使用の際の記述がほんの少ししか載っていませんが、以前に少し紹介したシンクロの説明も参考にしてください。

この頃の説明書には仕様のような記述がなく、画面サイズが24mm×34mmであった事などを示すものはありませんでした。

容量の都合でグレースケールにしましたので、分かりにくいかもしれませんが、一応オリジナルでは説明の中の矢印部分は赤色になっています。
なお、この版の英語版は表紙が青色、内部の写真などは共通です。

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S3オリンピック(再生産型)カタログ

下は以前に紹介しましたニコンS3オリンピック(再生産型)のカタログです。表紙のブラックのS3は格好良いですねぇ・・・
S3olympiccataloga

これを見ますと、Fマウントシステムへの移行が進み、レンジファインダーシステムがかなり縮小していることが分かります。
交換レンズなどは先日のカタログ時の20本から7本へと、アクセサリーもかなり減ってしまっています。
とはいえ、カタログの紙面の都合上代表的な物を紹介している為で、アクセサリーは実際にはもう少し多くあったようです。

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ニコンカメラ・ケースの友?

復刻ではない、ニコンS系を使ってらっしゃる方はご存知だと思います、純正下ケースには背面の革の厚み部分が2つに割れ、中に名刺程度が収納できるポケットになっている物が有ります。
その中には下のようなカードが入るようです。
A
上はニコンSP以降に入っている物、中はS時代、下はS2時代の物です。


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ニコンSPカタログ英語版

以前にニコンSPカタログ日本語版の物を紹介しました。
今回は比較の意味で同じ体裁の英語版を紹介します。
Spcatalogea

使われている写真は同じものですが、配色が違うだけで随分と印象が変わるものですね。


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ニコンカメラ・ニッコールレンズ定価表(昭和31年10月)

以前にニコンSPの価格など昭和32年10月の価格表を紹介しました。

今回はそれを1年ほど遡り昭和31年10月の物を紹介します。
311aa
312aa

ニコンS2システムの価格です、これが、ニコンFシステムが登場しますと、いくつかのレンズなどは価格が引き下げられます。

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ニコンSP取り説 どちらが古い?

Spp28a
Spp28a_2

上の画像はニコンSPの取り扱い説明書「ニコンSPの使い方」の28ページ部分ですが、どちらが古い物か分かりますか?

両者の違いを精査すると分かります。

因みに両者の裏表紙右下の記号は片方はありません、もう一方はF1003(62.5.A)B)です。

右のページも多少ヒントになるかもしれません。
上はメートル表示の機体、下はフィート表示です。
答えは分かりましたか?




上画像、表の中の標準レンズ50cmはミリ表示時代になってからの誤植と思われます。この誤植はさらに後の64年版でもそのままになってました?また、コストダウン?を図ったのか、60年代に入って印刷が1色少なくなっています。(右ページ参照)他に、日本語版は距離環もメートル表示の機体を使うようになりました。

フィート表示のニコンSPでは、ほとんどが距離目盛は50フィートが最大になっています。初期ロットのみがS2ブラックダイヤルと同じように100フィートまで目盛ってあります。

答えは上が後期下が初期の取り説です。因みにカメラGetの付録のSP取り説は初期の物からの復刻です、また、メーカー純正のモノクロ・リプリントも同様に初期の物からのコピーと思われます。

ニコンSPはニコンFほどは初期型の需要が無く、6200***番台でも同程度ならあまり価格差は無いように感じています。
ということで、100フィート表示の初期型ニコンSPは結構な珍品なのですが、もしかしたら案外普通の価格で取引されていたりしそうです。

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ニコンS2 1/1000秒の追加

ニコンカメラS系開発の様子などはニコン物語と明るい暗箱に詳しい記述が見られます。

その中のニコンS2での1/1000秒追加に関する部分を少し紹介します。
196a(明るい暗箱P.196~7より)

当時の日本光学の特許関係のデータが四十年史にありまして、フォーカルプレンシャッターに関する部分の文章と合わせて見ますと、裏づけが取れて面白いです。
ただ、特許申請時の発明者がシャッター設計担当者と記されている高橋実氏ではなく、責任者の更田氏と上田氏となっています。
6523a

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ニコンS2 海外の評判広告

1956年頃カメラ雑誌に掲載されたニコンS2の広告ですが、広告内に朝日新聞の記事内容を一部転載して、海外での評判を広告しています。
S2a

右下に「海外におけるニコンS2の評判」といった小冊子を進呈するとあります。
その冊子は以前に紹介しましたので既にご存知の方も居られると思います。
しかし、実際に配布された冊子は紹介したとおりタイトルは「海外におけるニコンカメラの評判」となっていました。

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ニコンS型最初のポスター

ニコン75年史にあったニコンS型最初のポスター画像です。

A

画像ではコントラストが低く、非常に見難いですが、右上にはカタカナでニコン下の行に小さな文字でニッコールコーテッドレンズと記してあるように見えます。

撮影は早田雄二氏との事です、おそらく1950年代の早い時期だと思われますが、時期はちょっと分りませんでした。このポスターの後1955年以降では亀倉雄策氏デザインのものとなります。

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昭和29年 ニコンSシステム価格

カメラ販社が独自に出していた仕様や価格を載せたカタログのニコンS関連の部分です。
19541a
19542a
以前に昭和28~9年頃の35ミリフォーカルプレンカメラの価格を紹介しました、ニコンSに関しては変動はありません。
今回はそれらのアクセサリーなどの価格も全てではありませんが、代表的な物の価格が載ってますので紹介します。
このカメラ仕様の中でちょっと判り辛いのがフード・フィルターサイズでアタッチメントサイズ43mmの5cmF1.4は44.5mmとなっています。おそらく被せ式フードやキャップなどの為の外径だと思われますが、当時の日本光学純正フードはネジコミ式の2分割の物で、その間に平枠のシリーズVIIフィルターを挟みこむ方式となってました。
当時、確か日本光学では44.5mmのカブセ式フィルターは出ていませんがキャップはカブセ式がありましたので、それに合わせた表示だったのかもしれません。(*それ以前、M型時代にはカブセ式フィルター有りました)
アクセサリーの価格表に載っている5cm用各種フードがそれに該当します。
同様に5cmF2も40.5mmアタッチメントサイズに対し42.5mmサイズは外径と考えられ、純正フードに着けられるフィルターはシリーズVIでした。

価格には接続コード付属とあります、蛇足ながら、これは当然モータードライブとの接続コードではありません、S型からフラッシュとのシンクロ接点を設けてありますので、それに対応したフラッシュシンクロコードをさしていると思われます。
また、カメラ紹介の部分で24×36mm判となっていますが、正確には24×34mmの画面サイズですね。

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S型用250枚撮りモータードライブ図

20fa94l250mda(The Complete Nikon Rangefinder Systemより)

この図は名称が「20FA94L組立図」となっているところの“20”を傍線で“20”とし、少し分り難いですが、“26”としています。26FA94LはF型用の250枚撮りモータードライブではなく、S型(SP/S3)用の250枚撮りモーターを指します。
出図時期も分り難いですが昭和35年4月12日となっています。F-250が出ましたのは同年秋ですし、同時期にS-250も紹介されてますので、時期的には合点がいきます。
また、一応図面上背面のコマ速切り替えツマミは省かれています。
ただ、両マガジン間の寸法をF-250と揃えてあり、その為に正面から見て右の電源コネクタのある方が少し間延びしたような状態になっています。わざわざF-250と同じにする理由が分りません、何か機構的な収まりの関係があるのでしょうか?謎です。

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ニコンS2広告の比較

下は国内各カメラ雑誌に掲載されたニコンS2の広告です。
S219554a(写真工業1955年)

一方、こちらはLIFE誌に掲載されたスペイン語?の珍しいニコンS2の広告です。
S2life1955a(LIFE1955年)

2つの広告は同じ頃のものですが、国内向けは日本光学工業社内での製作、下は亀倉雄策氏のデザインとの事です。
海外向けはニコンの書体に早くも斜体のロゴマークのはしり?を使い、センスの良い広告に仕上がっていると思います、一方、国内向けはニコンI型以来あまり代わり映えしない、デザインには力を入れてないような、新機能の説明のものとなっています。
因みに、亀倉氏がニコンの国内向け雑誌広告のデザインを手がけるのは、ニコンSPやニコンFが出る1950年代末頃になってからと聞いてます。

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ニコンS系 交換レンズと付属品一覧

下のグラフはS系のレンズ及びアクセサリーなどの発売期間をあらわしたものです。
グラフの上は四十年史からのもの、下は75年史からのものです。
S40
S75

75年史の方は四十年史からの修正と思われ、レンズやアクセサリーの製造(販売?)期間などにいくつか違いが見られます。
私にはどちらが正しいのか分かりませんが、75年史の方はどうせならカタログにレンズやアクセサリーなどが載っていた昭和42~3年頃までのデータを載せて欲しかったところです。

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ライカM3

フォトキナにてライカM3が発表された時、日本光学はニコンS2をほぼ完成させ発表の時期を待つ程度までになってました。
しかし、M3が発表され、その完成度の高さなどから急遽各部の見直しが行われ、巻き上げレバーへの変更などの後に発表されました。当初の発表予定より数ヶ月遅れてしまったと言われています。
下はライカM3の詳報として北野氏がフォトキナの当地から送ってきた写真工業25号のレポートのトップページです。
M31a

この記事の中で北野氏は等間隔目盛りの一軸不回転シャッターは褒めてますが、「レバー巻き上げはコンタックスより一歩前進であるが、レチナには及ばず、ライカビットの方が更に進んでいる」と評すなどのほか、巻き戻しノブやファインダーも意外に評価は辛いものとなっています。
最後に「今こそキヤノン、ニコンがこれまでの経験を活かしながら、ライカの後を追わず、奮起一番方向転換をして新基軸を出すべきではあるまいか。」と結んでいます。多くの日本のメーカーはこのあと一眼レフカメラへの移行をしたのは周知のとおりです。

この記事の中で使われている画像はカタログの転載でとても若い番号700026のM3がいくつか出てきます。
記事はこちらにありますので参考にしてください。


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ニコンSP ファインダー構成図

これはニコンSPの修理指針にあるファインダー光学系や距離計、フレームの部品構成をあらわしたものです。
Sp

以前にSPの解説記事の載った写真工業の表紙やそれより前にニコンSP紹介冊子などを紹介しました、その中にある記事の光学系要領図や距離計ファインダー機構要領図と上の図は同じ物を使っています。(番号などの引き込みは適宜変更されています。)

修理指針にあるイラストは、実物と照らし合わせる事により、機構を理解するのに好適な場合が多いですね。
ただ、F2までと違い、それ以降ではカメラの造りの合理化が進み、ユニット部品化が顕著になり、修理なども部組品単位での交換や、更に電動化、電子化が進み私の弱い頭ではますます理解できなくなってしまいました。

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特集ニコンSP

画像は写真工業の1957年11月号でニコンSPが表紙になっています。
Spa

ニコンSPが発表間もない時に刊行されたもので、特集としてグラビア8ページにわたり掲載されています。
これは以前に「ニコンSP 紹介冊子」として紹介しましたものの元になっている記事で内容は全く同じものです。

表紙の写真とその冊子の写真も同じものと思われますが、ニコンSPの書体は冊子の物は亀倉氏デザインのSPと倣った?ものとなっています。

これらの内容についてはこちらを参考にしてください。

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ニコンSP & S2広告

ニコンSPが発売された翌々月のニコンカメラの広告です。
Sps2a

ニコンSP発売時のこの広告では価格が出ておりませんが、当時F1.1付き(ケース付き)で139500円、F1.4付き(同で98000円、S2はF1.1付き(同)124500円、F1.4付き(同)83000円、F2付き(同)68500円でした。
因みにほぼ同じ時期、ライカM3はドイツ本国で1130マルク(当時の日本円で約90000円)でしたので、ニコンSPにF2付き(新発売当時設定はなかったようですが)が83500円で、母国どうしでの比較では、あまり価格差がなかったのです、私はもっと価格差があると思ってましたので意外に感じました。

*ニコンSPですが、2年後(ニコンF発売時)には13000円ほど価格が安くなっています。

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ニコンS2広告

1956年12月写真工業のニコンS2の広告です。

S22a

ニコンS2なら開放F値1.1という深度の浅い大口径レンズでも充分対応できる高性能な連動距離計を備えているという広告です。
以前に、同じようにS2で、優れた平面性の大型圧板を宣伝したものを紹介しましたが、シリーズものになっていたのかもしれません。
ただ、この頃のニコンカメラの国内広告には、亀倉雄策氏のような外部のデザイナーを起用してなかったようで、下のようにS2広告のロゴデザインに関してもいろいろあって、統一性といった感じが希薄でした。
S2

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変倍式距離計ファインダー

下の画像はニコン物語270ページに掲載されていた変倍式距離計ファインダーの試作オーダー品の図面です。
A
これが出図された時期が昭和26年12月で、この頃2年たらずの間は変倍ファインダーの開発に集中したのではないかという記述がニコン物語に見られます。
図の画面サイズ(フレーム)を見ますと35×24mmで、なるほど、時期が昭和26年では、まだニコンS型が現行品でした。
では、なぜ次期のニコンS2型にこれら試作がされた変倍式のファインダーが採用されなかったのでしょう?
「この頃の試作品は視野率は95%でまずまずだが、視界を示す境界線がボケて見難く、繰り返された試作での再三の設計の改良でも芳しい結果を見ることが出来なかった」という内容の文がありました。
また、この図の時はファインダー部分のみの試作だったようですが、その次のオーダーではカメラの試作となり、シャッター機構など着々と改良が進んだが、ファインダーの問題は解決しなかったとのことです。
他にそれらに伴う重量や、セルフタイマー機構に難点があった事が試作報告に記されていたとありましたので、結果見送られたということでしょうか。
もし、当時この変倍ファインダーが問題無く完成していたら、35mmから135mmまでの変倍ファインダー組み込みのニコンS2型が出て、ライカM3と肩を並べるカメラになっていたかもしれませんね。
しかし、実用になる変倍ファインダーを持ったニコンは結局登場せず、ニコンSP-2型も試作で終わってしまったのが残念です。

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ニコンS、S2時代のシャッターテスター

ニコンカメラもS型時代にはそれまでの数年間の物より格段に信頼性があがり、ニューヨークタイムズに掲載されるほどの評判になりました事はご存知のとおりです。
その信頼性向上には製品の組み立て技術や、部品精度の向上、検査技術の向上が必然でした。
四十年史の中にある、ニコンカメラの検査に関する記事、特にシャッターテスターに関する部分を紹介します。1a
2a
シャッター試験機も効率化や精度を求めていろいろな物が開発、使われていたことが分かります。

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ニューヨークタイムズ1950年12月10日のニコンカメラ記事

画像は以前ライフ社からの初注文で少し触れましたニューヨークタイムズの記事です。
19501210a
(日本光学工業四十年史復刻版より)
この記事に関する訳も昭和30年代初めの表現でいささか堅苦しいですが、同史に載ってましたので紹介します。
19501210

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「Nikon」カメラの生産実績

画像は日本光学工業40年史(復刻版)の554ページに載っていたニコンカメラの昭和22年末から32年初めころまでの生産実績グラフです。
A
生産性の向上の様子やおおよその月別の生産数も分かります。
それと、初めの頃の数字で修正してある部分が見られます、時間が出来たら「明るい暗箱」の数字とも照らし合わせて見たいと思います。

月産100台を超えるのに2年以上要しています、特にI型時代の初期不良の修理・再組み立てなどのドタバタした様子がこのグラフからも何となく想像できます。

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ニコンSPカタログの配色

今回はSPカタログの英語版と日本語版の表紙の画像です。
Spcatalogb
一目瞭然ですが、バックのSPロゴの色が日本語と英語版では違います。
取り説もこのカタログと同じ配色になっています。

そう言えば、ニコンFの前期の白い縦長の取り説も表紙のレンズの色が日本語版が緑系のクリーム色なのに比べ、英語版は藤色のような薄紫となっていました。

取り説の各国語判でこのように一部色を変えていたのはニコンFの前期頃までで、その後は配色による違いは無いようです。


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ニコンSP カタログ

画像はニコンSPが出て間もない頃のカタログです。

Spcataloga_2

デザインや使われている写真は使用説明書とほとんど変らないのですが、フラッシュガンやモータードライブなどは別途用意されたものを使っています。
また、SP初期ですので、2.1cmF4や10.5cmF4はまだ発売されておらず、カタログには載っていません。

ついつい、番号に眼が行ってしまうんですが、このカタログ画像の中に6200004番とか6200010番の若い番号のSPが出てきます、一般に三桁の数字の若い番号のモデルは手に入れられる可能性はそれほど低くはありませんが、二桁や一桁の若番はほとんど無理です、でもこのくらい初期のモデルを手に入れてみたいものです。

番号の話題ついでに、SPの番号帯620万台がS2の一部に使われていたそうです。これは、あまり知られてはいない事だと思います。

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ニコンS2と5cmF1.1広告

ニコン用の大口径標準レンズ5cmF1.1が出た翌1957年10月の写真工業のニコンの広告です。
S25cmf11195710a
大口径F1.1の浅い(薄い)焦点深度でも充分なフィルムの平面性確保し対応できるように、フィルム圧板が大型になった事を紹介しています。
確かにこのモデルから圧板は大型化され、それが後継のSP、及びFやF2でもほとんど同じ大きさで受け継がれていますね。

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ニコンS3Mの性能と特徴

昨日に続きニコンカメラのモータードライブネタです。
写真工業97号には「新鋭カメラとメカニズム」が特集され、その中に日本光学製品ではニコレックス(35)とニコンS3Mが掲載されてました。
今回はそのS3Mを紹介します。
S3ma
これを見ますとS-36とS-72が内部機構は違いが無く、単にフィルムカウント部分の違いでしかない事や巻上げに掛かる時間も3分の2になる事が判ると思います。

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S2そっくりさん

画像はニコンS2とその同時期に出ていたライカマウントのレンズ交換式レンジファインダーカメラでニコンS2に似ていると言われていたメルコンII型とタナックSDを並べたものです。
S2a

メルコンIIのボディダイキャストはライカM3を思わせる長円形ですが、エプロンからファインダー廻りはS2に似ているように感じます。
タナックSDのファインダー廻りや軍艦部はわりとS2に似ているとは思いますがマウント廻りは擬革のみですので私の印象は全体の雰囲気はそれほど似ているとは感じませんでした。

詳しくは知りませんが、これら2台は意匠の問題からか短命に終わり、珍品として扱われめったに見かけることはありません。

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ニコンI型初期

画像はニコンI型の初期カタログのコピーと珍しい5cmF3.5付きニコンI型です。
Nikon1catalog_olda
Nikon15cmf35a
ほとんどが5cmF2付きで出荷されたと聞いていますので、上の画像のような状態のニコンカメラはとても珍しいと思います。
Nikon1a
ニコンI型の図面です。


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砂型鋳物

ニコンカメラ(I型)は開発当初は本体をダイキャストで設計していたそうです。
ダイキャストはそれまで軍用の双眼鏡などに使用経験があり、採用が決まったそうです。
しかし、当時の技術では裏ブタの嵌る溝などの細かい部分はダイキャストでは出来なかったとの事で、後に機械加工が必要な部分が多数出てきてしまいました。
当時のダイキャストでは肉が厚い部分はその部分が多孔質になってしまい切削加工の際のスができたり、不純物の結晶が析出しカッターが欠けてしまうなどうまくいかなかったようです。
日本光学では自前で砂型の鋳物工場を持っており、材質から精度にいたるまでの要求を満たす事ができ、結局ダイキャストを諦め本体は砂型鋳物で作られたという経緯があったということです。
これは基本設計が同じですのでニコンM、Sも当然砂型の鋳物です、ですのでS2以降のニコンカメラと比べるとずっしりと重いのが分かると思います。
その後、質の良い素材や技術の進歩によりダイキャストで高い精度の物が作られるようになり現在まで本体はダイキャストが使われるようになったとのことです。

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カメラジャーナル ニコンS3再々生産

カメラジャーナル61号はニコンS3の特集でした。
61a
これは1998年5月号で、執筆時期が4月初めだった為、ちょうどこの頃がニコンカメラ誕生50年だった事をネタにしてチョートクさんが知人をだました事などが記されていました。
しかし、その2年後にはS3-2000モデルが発売され、現実のものとなりました。
この頃から発売の企画ははじまっていたようですから、もしかしたら、どこかからリークした情報をエイプリルフールに絡めたのかもしれませんね。

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S用カメラアクセサリー価格表

下の画像は昭和45年前後頃のニコンS系アクセサリーが発売されている終わり頃の価格表です。
S1a
S2a
S3a
S4a
今の貨幣価値とは随分違いますが、もし、今、この表に載っている物全て新品をこの価格で売ってもらえるなら、即金で買ってしまいますね。(大汗)
*モータードライブF-36となっているのはS-36の間違いだと思われます。

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ニコンSPII & SPX

画像はニコンSPの後継機として当時開発が進められていた試作機です。
Spa
ズームファインダーの所謂SPのII型には魅力的なニッコールS35mmF1.4No.631001が付いています。
SPの復刻版が出た時、このレンズが付いてきて欲しかったという声が結構聞かれましたね。
また、バヨネットマウント、TTL露出計内蔵の所謂SPXですが、このマウントはほとんどFマウントに見えるんですよ。
試作段階ではまだ、マウントは決まってなくて、とりあえず身近に有る(汗)Fのマウントでも着けてしまえって、間に合わせで付いているのでしょうか。

えっと、試作機の事を記した資料があった筈なんですが、何処にしまいこんだのか忘れてしまい(汗)、探してみて見つからなかったので、また、出てきたら、もう少し詳しく書いて見ます。


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ニコンSのS接点のシンクロ速度その2

以前にニコンS型のスピードライト使用時のシャッター速度に関する事を少し記しました。
確か普通のモデルではS接点で1/20で使うのが作法なのですが、一応経験上1/30でストロボを同調させても大丈夫、1/40では一部ケラレるのでNGだといったようなことを書いた覚えがあります。

今回はそれに類する資料が写真工業1953年9月号に載ってましたので画像を一部掲載します。
Sa

上の画像はポータブル・ハーシュー・サンライトII型というスピードライトを使用して光の回り方などを検証したものと、ニコンS型のS接点使用時の最高シンクロ速度の検証時の写真です。

このときの記事によりますと、(下段の写真でもわかると思います)「ニコンのSソケットにコード・プラグを接続し、ネガ全面にシンクロさせる最高のシャター・スピードは1/30だ(第三図)」となっています。
(しかし、上段の右の50ミリレンズ使用時以外は中段のものも含め1/20を使っています。)

また、私はすっかり忘れていましたが、記事の「ニコンは、シャターを捲く迄はフラシュ回路は閉じたままとなっている。それ故、撮影したら直ぐフィルムを一齣進めておくか、又はシャターの接続コードを抜いておく事が大切である。」の部分を見て、随分前にS接点に発光準備済みのストロボのコードを挿した瞬間に発光したのを思い出しました。この時巻き上げ前の状態だったという訳です。

現在手持ちのコードは、外皮が硬化ししかも一部表面がひび割れてボロボロですので、手製のコードでしのいでいますが、やはり純正の状態の良い物が欲しいところです。しかし、なかなか見つかりませんね。

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遂に完成!ユニバーサルファインダー完全内蔵のニコンSP

「遂に完成!ユニバーサルファインダー完全内蔵のニコンSP」
この広告はニコンSPが新発売された時のものです。
Spa_3
さて、このSPのユニバーサルファインダーの望遠側はカラフルな色でダイヤルを回して見るのも楽しいのですが、この構造を簡単に示した模式図がアサヒカメラ33年4月号のニューフェース診断室に掲載されてました。
Spa_2
この図を見ると一目瞭然ですが、フォーク状マスクの移動に伴い、フレームの切れている位置も移動します。
このことに関し、件のアサヒカメラでは「前のフレームの区切られた単線の形が、伸びたり縮んだりあたかも生きているように変化するのはどうかと思われる。」と評してますが、私はあまり気になりませんでした。
皆さんはどうでしょうか?


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ニコンSPの驚異の窓

少々大袈裟なタイトルですが、これはニコンSPの広告のコピーです。

ユニバーサルファインダー搭載のSPの優秀性をアピールしていると思いますが、私はどうも大袈裟に感じてしまうのです。ニコンSPのファインダーも素晴しいのですが、それよりも3年も前に出たライカM3の存在が大きい為だと思っています。

Spa


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S-36の電源

ニコンS-36は大きく分けますと前期型と後期型に別れ、前期型は使用電圧も9ボルト(単3電池6本か単2電池6本)の2線式、後期型はF-36と同様に単2を8本使う3線の筆筒型のようなバッテリーケースを使います。
また、コード類も後期型はF-36と同じ物ですが前期型は2線式をつかいます。
ただ本体の電源入力コネクタの形状は同じですので前期型の2線式にも後期型の電源コードプラグは入りますしその時の極性も同じでプラグ中心部の穴はプラス、周辺部の先はマイナスになっていますので一応動作させる事は可能です。
しかし、前期型の調整を9ボルトの速度で行っていますと、後期型の12ボルトではコマ速度が上がってしまい単写時に於いて(同調しなくなって)空振りが発生して連写状態に陥ることが頻発しますのでご注意ください。
前期型の2線式バッテリーのボタンを押すと連写のみ対応します。(この時本体の方はCに合わせてください)

F-36と共用のバッテリーケースは比較的見つけやすいので前期型に流用する場合の注意ですが、先ほど記しましたように12ボルトのままですと同調が難しく壊す恐れが出てきますので電池6本のみ使用するように工夫をし、バッテリーケース側のスイッチを操作しないようにしてください。
(ケースのスイッチを操作しテスタをあてますと分かりますがプラグの極性が切り替わってしまいます。)
私はF-36に付属していた電源プラグを使い別にコンパクトな単3電池ケースを自作しました、このようなプラグを別に入手できるなら自作は割合簡単に出来ますので、オリジナルに拘らないならお勧めします。

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ニコンSPやS2の多重(二重)露光の仕方

ニコンFやF2以降の世代の方にとっては、ニコンSP以前の一軸回転式シャッターダイアルのニコンカメラでは、説明書などの資料がないと多重露光を行うのは結構戸惑うのではないでしょうか。

そこで、今回はニコンSPやS2での多重露光の手順を紹介します。

ニコンFやSPでは1回目の露光後A-RリングをRに合わせて巻き戻しクランクを回しフィルムをシャッターダイアル中央の赤い点が1回転を少し超えるまで巻き戻し、その後A-RリングをAに戻し、再びレバーを巻き上げて任意の速度で撮影を行えば多重露光は可能です。

S2以前では回転式シャッターなのでこの方法は使えませんが手順はSPなどより簡単です。
まず1回目の露光後再びシャッターボタンを押しながら、高速側シャッターダイアルをやや押し気味に左回転にとまるまで回してやればシャッターのみチャージできます。その後任意の速度で再露光を与えればOKです。
A-Rリングや巻き戻しクランク、巻き上げレバーは使いませんので注意してください。

ニコンFやSPでは多重露光を使いますとフィルムカウンターがその分進んでしまいますし、A-Rリングの操作や巻き戻して巻き上げる動作をしなければいけませんが、S2ではシャッターダイアルを回してシャッターのみチャージできますので簡便でカウンターも進まないのが利点だと思います。
とはいえ、私は、S2やSP、Fで多重露光を数えるほどしか使ったことが無く、最近はこれらでは全く多重露光を使っていません。私の場合、ニコンF2の多重露光が使いやすく信頼性も高い為そちらをメインにしているからなのですがそれでもめったに使わない行為には違いがないです。

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オリオン精機 ミラックス

今回はあまり知られてはいない撮影補助具、ミラックスの紹介です。
画像はその記事で写真工業12号に掲載されていたものです。
A

ミラックスはレンジファインダーカメラを一眼レフのように使うための器具として開発し所謂望遠レンズを付ける為だけのレフボックスではないと解説記事の冒頭部には記してあります。
ベローズアタッチメント(フォーカベル)や専用レンズを出すなどかなり意欲的なものだと言う事が記事から伺えます。

私はニコンSマウントレンズを付けるマウントアダプタを作る素材にこのミラックスの後期型のジャンク品を流用しましたが、レリーズ関係まで揃ったミラックスとフォーカベルの完品を見つけるのは結構難しい逸品ですのでもし見つけたら是非ゲットすることをお勧めします。

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ニコンS3

画像は写真工業73号に掲載されたS3のグラビア記事です。
S31a
S32a
S33a
2ページ目に載っている写真のS3の番号ですが6301702となっています、掲載が5月号、ニコンS3発売が3月ですので記事の出稿の頃には既に多数が出荷されていた事が伺えます。
簡単にまとめますと昭和33年3月発売、価格は5cmF1.1付き(ケース付き)が127500円、同F1.4付き(ケース付き)が86000円、同年6月に5cmF2付きが追加発売され、途中昭和34年3月21日に価格改定で1.1付きが96800円(ケース別2200円)、1.4付きが71800円(ケース別2200円)、F2付きが59800円(ケース別2200円)となり35年10月まで出荷しました。
その後昭和40年8月に限定再生産が始まり9月より販売が始まりました、これが所謂「S3オリンピック」でブラックボディのみ2000台製造、レンズ付きは新型50mmF1.4で価格は71400円(ケース別2600円)でした。
前期型と後期オリンピックモデル(再生産型)を足しても15000台足らずの生産台数でしたが、ご存知のように近年ミレニアムモデルなどが10000台以上追加されましたので現在は買い易い価格に落ち着いていると言えます。


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新型ニコン S2

ニコンS2は昭和29年12月に発売されました。
発売時の価格は5cmF1.4、ケース付きで83000円、同5cmF2、ケース付きで69500円でした。
等倍ファインダー、レバー巻上げ、クランク式巻き戻しを備えたカメラは当時国産ではS2が初めだったと思います。
画像は写真工業32号に掲載された技術資料のはしりと取れる内容の紹介記事です。

余談ですが、S2は通常品はファインダー内5cm枠のみですが、極僅か(8.5cmか10.5cmか分かりませんが)望遠レンズ用の目安の四隅フレームが付いた物があります。一般に市販された物ではありませんので非常にレアです、もし見つけられたら入手する事を強くお勧めします。

S22a
S23a
S24a
S25a
S26a
S27a
S28a


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ニコンS型価格の変遷

シンクロ機構を内蔵したこのS型は国内外で好評を得、販売台数も37000台に迫るものでした。
発売は昭和26年1月で5cmF1.4付きが74400円、5cmF2付きが54300円ととても高価でした。
これが一年余後には価格改定され昭和27年4月の記録ではF1.4付きが81200円、F2付きが60900円となり、更に昭和28年6月の記録ではF1.4付きが79040円、F2付きが59280円となっていました。
ただ、これら記録がケース付きだったのか或いはそれらの有無の混合なのか判別できませんでしたので大体の目安程度にみておいてください。
また、当時物品税の税率の変更や硝材などの原材料費、人件費などの高騰があったのか判りませんので価格改定の背景もわかっておりません、当時の事情などご存知の方居られませんでしょうか?


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ニコンSP型用近接撮影装置

画像はカメラ雑誌に掲載された連載もの広告「ニコン教室6」です。
これは先日紹介しました近接撮影装置解説記事の続編ともいえるもので対象機種はSP、S3、S4で先回のSから2世代あとのモデルのアクセサリー紹介広告です。

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この頃はまだ旧機種用の近接撮影装置も在庫があったようで当時の価格はS型F1.4、F2各レンズ用がそれぞれ7280円、S2型F1.4、F2各レンズ用がそれぞれ8000円でした。
また、SP、S3、S4用の方ですが、新発売時はやはりF1.4、F2レンズ用それぞれ8000円でしたが価格改定され安くなりました。


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ブラックニコン

画像は写真工業1954年4月号に掲載されたニコンカメラと報道写真の記事です。
35ミリカメラと高速レンズの機動性や優位性などの紹介に加えてブラックニコンの紹介が入っています。
おそらくニコンカメラの黒塗装バージョンを一般へ紹介した初めの記事ではないでしょうか。
(この記事を書かれているのは明るい暗箱やニコン物語の執筆をされた荒川氏です。)

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ニコンカメラ用(S型)近接撮影装置解説

画像は写真工業1952年11月号に掲載されたニコンカメラ用の近接撮影アダプタの解説記事です。


このアダプタを使用しての最近接が約45センチ、これは一眼レフの標準レンズでも多くが使える距離ですが、レンジファインダーカメラでの近接撮影はパララックスが大きくなりますし、手軽に行える近接アダプタとしてはこの辺までだったのでしょう。

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半世紀前の品ですので、この近接撮影装置の光学系が僅かにくもっている物も結構あると思います。
ファインダーの分離がしっかりしてないと実用には厳しいですが、幸いニコンSはそれ以降の機種より分離がよく、見やすい物が多いので、その点での心配は少ないですね。

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ニコンRFカメラ用オシログラフユニット

画像はニコンS型時代にでていたオシログラフ撮影用の機器です。
詳細は分かりませんが、画像を見るに標準レンズにアタッチメントレンズとレンズホルダーを着けたニコンカメラをオシロユニットに固定して使っていたのではないかと思っています。
CRT画像を撮影するにはシャッターを全開にしなくてはなりませんが、ニコンSは全開時間が短く制限も多く苦労しただろうと思います。

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このT-120型オシログラフユニットの詳細をご存知の方コメントを頂けたら嬉しいです。

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ニコンカメラの距離計の利点

ライカなどのLマウント距離計連動カメラはレンズ後部のカムがコロを押して距離計を動かしています。
ライバル?のニコンカメラやコンタックスはボディに標準レンズのヘリコイドを内蔵し、他の焦点距離はこのヘリコイド部にある内爪と連動させて距離計を動かしています。

この方式の利点は距離計のプリズムやミラーなどの角度を大きく動かしやすい(スペース等の関係であまりレンズの後ろを出っ張らせることができないライカのカムの繰り出し式に比べて)ので距離計の精度が出し易く、距離計の狂いも出難い事が利点です。

他にはレンズを作る際にレンズの距離環の回転角度を同じにすればよいのでライカマウントのレンズのように
傾斜カムやダブルヘリコイドでコロを押す量を調整するなどの手間は掛けなくて良いのも利点ではないでしょうか。

ヘリコイドを持たない標準レンズは焦点距離と無限遠だけ厳密に守って作れば良いので 製造もその分楽になっているのでこれも利点に挙げられると思います。

反面ボディにヘリコイドを組み込まなければならないという手間とコスト、重量が余分にかかる欠点もあります。
特に標準レンズを全く使わないのであればその思いはより大きいと思います。

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ニコンS3MとモータードライブS-72

画像は各カメラ誌に掲載された日本光学の広告の1ページです。
内容はニコンS3Mとそのモータードライブの紹介です。
個人的に興味深いのは3芯コードの極性を変えることにより各種動作を制御する紹介記事やS3Mの書体がCenturyでは無くSPやS4に近いもので表現されている事などです。
また、モーターの価格もバッテリーケース付きで販売され50000円と他のニコンカメラ用(F用及びS系用)同じなのですがバッテリーケースは(画像では6本用に見えますが)初中期の6本用なのか中後期の8本用なのか明記されてません。

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昭和25年当時のニコンの価格

画像は昭和25年3月25日現在のニコンの価格表のコピーです。
「三・四cmF三・五(ケース付き)」とあるのは3.5cmの誤植と思われます。
I型とM型が併売されていたのか列記されているのが興味深いです。

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ニコンカメラの名称

レンジファインダーのニコンカメラの名の由来というか意味ですがだいたい以下のようになっているようです。

ニコンI型:日本光学工業で最初に製作した35ミリ判精密小型カメラですが、当初は単に「ニコンカメラ」でI型の名称はついていませんでした。その後発売されたカメラとの区別のためI型と称するようになりました。

ニコンM型:ニコン版とライカ版の中間(Middle)、MはアルファベットでL(ライカ)とN(ニコン)の間等諸説あるようですが、改造とか修正との意味である「Modified」のMが最も有力なようです。しかし、本当のところははっきりしません。

ニコンS型:シンクロ機構を内蔵した「Synchro」のSから由来が来ています。

ニコンS2型:S型を改良した次とのことでS2型になりました。久野幹雄氏の著書「レンジファインダーニコン」にはS2E型(モータードライブカメラ)との記述がありますが、ニコン社内的には「S2型用モーターワインダー(カメラ)」と呼んでいたようです。写真工業での紹介記事にもそのような表現がされています。(SP以降はモータードライブとなりました)

ニコンSP型:I型からS2型までのファインダー機能を向上させ、S型カメラの最高級機種で「Professional」の頭文字「P」を合わせて名称が決まったと聞いてます。

ニコンS3型:SP型の普及型として発売され、S2型後継機とのことからS3型になったようです。S3系はロゴの書体がSP以降の一軸不回転シャッターを持つ兄弟カメラの中ではcenturyと異なっています。

ニコンS4型:キヤノンPなどとの価格面での差を埋める為S3型を更に簡素化し、ニコンカメラ奉仕版としてでました、S3の次とのことからS4型になりました。

S3M型:モータードライブ撮影での高速化を図るため、S3型の基本性能を残し画面サイズを半分にしたハーフサイズカメラで登場し、「Motor」のMから由来が来ています。

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昭和時代のニコンカメラ(S系)用サードパーティ製レンズ

主にまだS系RFニコンカメラが現行だった頃、ニッコールでは無いいわゆるサードパーティ製のレンズがいくつかでてました。
そのいくつかの中には一部コンタックス(含本家)と共用の広角レンズも含まれますが一応列記します。
また、今回はここ何年かに出されたフォクトレンダーのレンズなど最近の物は含まず古めの物に絞りました。
他にご存知の方、コメントや情報を書き込んでいただけないでしょうか?

ビオゴン21mm F4.5
キヤノン 28mm F3.5
ズノー  35mm F1.7
ジュピター12 35mm F3.5
ビオゴン 35mm F2.8
タナー  35mm F2.8
ソリゴール35mm F2.8
コムラー 35mm F2.8
テレサール35mm F3.5
エイコール35mm F3.5
プラナー 35mm F3.5
ズノー  50mm F1.1
フジノン 50mm F1.2
ズノー  50mm F1.3
コムラー 85mm F1.8
ズノー  100mm F2
コムラー 105mm F2
コムラー 105mm F2.8
コムラー 135mm F2.8
コムラー 135mm F3.5
タナー  135mm F3.5
エイコール135mm F3.5


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ニコンI型の発売時期(2)

ニコンの75年史を読みますと「国内小売価格をニッコール50mmF2付きで57690円と決定し、昭和23年3月から発売に移った。」といった記述がありました。
これが正しいかは判りませんが他に昭和23年9月に貿易公団と200台の商談がまとまり10月より出荷(50台)が始まったといった内容もありその海外出荷分を堀氏は指していたのかもしれません。

また、5cmF3.5の標準レンズ付きははたして発売当初出ていたのかも知りたいところです。
23年8月頃にはF2の大口径レンズの量産が始まってるようですのでそれ以前はもしかしたらF3.5付きで出ていたのかもしれません。
(一応前出の23年6月の光画月刊の広告にはF2付き、F3.5付きが載っていました。)
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ニコンI型の発売時期

今日久しぶりに「明るい暗箱」を読み返していたら気になる事が書かれていまして、ニコンの社史なども調べてみました。
それはニコンI型の発売に関してなんですが、「明るい暗箱」ではニコンI型は4月には発売できる数が用意できず夏頃発売されたと言うような内容が書かれていました。
で、私はI型は23年3月発売だとばかり思い込んでいましたので「ニッコールレンズ読本3」や「50年の歩み」「75年史」などの年史部分を見てみました。
やはり「ニコンの世界」や「ニッコールレンズ読本3」では23年3月の発売となっていましたが「50年の歩み」では23年4月になっていました。
また、「ニコンのシステムとメカニズム」や「ニコンテクニカルマニュアル」など写真工業に掲載されていますニコンの歴史部分(堀邦彦氏)には23年10月という記述も見られます。
ニッコールレンズ読本66年版やその後の67→68年版では発売時期に関する記述は無く1947年に試作が出来上がり49年まで発売されたという内容が書かれていました。
発売時期としては23年3月、4月、夏、10月の説があったようです。
まだ他に説があるのかもしれませんが私の乏しい資料ではこれくらいの物しか見つけられませんでした。
因みに国内における雑誌に掲載された広告では23年6月の光画月刊にニコンカメラの画面サイズがニコン判(24×32ミリ)で経済的であるコピーと共に5cmF2やF3.5のレンズ付きで発売されているかのような広告がでてました。
皆さんは発売時期は何時頃だったと思いますか?


私は一応ニコンさんが出している書物の最新部分での記述である昭和23年3月説が有力だとは思っています。
が、根拠があるものではありません。(汗)

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RFニコン黄金期

この広告はアサヒカメラ昭和34年9月号に掲載された物です。

コピーの数字は日本光学工業株式会社が出来て42年という意味だと思うのですが、それから現在まで更に48年ほど経ってしまったんですねぇ・・・今年で創立90年ですか。

この時期はニコンFが発売されて間もない頃(約2ヶ月強)であり、ニコンSP,S3、S4の揃い踏みの私にとっては最も羨ましい時期でもあるのです。


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余談ですが、S3だけ書体を変えた意図はなんでしょうね?

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ニコンSの焦点検査

画像は写真工業4号に掲載されたニコンカメラ(S型)の焦点検査の紹介記事です。(1952年9月号)
ニコンI型から4年ほど経た時期で製品も安定した均質の物が送り出されるようになった頃のものですね。
記事を書かれた小秋元氏は後に日本光学の取締役も勤められ「35ミリ精密カメラ」みすず書房(1954年)を執筆されています。この本は朝日ソノラマから1996年に復刻され読まれている方も居られると思います。
(写真が見やすいように大きなサイズを入れました)

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ニコン新型ユニバーサルファインダー

この新型ユニバーサルファインダーは等倍のファインダー像の中に各焦点距離の画角のフレームをターレットを回して現すシンプルなファインダーでした。
例外として広角28mmは縮小光学系アダプターを追加して35mmフレームを28mm視野まで広げています。
シンプルながら等倍で実用にも良さそうなファインダーでしたがなぜか商品化は見送られたようで私自身は市場でこのファインダーを見たことはありません。
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Rニッコール5cmF3.5

Rニッコールは発売時にマイクロニッコールと改称されたました。
Rニッコールの「R」とはreproduceのことではないかと思いますが記事にはこの事はふれられていませんので実際の所は判りません。

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1956年6月の写真工業の記事です。

リプロニッコールという産業用レンズも有りますがこれは昭和40年代の登場ですしニコンマウントやニコンFマウントの物は出てはなかったと思います。
詳しくは知りませんが概要程度をまたの機会に紹介したいと思います。

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ニッコール5cmF1.1

これは写真工業昭和31年6月号に掲載されたニッコール5cmF1.1の記事の画像です。

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大口径高速レンズ故、レンズフードは大型で効果の高い物が用意されました。

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ニコンカメラの第1号機と言われている画像です。
シリアルは判別できませんが近年公開された6091のドンガラと軍艦部の刻印などが同じですのでそれに近い番号のモデルか6091のバラされる前の機体ではないでしょうか。

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ニコンI型初期の頃はダブルマガジンの物が有ったといわれてます。

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モーターワインダー

S2型用の連続撮影機構は1957年3月、ワシントンでの「国際写真機材展覧会」で発表され、その後報道向けに出荷されましたが当時は「モータワインダー」と呼んでいたようです。
一方、SP用の連続撮影機構はカメラの発売と同時期の1957年9月でしたが、発表当初より「モータードライブ」と呼称していました。

呼称が変わった理由としてはS2型用はカメラのレリーズ釦でシャッターを切るためワインダーとし、その後改良されたSP型用からはモータードライブとなったそうです。


後のワインダーとしてはニコマートELW/ニコンEL2用のAW-1がありますが、この頃は連続巻上げが出来ない物をワインダーとして区別していたので後のEMなどカメラ本体のレリーズ釦のみでシャッターを切るモーター巻上げ装置でも連続巻上げ可能な物はモータードライブと呼称しています。

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ニコンSのS接点のシンクロ速度

ニコンSの頃はフラッシュバルブが主流でしたが海外ではその頃からそろそろスピードライト(ストロボ)がメインの光源になりつつありました。
その為輸出がメインのニコンカメラもそれに対応するため同調速度の高速化などの改良がしばしば行われていたようです。
具体的にはニコンS初期の頃(所謂MS黒目など)はS接点の同調速度は1/8でストロボに使用してました。
その後の取り説を見ますと、MS型の赤目の頃くらいからその同調速度が1/20になったのではないかと思われます。
で、普通に見られる通常のSの黒目は1/20での同調で大丈夫ですが実際には1/30でも画面のケラレ無く使用できます。
幕速は画面幅34mmを20ミリセカンド程度で横切っているので本当ですと1/40でも大丈夫なはずですが私のカメラではNGでした。もしかしたらしっかり調整をすれば大丈夫なのかも知れませんが一応ニコンSでは1/30秒でもストロボの同調は可能と覚えておいても良いかと思います。

今ではあまり考えられませんが、当時のストロボはタイムラグが大きいものが多数存在していたとのことですので、おそらくそれらを考慮しての遅めの同調速度ではないかと考察しております。

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ニコンS2の出来るまで

写真工業1956年2月号のグラビアページに掲載されたS2製造の画像です。
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これらを見ますと熟練者の手作業がいかに多くて大切だったかがうかがい知れますね。

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ニコンS2 海外におけるニコンカメラの評判

ニコンS2が出て暫くしてからの海外の反響などを記した冊子です。

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ニコンS3オリンピック(再生産型)

ニコンS3のいわゆるオリンピックモデルと言われている再生産型のS3ブラックですがこれは新聞記事の切り抜きコピーにありますように昭和40年の9月半ばから販売が開始され限定2000台が11月末までに出荷されたようです。
ただ、時期からも判るようにオリンピックというのはふさわしくありません、なぜS3オリンピックと言われるようになったか、それはこのカメラに着けられているガウスタイプの新タイプのレンズにあります。
東京オリンピックが開催される前、昭和38年前後くらいに、SPが報道機関からの要請もあり再生産されたのですが、そのときは新しいガウスタイプの50mmF1.4付きでSPが販売されました。
しかし、実際に報道機関で使われていたSPにはオリンピックニッコールではなくほとんどが3.5cmF1.8などの広角レンズだったようです。
その頃はまだオリンピックニッコールという呼び名は無かったのですが何年か後に新タイプの50mmをそう呼ぶようになり、それが着けられていた再生産型のS3もいつしかS3オリンピックと言われるようになったそうです。

また、2000台の限定だったにも関わらず暫くは売れ残っていたS3がいくつか有ったようで、もし、当時その売れ残りを買い占めていたら・・・って、ステレオニッコールの時にもそう思ってしまったのですが、そんな感想を持ったのは私一人だけじゃない筈です。

因みにS3オリンピックがケース付きで当時74000円、 S3 LIMITED EDITION BLACKが530000円(税別)でしたので時代を考えるとこの価格は妥当な気がします。今の中古(未使用品)価格からなら更に買い得感は高いですね。

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ニコンSP 紹介冊子

この画像はニコンSPの写真工業に載った解説記事を後に日本光学が編集して出した冊子の表紙などと記事の一部です。
以後いろいろな雑誌に載った記事を冊子にまとめてカタログ?としてニコンから出していますが(例えばモノマガジンのNASA仕様ニコンF3やF高速MDモデル紹介記事などの冊子)これはその初めの方ではないかと思います。

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ニコンSPの価格

画像はニコンSPが出た頃の価格表です。
発売当初は標準レンズはF1.1付きとF1.4付きは載ってますがF2付きは設定されてなかったようです。
またモータードライブを着けられるプレート付きSPはブラックのみだったように読み取れます。
同時注文ではちゃんと調整されてセット品として出荷されたと想像できますが、50年前に遡ってブラックニコンを購入してみたいですね。

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「Nikon」カメラ

昭和23年の「ニコンカメラ」(所謂ニコンI型)から昭和50年頃までは多少の例外はあるものの「Nikon」を冠したカメラというのはプロや高級アマチュアを対象としたシステムの発展製に富んだ高機能高級機をニコンカメラと総称していたように思います。具体的にはニコンカメラ(ニコンI型、Nikon1)、ニコンM型、ニコンS型各種、ニコンF、F2です。
その他に35mmフィルムカメラではニコレックスやニコマート(海外ではNikkormat)などは普及機、一般機として区別され当時「Nikon」は一目置かれた存在だったように思います。
例外はニコンオート35がありますが、こちらは国内向けで海外輸出はニコレックスオート35ででてましたので対外的には特に意識していたように思います。
しかしAi化以降はNikomatELWの後継機がNikonEL2と「Nikon」を冠したのをはじめ、NikonFM、FEと後のカメラにも全て「Nikon」を使うようになりました。
時代の流れから言えばそれが良かったのかも知れませんが、私、個人的にはやはり「Nikon」カメラは高級機のイメージがありましたので当時は違和感を持っていました。
とはいえ、F3が出てすぐにEMという当時最普及一眼レフも同時に買ってたりしてますので違和感はあったものの抵抗感はそれほどでもなかったようです。(汗)

画像はニコンI型のカタログです。
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電気モーター付きニコンS2(NikonS2E)

ニコンカメラで一般向け?では初のモーターワインダー装置はニコンS2用で昭和32年頃発表されました。
仕様は単3電池6本を収納する小判型の電池ボックスと接続ケーブルが付属してこれらを使用しておよそ毎秒3コマ(9ボルト時)の連続撮影や1コマ撮り、また毎秒2コマ(7.5ボルト時)も可能でした。ただ、これら連続撮影は電池の消耗による電圧低下やフィルムが巻き上がっていくと次第に摩擦抵抗が大きくなっていくため現在の物のように安定した数値ではなかったようです。
裏を返せば電圧を上げるとコマ速度も上げられるということですので12ボルトでは毎秒4コマ以上の撮影も可能でその場合はシャッター速度は1/250sec以上の高速が必要でした。
さて機構の簡単な解説記事の一部(写真工業64号より)を下に紹介します。

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