1950年10月のニコンカメラ価格?
以前紹介しましたケンコーブランド元の村上商会本店の価格表ですが、当時のニコンはM型が現行品で、価格が少し低いようです。おそらくは中古価格だろうと推察しておりますが、残念ながら、それがM型なのかI型なのかは不明です。
こんな価格でI型が手に入るなら、とても嬉しいのですが・・・
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
以前紹介しましたケンコーブランド元の村上商会本店の価格表ですが、当時のニコンはM型が現行品で、価格が少し低いようです。おそらくは中古価格だろうと推察しておりますが、残念ながら、それがM型なのかI型なのかは不明です。
こんな価格でI型が手に入るなら、とても嬉しいのですが・・・
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
日刊工業新聞社刊行の1958-9年版(日本写真機工業会編)の巻頭部分に掲載されていた全ての写真機、写真用品メーカーの広告部分で、掲載順になっています。(左上から右下へ順次)

カメラ年鑑向けの広告なのですが、製品の宣伝ではなく製品による作例を前面にしたもので、個人的にはとても好印象を持っています。また、各社の社マークなどが、今見ますと少し新鮮に感じます。
因みにこの年鑑の巻末部分にも広告は掲載されていますが、こちらは当事のカメラ雑誌などに見られるようなものが多く掲載されていました。(こちらは割愛)
日本光学の広告には使用カメラが「ニコンカメラ」となっています、時期を考えますと、当事の最新現行機はニコンSPになりますが、作例写真を撮った時期や使用カメラが必ずしも最新とは限りませんので、少し興味を引く表示の仕方ですね。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンS2の現地での発行による英語版カタログの表紙です。

これは日本国内でのカタログの半分程度の大きさでしたが、内容は濃く、表紙・裏表紙合わせて32ページのものでした。

ニコンS2からレバー巻上げ、クランク式巻き戻しが採用されました、上はレバー巻上げ、焦点調節、シャッターレリーズを右手一本での迅速撮影が可能なことをアピールしているページですが、このような内容は以前紹介しました日本語のカタログには見られませんでした。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
ライカM3が発表された後の写真工業1954年7月号は35ミリカメラの特集などが組まれていました。
その号に白松正氏執筆による、国産カメラ改良私案という記事があり、ニコンも取り上げられていました。

それにはニコンS型をレバー式巻上げ、ギヤ式フォーカシングの廃止およびレンズ鏡胴部のヘリコイド内蔵、それによる基線長の延長が可能、同シャッターボタン位置の見直し、ファインダー倍率や見易さの改良、シャッターダイヤルの不回転化や数字の見易さの改良、迅速巻上げへレバー操作やワインダーの提案などの私案を記してありました。
巻き上げレバーやファインダーの改良、不回転シャッターダイヤルなどはこの号の少し前に発表されたライカM3の影響を大きく受けていると感じました、この半年後に出たニコンS2型では画面サイズの変更や、私案に取り上げられたレバー式の巻上げ、私案に無いクランク式の巻き戻し、ファインダーの改良など皆さんご存知のとおりです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
表題はフォトアート昭和24年6月号(創刊2号)の連載?記事で、この頃のカメラの起こりやすい故障の紹介と予防法などを櫻井 實 氏(桜井 実 氏)がまとめたものです。
下はその記事の一部ですが、その中で、氏はマイナス50~60度での低温実験の機会があり、そこにカメラを持ち込んでのシャッターの実験もしたそうです。画像の文章冒頭部分はその際持ち込んだカメラの機種を言っています。
(カメラはライカ、ローライオートマット、同U型、セイコーラピットシャッターとのことです。)

見て分かるかと思いますが。低温で真っ先に使えなくなったのが布幕フォーカルプレーンシャッターのライカと書いています。因みに、この記事の時点では、ニコンカメラはまだM型は市販されておらず、I型でした。
確か、昭和25年に朝鮮戦争が起こると冬の厳冬時の朝鮮ではニコン以外は低温で動かなくなってしまったが、ニコンS型(M型?)は問題なく撮影が出来、ライフ誌の紙面をニコンとニッコールで飾ったといった話を思い浮かべ、もし、テストしたカメラがニコンだったら、フォーカルプレーンシャッターの評価も違っていたかもしれないと思った次第です。
また、最後のほうに日本光学のニコフレックスが85ミリF2.8付き(*)でしかもレンズ交換が可能なような文言が見られ少し興味を引きました。これは皆さんご存知のように、35ミリ判ニコンへと開発は一本化されましたが、この頃は、まだ巷の情報ではそうではなかったのでしょうか。(75年史によると昭和21年10月に一本化を決定)
(*):設計図では8cmでビューニッコールがF2.8、撮影用ニッコールが4枚玉テッサータイプ?のF3.5に読めます。
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
下は今から59年前、光画月刊1950年8月号のニコンとキヤノンが並んだ広告部分です。

ニコンMはカメラとしてある程度熟成されて安定した性能を出せるようになり、評判が上がってきた頃ではないでしょうか。それが上のような文言になっているのだろうと思います。
一方、先輩のキヤノンはアクセサリーの近接撮影用補助具オートアップの広告でした。
このタイプのオートアップはニコン用にももう少し後になるかと思いますが、社外品で出ました。
また、S2の専用アクセサリー近接撮影装置は先日広告を紹介しましたのでご記憶の方も居られると思います。
以前にこのキヤノン用に似たニコン用社外品のオートアップを借りて試用した事がありますが、パララックスの大きさに苦労させられました。
近年、割合安価に社外品のオートアップが売られているのを見かけたりしますが、先の苦労があり食指はのびません。今更ですが、やはり接写は一眼レフに限りますね(汗)
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
光画月刊1951年5月号に掲載されていたものです。
以前に紹介しましたニューヨークタイムズ1950年12月10日のニコンカメラ記事と同じ新聞記事の訳文ですが、今回のものは新聞記事より半年足らずの時期のもので、表現がいささか堅苦しいものとなっています。(以前に紹介した四十年史のものは昭和34年頃の編集だと思われます。)
これを見ていて、なんだか現在の機械翻訳の表現に似ていると感じてしまいました。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
先日は1949年頃の物でしたが、今回はその翌年で、別冊日本カメラ・カメラ年鑑1951年版にあった国内外の35ミリ判カメラの一覧です。



この時点では、出て半年程度経っていますが、ニコンM型は画面サイズが24×34ミリですが、なぜか24×36ミリと間違って載っています。
また、オリンパスは先日の物では初代のI型、いわゆる招き猫でしたが、1950年10月現在の物では既に24×36ミリのIV型が載っています。
他にミノルタ35もサイズ変更に早く対応したほうで、所謂E型、サイズは24×34.5ミリとなっています。しかし、こちらも他の雑誌などでのメーカー広告では24×36ミリの画面サイズも見られました。
一方海外ではほとんどが24×36ミリで、24×24が3機種、他にロータリーシャッター搭載ハーフサイズのマーキュリーII型程度でした。
そう言えば24×24ミリサイズでは上のテナックスカメラが有名だったためでしょうか、テナックス判と呼んでいた場合もあるようです。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
この広告では社名が日本光学工業株式会社ではなく、日本光學工業株式會社と旧字体を使っている事が少し珍しいです。
掲載されていた雑誌は光画月刊1951年2月号で、ニコンS発売は1951年1月ですので、新発売時の広告で、これがニコンSとしては雑誌初登場だっただろうと思います。
この頃はちょうどBCBタイプのフラッシュガンが発売されだしたころでもあり、雑誌でも特集が組まれていたりしました。
また、右下に小さくS型カタログが2月に完成予定、希望者は郵券(切手)を添えて申し込むような記述が見られます。ニコンではありませんが、昭和40年代ころまでは、いろいろなカタログの請求にも送料分の切手を送るのが結構普通に行われていましたし、私も他社のカタログを請求する際に切手を添えていた覚えがあります。
確かオリンパスのM-1は店頭では薄いカタログが置いてあり、切手を入れてカタログを申し込むと厚手の詳しいカタログを入手できたような覚えがあります。今ではこのような例は少なくなっていますね。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンSPの使用説明書の2ページ目と5ページ目です。
3種類が縦に並んでいますが時期により説明文に変化が見られ、それぞれの時期を反映しているようで興味深いです。
そんな中で共通タイトルではありますが、「ニコンの手入れ」など当時の「ニコン」は日本光学のカメラという事を如実に現していると思います。

因みに上から下へと時代が新しくなっています。(昭和32年、34年、39年版)
ブログサイトの関係で大きな画像を載せられません、大きな画像(約1.7MB)はこちらにあります、参考にしてください。
また、後日、SP使用説明書の最終版?の内容を紹介したいと思います。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
下は以前に紹介しましたニコンSPカタログ英語版とは別の物です。
こちらは米国の現地法人が独自に出していたもので、ロゴなどは亀倉雄策氏デザインのものを採用していませんでした。サイズも日本で印刷された物と比べますと横幅が5mmせまく、縦サイズは逆に21ミリほど高い縦長となっています。(表紙、裏表紙含め12ページ)

| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
表題のカメラジャーナル85号はニコンS3 2000年記念モデル発売に関するものでした。

この記念モデルは以前に「2000年限定品販売広告」でも紹介しましたが、2000年4月から6月までの受注期間内に受けた数量は必ず販売するというもので、当時の価格48万円プラスケース25000円の約50万円と高額でしたが、8000台余の受注数で、その後は、ご存じのようにあぶれたカメラはかなり安価に売られています。
実用派には安価に新品のニコンが買えて良かったのですが、このカメジャの出た頃は、まだ、受注期間内で、確定数も出ておらず、販売されたほとんどのカメラはコレクションに死蔵されるだろうということが書かれていました。
さて、この表紙のカメラは長徳さんが当時から使っていた物だそうで、なるほど、外バヨネット部分などはかなり減っていて、使いこまれていることが分かります。
レンズの方ですが、現行時に入手していたとしたら、全て後期型で、ニコンF時代に購入された物だろうと思われます。
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
下はニコンカメラの製造オーダー一覧表とのことです。
(ニコン物語 P.347より)
製造オーダーコードは以前に「ニコンF2などのプロダクト(製造オーダー)コード」で紹介しました。
今回のものは、荒川氏が、当時の製造命令書の控え記録からの写しを、一覧に表したようです。
因みにこれら製造オーダーのアルファベットなどの意味ですが、例えば6FBの6はニコンS系のボディにある刻印の頭の数字と同じ意味を持つそうですが、S2、S3と開発が進んで一桁頭に数字が追加されていきました。
(S3派生機種のSPやS4、S3Mは更に英数字が中間に追加されています。)
で、アルファベットの方ですが、初めのFは写真機関係、次のBは本体を表しているとの事です。
因みに初めのアルファベットには、他にMは顕微鏡関係、Hは測量機関係などがあるそうです。
次のアルファベットでは本体Bの他にレンズはL、アクセサリーはA、ファインダーはDといったものが割り振られていたそうです。
それらを組み合わせると、例えば、ニコンFではボディが20FB、同SPは26F2B、Fマウントレンズでは20FL**、S系は6FL**、F系ファインダーは20FD**、モータドライブはF系は20FA**、S系は26FA**といった塩梅です。
*このようなコードは1979年の図版規定で改定された為、現在はあてはまりません。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
S2の頃くらいまでのニコンカメラなどの説明書やカタログには、片隅に「カニシ1」とか「Ca2S2」、「カ2カ2」といったような文字が印刷されている場合があります。
これは型録番号と呼ばれていて、社内管理コードだったと思われます。
しかし、これの意味はちょっと分かりませんでしたが、S2の説明書の日本語版ではカニシ1、カニシ2、カニシ3といった文字が見られますし、同じように英語版ではCa2S1やCa2S2の文字が見られましたので、最後の数字がカタログ装丁の違いをあらわしていそうです。
また、あまり見かけませんが、説明書の隅にカタログ番号とは別に印刷会社と思われる社名が印刷されている場合もありました。
下はその部分です。

この株式会社ベントンは古くからニコンと関わりがあり、このような説明書やカタログ、パッケージの印刷を手がけていたそうで、現在も取引は有るとのことです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
日本光学が亀倉氏との関わりを持つようになり、ポスターや広告、説明書などのデザインを発表しだしたのは1954~5年頃からでした。
下はニコンS型の使用説明書としては最終のタイプで、以前にニコンS2の説明書を紹介しました時少し紹介しましたが、このバージョンから亀倉氏のデザインとなりました。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンカメラはI型からS型まではシャッターの機構的なものはほとんど変わりがありません。
しかし、ニコンS2から速度も1/1000が増やすなど新設計のものでしたが、このシャッター速度の配列は今日で言う倍数系列となりました。
「ニコン物語」によりますと、この倍数系列のシャッターを採用した国産最初の35ミリカメラがこのニコンS2型だったとのことです。
ニコンS2が発表されたのは昭和29年ですから、もっと早くから他の国内メーカーで出ていたと思っていましたので、これは少し意外でした。
それまではいわゆる国際系列と呼ばれた1、1/2、1/5、1/10、1/25、1/50、1/100、1/250、1/500といった今ではやや変則的とも思える配列となっていました。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
これはニコン物語に出ていた高橋実氏の書いたニコンカメラの概略図で、この中には、おそらくニコンの構造を図解した最初の資料ではないかと書かれています。

また、これには大事な忘れ物があり、それは、レンズ交換などの際必要なヘリコイド部の無限留めで、「このように大事な機構が忘却されてしまったということは、信じ難い珍事であった。」と書かれています。
確かに、この図を見ますと、それらしい機構は見当たりませんね・・・・
また、当初はダブルマガジンで構想されていた事もわかります。
因みに、この作図者の高橋氏はニコンS2のシャッター設計者でもありまして、その時の事を以前少し紹介しましたので、覚えている方も居られるのではないでしょうか。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2種類の色違いで並んでいますが、以前にニコンSPのカタログやニコンFの取り説の時に記しましたように、こちらも色違いで日本語と英語版になっています。
上の方が下の物より時期的には古いものとなっていて、それぞれの右側が日本語版、左は英語版です。
これら説明書で同じ表紙デザインでも時期により内容に少し違いがある物がいくつか見られ、例えば、レンズフードが初期はシリーズフィルターを挟み込む分割、ねじ込み式の物が載ってますが、後にはラッパ型のスプリングフードになっていたり、レンズやアクセサリーも追加されていたりします。
そのうち内容を紹介したいと思います。
また、この説明書の表紙デザインも亀倉雄策氏です、このような説明書のデザインを氏が手がけた初めの物は1954~5年頃でニコンSの最後期タイプになります。
それ以前は横長のものでしたが、このタイプのS型説明書では異なったデザインがいくつか見られ、初期はニコンM型とほぼ同じものでした。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
これはニコンエキスプレス2000年2月23日号の最終ページの一部分です。
S3の復刻とミクロン7倍が限定で販売されることを広告しています。
これが一般に発表された最初の広告の1つだったように記憶しています。
この時はまだS3の販売方法、価格、付属品の詳細は出ておりませんでした。
その後4月6日より6月30日まで受注、受注数は必ず販売するという、希望者全員が手にする事ができるものでした。
また、価格は480000円とし、ケースは別売りで25000円、残念ながら、これ以外の別売り付属品は販売されませんでした。
受注総数はおよそ8000台程度といわれ、この手のカメラ、価格の限定品としては相当多く生産されました。
また、当初は受注後の7月から順次出荷される予定でしたが、生産数が多数になり、出荷は秋(10月)にまで遅れる事になりました。
注文者には、その遅れの連絡と共に昭和35年頃のニコンカメラカタログの復刻版を送付しました。
この後ニコンカメラの復刻品はS3 LIMITED EDITION BLACKが2000台、SPブラック復刻モデルが2500台の合計4500台と2000年以降に12000台以上の新品ニコンカメラが市場に出てきました。
ミクロンの方ですが、金色はおめでたい?ので結構ですが、個人的には6倍でブラック塗装モデル、または外装をチタンにした6倍モデルを出してほしかったところです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンS2以降の機種に関しては、割合ウェブ上で使用説明に関するものを見かけますが、案外とこのS型は少ないようです。
S型は基本的にはI型やM型と同様と考えて良いので、画面サイズやシンクロ部分以外は下の説明書で代用しても差し支えないと思います。



尤も、ニコンMやI型を所有されている方なら、この程度の資料はとうに持ち合わせて居られるでしょうから、S型を初めて使われる方以外はそれほど有用ではないかもしれません。
説明書の最後のほうにはストロボ使用の際の記述がほんの少ししか載っていませんが、以前に少し紹介したシンクロの説明も参考にしてください。
この頃の説明書には仕様のような記述がなく、画面サイズが24mm×34mmであった事などを示すものはありませんでした。
容量の都合でグレースケールにしましたので、分かりにくいかもしれませんが、一応オリジナルでは説明の中の矢印部分は赤色になっています。
なお、この版の英語版は表紙が青色、内部の写真などは共通です。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
下は以前に紹介しましたニコンS3オリンピック(再生産型)のカタログです。表紙のブラックのS3は格好良いですねぇ・・・

これを見ますと、Fマウントシステムへの移行が進み、レンジファインダーシステムがかなり縮小していることが分かります。
交換レンズなどは先日のカタログ時の20本から7本へと、アクセサリーもかなり減ってしまっています。
とはいえ、カタログの紙面の都合上代表的な物を紹介している為で、アクセサリーは実際にはもう少し多くあったようです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
以前にニコンSPの価格など昭和32年10月の価格表を紹介しました。
ニコンS2システムの価格です、これが、ニコンFシステムが登場しますと、いくつかのレンズなどは価格が引き下げられます。
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
上の画像はニコンSPの取り扱い説明書「ニコンSPの使い方」の28ページ部分ですが、どちらが古い物か分かりますか?
両者の違いを精査すると分かります。
因みに両者の裏表紙右下の記号は片方はありません、もう一方はF1003(62.5.A)B)です。
右のページも多少ヒントになるかもしれません。
上はメートル表示の機体、下はフィート表示です。
答えは分かりましたか?
上画像、表の中の標準レンズ50cmはミリ表示時代になってからの誤植と思われます。この誤植はさらに後の64年版でもそのままになってました?また、コストダウン?を図ったのか、60年代に入って印刷が1色少なくなっています。(右ページ参照)他に、日本語版は距離環もメートル表示の機体を使うようになりました。
フィート表示のニコンSPでは、ほとんどが距離目盛は50フィートが最大になっています。初期ロットのみがS2ブラックダイヤルと同じように100フィートまで目盛ってあります。
答えは上が後期、下が初期の取り説です。因みにカメラGetの付録のSP取り説は初期の物からの復刻です、また、メーカー純正のモノクロ・リプリントも同様に初期の物からのコピーと思われます。
ニコンSPはニコンFほどは初期型の需要が無く、6200***番台でも同程度ならあまり価格差は無いように感じています。
ということで、100フィート表示の初期型ニコンSPは結構な珍品なのですが、もしかしたら案外普通の価格で取引されていたりしそうです。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
1956年頃カメラ雑誌に掲載されたニコンS2の広告ですが、広告内に朝日新聞の記事内容を一部転載して、海外での評判を広告しています。

右下に「海外におけるニコンS2の評判」といった小冊子を進呈するとあります。
その冊子は以前に紹介しましたので既にご存知の方も居られると思います。
しかし、実際に配布された冊子は紹介したとおりタイトルは「海外におけるニコンカメラの評判」となっていました。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
カメラ販社が独自に出していた仕様や価格を載せたカタログのニコンS関連の部分です。


以前に昭和28~9年頃の35ミリフォーカルプレンカメラの価格を紹介しました、ニコンSに関しては変動はありません。
今回はそれらのアクセサリーなどの価格も全てではありませんが、代表的な物の価格が載ってますので紹介します。
このカメラ仕様の中でちょっと判り辛いのがフード・フィルターサイズでアタッチメントサイズ43mmの5cmF1.4は44.5mmとなっています。おそらく被せ式フードやキャップなどの為の外径だと思われますが、当時の日本光学純正フードはネジコミ式の2分割の物で、その間に平枠のシリーズVIIフィルターを挟みこむ方式となってました。
当時、確か日本光学では44.5mmのカブセ式フィルターは出ていませんがキャップはカブセ式がありましたので、それに合わせた表示だったのかもしれません。(*それ以前、M型時代にはカブセ式フィルター有りました)
アクセサリーの価格表に載っている5cm用各種フードがそれに該当します。
同様に5cmF2も40.5mmアタッチメントサイズに対し42.5mmサイズは外径と考えられ、純正フードに着けられるフィルターはシリーズVIでした。
価格には接続コード付属とあります、蛇足ながら、これは当然モータードライブとの接続コードではありません、S型からフラッシュとのシンクロ接点を設けてありますので、それに対応したフラッシュシンクロコードをさしていると思われます。
また、カメラ紹介の部分で24×36mm判となっていますが、正確には24×34mmの画面サイズですね。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
(The Complete Nikon Rangefinder Systemより)
この図は名称が「20FA94L組立図」となっているところの“20”を傍線で“20”とし、少し分り難いですが、“26”としています。26FA94LはF型用の250枚撮りモータードライブではなく、S型(SP/S3)用の250枚撮りモーターを指します。
出図時期も分り難いですが昭和35年4月12日となっています。F-250が出ましたのは同年秋ですし、同時期にS-250も紹介されてますので、時期的には合点がいきます。
また、一応図面上背面のコマ速切り替えツマミは省かれています。
ただ、両マガジン間の寸法をF-250と揃えてあり、その為に正面から見て右の電源コネクタのある方が少し間延びしたような状態になっています。わざわざF-250と同じにする理由が分りません、何か機構的な収まりの関係があるのでしょうか?謎です。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
下は国内各カメラ雑誌に掲載されたニコンS2の広告です。
(写真工業1955年)
一方、こちらはLIFE誌に掲載されたスペイン語?の珍しいニコンS2の広告です。
(LIFE1955年)
2つの広告は同じ頃のものですが、国内向けは日本光学工業社内での製作、下は亀倉雄策氏のデザインとの事です。
海外向けはニコンの書体に早くも斜体のロゴマークのはしり?を使い、センスの良い広告に仕上がっていると思います、一方、国内向けはニコンI型以来あまり代わり映えしない、デザインには力を入れてないような、新機能の説明のものとなっています。
因みに、亀倉氏がニコンの国内向け雑誌広告のデザインを手がけるのは、ニコンSPやニコンFが出る1950年代末頃になってからと聞いてます。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
フォトキナにてライカM3が発表された時、日本光学はニコンS2をほぼ完成させ発表の時期を待つ程度までになってました。
しかし、M3が発表され、その完成度の高さなどから急遽各部の見直しが行われ、巻き上げレバーへの変更などの後に発表されました。当初の発表予定より数ヶ月遅れてしまったと言われています。
下はライカM3の詳報として北野氏がフォトキナの当地から送ってきた写真工業25号のレポートのトップページです。

この記事の中で北野氏は等間隔目盛りの一軸不回転シャッターは褒めてますが、「レバー巻き上げはコンタックスより一歩前進であるが、レチナには及ばず、ライカビットの方が更に進んでいる」と評すなどのほか、巻き戻しノブやファインダーも意外に評価は辛いものとなっています。
最後に「今こそキヤノン、ニコンがこれまでの経験を活かしながら、ライカの後を追わず、奮起一番方向転換をして新基軸を出すべきではあるまいか。」と結んでいます。多くの日本のメーカーはこのあと一眼レフカメラへの移行をしたのは周知のとおりです。
この記事の中で使われている画像はカタログの転載でとても若い番号700026のM3がいくつか出てきます。
記事はこちらにありますので参考にしてください。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
これはニコンSPの修理指針にあるファインダー光学系や距離計、フレームの部品構成をあらわしたものです。

以前にSPの解説記事の載った写真工業の表紙やそれより前にニコンSP紹介冊子などを紹介しました、その中にある記事の光学系要領図や距離計ファインダー機構要領図と上の図は同じ物を使っています。(番号などの引き込みは適宜変更されています。)
修理指針にあるイラストは、実物と照らし合わせる事により、機構を理解するのに好適な場合が多いですね。
ただ、F2までと違い、それ以降ではカメラの造りの合理化が進み、ユニット部品化が顕著になり、修理なども部組品単位での交換や、更に電動化、電子化が進み私の弱い頭ではますます理解できなくなってしまいました。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
画像は写真工業の1957年11月号でニコンSPが表紙になっています。

ニコンSPが発表間もない時に刊行されたもので、特集としてグラビア8ページにわたり掲載されています。
これは以前に「ニコンSP 紹介冊子」として紹介しましたものの元になっている記事で内容は全く同じものです。
表紙の写真とその冊子の写真も同じものと思われますが、ニコンSPの書体は冊子の物は亀倉氏デザインのSPと倣った?ものとなっています。
これらの内容についてはこちらを参考にしてください。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンSP発売時のこの広告では価格が出ておりませんが、当時F1.1付き(ケース付き)で139500円、F1.4付き(同で98000円、S2はF1.1付き(同)124500円、F1.4付き(同)83000円、F2付き(同)68500円でした。
因みにほぼ同じ時期、ライカM3はドイツ本国で1130マルク(当時の日本円で約90000円)でしたので、ニコンSPにF2付き(新発売当時設定はなかったようですが)が83500円で、母国どうしでの比較では、あまり価格差がなかったのです、私はもっと価格差があると思ってましたので意外に感じました。
*ニコンSPですが、2年後(ニコンF発売時)には13000円ほど価格が安くなっています。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
下の画像はニコン物語270ページに掲載されていた変倍式距離計ファインダーの試作オーダー品の図面です。

これが出図された時期が昭和26年12月で、この頃2年たらずの間は変倍ファインダーの開発に集中したのではないかという記述がニコン物語に見られます。
図の画面サイズ(フレーム)を見ますと35×24mmで、なるほど、時期が昭和26年では、まだニコンS型が現行品でした。
では、なぜ次期のニコンS2型にこれら試作がされた変倍式のファインダーが採用されなかったのでしょう?
「この頃の試作品は視野率は95%でまずまずだが、視界を示す境界線がボケて見難く、繰り返された試作での再三の設計の改良でも芳しい結果を見ることが出来なかった」という内容の文がありました。
また、この図の時はファインダー部分のみの試作だったようですが、その次のオーダーではカメラの試作となり、シャッター機構など着々と改良が進んだが、ファインダーの問題は解決しなかったとのことです。
他にそれらに伴う重量や、セルフタイマー機構に難点があった事が試作報告に記されていたとありましたので、結果見送られたということでしょうか。
もし、当時この変倍ファインダーが問題無く完成していたら、35mmから135mmまでの変倍ファインダー組み込みのニコンS2型が出て、ライカM3と肩を並べるカメラになっていたかもしれませんね。
しかし、実用になる変倍ファインダーを持ったニコンは結局登場せず、ニコンSP-2型も試作で終わってしまったのが残念です。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
画像は以前ライフ社からの初注文で少し触れましたニューヨークタイムズの記事です。

(日本光学工業四十年史復刻版より)
この記事に関する訳も昭和30年代初めの表現でいささか堅苦しいですが、同史に載ってましたので紹介します。

| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
画像はニコンSPが出て間もない頃のカタログです。
デザインや使われている写真は使用説明書とほとんど変らないのですが、フラッシュガンやモータードライブなどは別途用意されたものを使っています。
また、SP初期ですので、2.1cmF4や10.5cmF4はまだ発売されておらず、カタログには載っていません。
ついつい、番号に眼が行ってしまうんですが、このカタログ画像の中に6200004番とか6200010番の若い番号のSPが出てきます、一般に三桁の数字の若い番号のモデルは手に入れられる可能性はそれほど低くはありませんが、二桁や一桁の若番はほとんど無理です、でもこのくらい初期のモデルを手に入れてみたいものです。
番号の話題ついでに、SPの番号帯620万台がS2の一部に使われていたそうです。これは、あまり知られてはいない事だと思います。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンカメラ(I型)は開発当初は本体をダイキャストで設計していたそうです。
ダイキャストはそれまで軍用の双眼鏡などに使用経験があり、採用が決まったそうです。
しかし、当時の技術では裏ブタの嵌る溝などの細かい部分はダイキャストでは出来なかったとの事で、後に機械加工が必要な部分が多数出てきてしまいました。
当時のダイキャストでは肉が厚い部分はその部分が多孔質になってしまい切削加工の際のスができたり、不純物の結晶が析出しカッターが欠けてしまうなどうまくいかなかったようです。
日本光学では自前で砂型の鋳物工場を持っており、材質から精度にいたるまでの要求を満たす事ができ、結局ダイキャストを諦め本体は砂型鋳物で作られたという経緯があったということです。
これは基本設計が同じですのでニコンM、Sも当然砂型の鋳物です、ですのでS2以降のニコンカメラと比べるとずっしりと重いのが分かると思います。
その後、質の良い素材や技術の進歩によりダイキャストで高い精度の物が作られるようになり現在まで本体はダイキャストが使われるようになったとのことです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
画像はニコンSPの後継機として当時開発が進められていた試作機です。

ズームファインダーの所謂SPのII型には魅力的なニッコールS35mmF1.4No.631001が付いています。
SPの復刻版が出た時、このレンズが付いてきて欲しかったという声が結構聞かれましたね。
また、バヨネットマウント、TTL露出計内蔵の所謂SPXですが、このマウントはほとんどFマウントに見えるんですよ。
試作段階ではまだ、マウントは決まってなくて、とりあえず身近に有る(汗)Fのマウントでも着けてしまえって、間に合わせで付いているのでしょうか。
えっと、試作機の事を記した資料があった筈なんですが、何処にしまいこんだのか忘れてしまい(汗)、探してみて見つからなかったので、また、出てきたら、もう少し詳しく書いて見ます。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
以前にニコンS型のスピードライト使用時のシャッター速度に関する事を少し記しました。
確か普通のモデルではS接点で1/20で使うのが作法なのですが、一応経験上1/30でストロボを同調させても大丈夫、1/40では一部ケラレるのでNGだといったようなことを書いた覚えがあります。
今回はそれに類する資料が写真工業1953年9月号に載ってましたので画像を一部掲載します。

上の画像はポータブル・ハーシュー・サンライトII型というスピードライトを使用して光の回り方などを検証したものと、ニコンS型のS接点使用時の最高シンクロ速度の検証時の写真です。
このときの記事によりますと、(下段の写真でもわかると思います)「ニコンのSソケットにコード・プラグを接続し、ネガ全面にシンクロさせる最高のシャター・スピードは1/30だ(第三図)」となっています。
(しかし、上段の右の50ミリレンズ使用時以外は中段のものも含め1/20を使っています。)
また、私はすっかり忘れていましたが、記事の「ニコンは、シャターを捲く迄はフラシュ回路は閉じたままとなっている。それ故、撮影したら直ぐフィルムを一齣進めておくか、又はシャターの接続コードを抜いておく事が大切である。」の部分を見て、随分前にS接点に発光準備済みのストロボのコードを挿した瞬間に発光したのを思い出しました。この時巻き上げ前の状態だったという訳です。
現在手持ちのコードは、外皮が硬化ししかも一部表面がひび割れてボロボロですので、手製のコードでしのいでいますが、やはり純正の状態の良い物が欲しいところです。しかし、なかなか見つかりませんね。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
「遂に完成!ユニバーサルファインダー完全内蔵のニコンSP」
この広告はニコンSPが新発売された時のものです。

さて、このSPのユニバーサルファインダーの望遠側はカラフルな色でダイヤルを回して見るのも楽しいのですが、この構造を簡単に示した模式図がアサヒカメラ33年4月号のニューフェース診断室に掲載されてました。

この図を見ると一目瞭然ですが、フォーク状マスクの移動に伴い、フレームの切れている位置も移動します。
このことに関し、件のアサヒカメラでは「前のフレームの区切られた単線の形が、伸びたり縮んだりあたかも生きているように変化するのはどうかと思われる。」と評してますが、私はあまり気になりませんでした。
皆さんはどうでしょうか?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンS-36は大きく分けますと前期型と後期型に別れ、前期型は使用電圧も9ボルト(単3電池6本か単2電池6本)の2線式、後期型はF-36と同様に単2を8本使う3線の筆筒型のようなバッテリーケースを使います。
また、コード類も後期型はF-36と同じ物ですが前期型は2線式をつかいます。
ただ本体の電源入力コネクタの形状は同じですので前期型の2線式にも後期型の電源コードプラグは入りますしその時の極性も同じでプラグ中心部の穴はプラス、周辺部の先はマイナスになっていますので一応動作させる事は可能です。
しかし、前期型の調整を9ボルトの速度で行っていますと、後期型の12ボルトではコマ速度が上がってしまい単写時に於いて(同調しなくなって)空振りが発生して連写状態に陥ることが頻発しますのでご注意ください。
前期型の2線式バッテリーのボタンを押すと連写のみ対応します。(この時本体の方はCに合わせてください)
F-36と共用のバッテリーケースは比較的見つけやすいので前期型に流用する場合の注意ですが、先ほど記しましたように12ボルトのままですと同調が難しく壊す恐れが出てきますので電池6本のみ使用するように工夫をし、バッテリーケース側のスイッチを操作しないようにしてください。
(ケースのスイッチを操作しテスタをあてますと分かりますがプラグの極性が切り替わってしまいます。)
私はF-36に付属していた電源プラグを使い別にコンパクトな単3電池ケースを自作しました、このようなプラグを別に入手できるなら自作は割合簡単に出来ますので、オリジナルに拘らないならお勧めします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンFやF2以降の世代の方にとっては、ニコンSP以前の一軸回転式シャッターダイアルのニコンカメラでは、説明書などの資料がないと多重露光を行うのは結構戸惑うのではないでしょうか。
そこで、今回はニコンSPやS2での多重露光の手順を紹介します。
ニコンFやSPでは1回目の露光後A-RリングをRに合わせて巻き戻しクランクを回しフィルムをシャッターダイアル中央の赤い点が1回転を少し超えるまで巻き戻し、その後A-RリングをAに戻し、再びレバーを巻き上げて任意の速度で撮影を行えば多重露光は可能です。
S2以前では回転式シャッターなのでこの方法は使えませんが手順はSPなどより簡単です。
まず1回目の露光後再びシャッターボタンを押しながら、高速側シャッターダイアルをやや押し気味に左回転にとまるまで回してやればシャッターのみチャージできます。その後任意の速度で再露光を与えればOKです。
A-Rリングや巻き戻しクランク、巻き上げレバーは使いませんので注意してください。
ニコンFやSPでは多重露光を使いますとフィルムカウンターがその分進んでしまいますし、A-Rリングの操作や巻き戻して巻き上げる動作をしなければいけませんが、S2ではシャッターダイアルを回してシャッターのみチャージできますので簡便でカウンターも進まないのが利点だと思います。
とはいえ、私は、S2やSP、Fで多重露光を数えるほどしか使ったことが無く、最近はこれらでは全く多重露光を使っていません。私の場合、ニコンF2の多重露光が使いやすく信頼性も高い為そちらをメインにしているからなのですがそれでもめったに使わない行為には違いがないです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
今回はあまり知られてはいない撮影補助具、ミラックスの紹介です。
画像はその記事で写真工業12号に掲載されていたものです。

ミラックスはレンジファインダーカメラを一眼レフのように使うための器具として開発し所謂望遠レンズを付ける為だけのレフボックスではないと解説記事の冒頭部には記してあります。
ベローズアタッチメント(フォーカベル)や専用レンズを出すなどかなり意欲的なものだと言う事が記事から伺えます。
私はニコンSマウントレンズを付けるマウントアダプタを作る素材にこのミラックスの後期型のジャンク品を流用しましたが、レリーズ関係まで揃ったミラックスとフォーカベルの完品を見つけるのは結構難しい逸品ですのでもし見つけたら是非ゲットすることをお勧めします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
画像は写真工業73号に掲載されたS3のグラビア記事です。



2ページ目に載っている写真のS3の番号ですが6301702となっています、掲載が5月号、ニコンS3発売が3月ですので記事の出稿の頃には既に多数が出荷されていた事が伺えます。
簡単にまとめますと昭和33年3月発売、価格は5cmF1.1付き(ケース付き)が127500円、同F1.4付き(ケース付き)が86000円、同年6月に5cmF2付きが追加発売され、途中昭和34年3月21日に価格改定で1.1付きが96800円(ケース別2200円)、1.4付きが71800円(ケース別2200円)、F2付きが59800円(ケース別2200円)となり35年10月まで出荷しました。
その後昭和40年8月に限定再生産が始まり9月より販売が始まりました、これが所謂「S3オリンピック」でブラックボディのみ2000台製造、レンズ付きは新型50mmF1.4で価格は71400円(ケース別2600円)でした。
前期型と後期オリンピックモデル(再生産型)を足しても15000台足らずの生産台数でしたが、ご存知のように近年ミレニアムモデルなどが10000台以上追加されましたので現在は買い易い価格に落ち着いていると言えます。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンS2は昭和29年12月に発売されました。
発売時の価格は5cmF1.4、ケース付きで83000円、同5cmF2、ケース付きで69500円でした。
等倍ファインダー、レバー巻上げ、クランク式巻き戻しを備えたカメラは当時国産ではS2が初めだったと思います。
画像は写真工業32号に掲載された技術資料のはしりと取れる内容の紹介記事です。
余談ですが、S2は通常品はファインダー内5cm枠のみですが、極僅か(8.5cmか10.5cmか分かりませんが)望遠レンズ用の目安の四隅フレームが付いた物があります。一般に市販された物ではありませんので非常にレアです、もし見つけられたら入手する事を強くお勧めします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
シンクロ機構を内蔵したこのS型は国内外で好評を得、販売台数も37000台に迫るものでした。
発売は昭和26年1月で5cmF1.4付きが74400円、5cmF2付きが54300円ととても高価でした。
これが一年余後には価格改定され昭和27年4月の記録ではF1.4付きが81200円、F2付きが60900円となり、更に昭和28年6月の記録ではF1.4付きが79040円、F2付きが59280円となっていました。
ただ、これら記録がケース付きだったのか或いはそれらの有無の混合なのか判別できませんでしたので大体の目安程度にみておいてください。
また、当時物品税の税率の変更や硝材などの原材料費、人件費などの高騰があったのか判りませんので価格改定の背景もわかっておりません、当時の事情などご存知の方居られませんでしょうか?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ライカなどのLマウント距離計連動カメラはレンズ後部のカムがコロを押して距離計を動かしています。
ライバル?のニコンカメラやコンタックスはボディに標準レンズのヘリコイドを内蔵し、他の焦点距離はこのヘリコイド部にある内爪と連動させて距離計を動かしています。
この方式の利点は距離計のプリズムやミラーなどの角度を大きく動かしやすい(スペース等の関係であまりレンズの後ろを出っ張らせることができないライカのカムの繰り出し式に比べて)ので距離計の精度が出し易く、距離計の狂いも出難い事が利点です。
他にはレンズを作る際にレンズの距離環の回転角度を同じにすればよいのでライカマウントのレンズのように
傾斜カムやダブルヘリコイドでコロを押す量を調整するなどの手間は掛けなくて良いのも利点ではないでしょうか。
ヘリコイドを持たない標準レンズは焦点距離と無限遠だけ厳密に守って作れば良いので 製造もその分楽になっているのでこれも利点に挙げられると思います。
反面ボディにヘリコイドを組み込まなければならないという手間とコスト、重量が余分にかかる欠点もあります。
特に標準レンズを全く使わないのであればその思いはより大きいと思います。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
レンジファインダーのニコンカメラの名の由来というか意味ですがだいたい以下のようになっているようです。
ニコンI型:日本光学工業で最初に製作した35ミリ判精密小型カメラですが、当初は単に「ニコンカメラ」でI型の名称はついていませんでした。その後発売されたカメラとの区別のためI型と称するようになりました。
ニコンM型:ニコン版とライカ版の中間(Middle)、MはアルファベットでL(ライカ)とN(ニコン)の間等諸説あるようですが、改造とか修正との意味である「Modified」のMが最も有力なようです。しかし、本当のところははっきりしません。
ニコンS型:シンクロ機構を内蔵した「Synchro」のSから由来が来ています。
ニコンS2型:S型を改良した次とのことでS2型になりました。久野幹雄氏の著書「レンジファインダーニコン」にはS2E型(モータードライブカメラ)との記述がありますが、ニコン社内的には「S2型用モーターワインダー(カメラ)」と呼んでいたようです。写真工業での紹介記事にもそのような表現がされています。(SP以降はモータードライブとなりました)
ニコンSP型:I型からS2型までのファインダー機能を向上させ、S型カメラの最高級機種で「Professional」の頭文字「P」を合わせて名称が決まったと聞いてます。
ニコンS3型:SP型の普及型として発売され、S2型後継機とのことからS3型になったようです。S3系はロゴの書体がSP以降の一軸不回転シャッターを持つ兄弟カメラの中ではcenturyと異なっています。
ニコンS4型:キヤノンPなどとの価格面での差を埋める為S3型を更に簡素化し、ニコンカメラ奉仕版としてでました、S3の次とのことからS4型になりました。
S3M型:モータードライブ撮影での高速化を図るため、S3型の基本性能を残し画面サイズを半分にしたハーフサイズカメラで登場し、「Motor」のMから由来が来ています。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
主にまだS系RFニコンカメラが現行だった頃、ニッコールでは無いいわゆるサードパーティ製のレンズがいくつかでてました。
そのいくつかの中には一部コンタックス(含本家)と共用の広角レンズも含まれますが一応列記します。
また、今回はここ何年かに出されたフォクトレンダーのレンズなど最近の物は含まず古めの物に絞りました。
他にご存知の方、コメントや情報を書き込んでいただけないでしょうか?
ビオゴン21mm F4.5
キヤノン 28mm F3.5
ズノー 35mm F1.7
ジュピター12 35mm F3.5
ビオゴン 35mm F2.8
タナー 35mm F2.8
ソリゴール35mm F2.8
コムラー 35mm F2.8
テレサール35mm F3.5
エイコール35mm F3.5
プラナー 35mm F3.5
ズノー 50mm F1.1
フジノン 50mm F1.2
ズノー 50mm F1.3
コムラー 85mm F1.8
ズノー 100mm F2
コムラー 105mm F2
コムラー 105mm F2.8
コムラー 135mm F2.8
コムラー 135mm F3.5
タナー 135mm F3.5
エイコール135mm F3.5
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンの75年史を読みますと「国内小売価格をニッコール50mmF2付きで57690円と決定し、昭和23年3月から発売に移った。」といった記述がありました。
これが正しいかは判りませんが他に昭和23年9月に貿易公団と200台の商談がまとまり10月より出荷(50台)が始まったといった内容もありその海外出荷分を堀氏は指していたのかもしれません。
また、5cmF3.5の標準レンズ付きははたして発売当初出ていたのかも知りたいところです。
23年8月頃にはF2の大口径レンズの量産が始まってるようですのでそれ以前はもしかしたらF3.5付きで出ていたのかもしれません。
(一応前出の23年6月の光画月刊の広告にはF2付き、F3.5付きが載っていました。)

| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
今日久しぶりに「明るい暗箱」を読み返していたら気になる事が書かれていまして、ニコンの社史なども調べてみました。
それはニコンI型の発売に関してなんですが、「明るい暗箱」ではニコンI型は4月には発売できる数が用意できず夏頃発売されたと言うような内容が書かれていました。
で、私はI型は23年3月発売だとばかり思い込んでいましたので「ニッコールレンズ読本3」や「50年の歩み」「75年史」などの年史部分を見てみました。
やはり「ニコンの世界」や「ニッコールレンズ読本3」では23年3月の発売となっていましたが「50年の歩み」では23年4月になっていました。
また、「ニコンのシステムとメカニズム」や「ニコンテクニカルマニュアル」など写真工業に掲載されていますニコンの歴史部分(堀邦彦氏)には23年10月という記述も見られます。
ニッコールレンズ読本66年版やその後の67→68年版では発売時期に関する記述は無く1947年に試作が出来上がり49年まで発売されたという内容が書かれていました。
発売時期としては23年3月、4月、夏、10月の説があったようです。
まだ他に説があるのかもしれませんが私の乏しい資料ではこれくらいの物しか見つけられませんでした。
因みに国内における雑誌に掲載された広告では23年6月の光画月刊にニコンカメラの画面サイズがニコン判(24×32ミリ)で経済的であるコピーと共に5cmF2やF3.5のレンズ付きで発売されているかのような広告がでてました。
皆さんは発売時期は何時頃だったと思いますか?
私は一応ニコンさんが出している書物の最新部分での記述である昭和23年3月説が有力だとは思っています。
が、根拠があるものではありません。(汗)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
S2型用の連続撮影機構は1957年3月、ワシントンでの「国際写真機材展覧会」で発表され、その後報道向けに出荷されましたが当時は「モータワインダー」と呼んでいたようです。
一方、SP用の連続撮影機構はカメラの発売と同時期の1957年9月でしたが、発表当初より「モータードライブ」と呼称していました。
呼称が変わった理由としてはS2型用はカメラのレリーズ釦でシャッターを切るためワインダーとし、その後改良されたSP型用からはモータードライブとなったそうです。
後のワインダーとしてはニコマートELW/ニコンEL2用のAW-1がありますが、この頃は連続巻上げが出来ない物をワインダーとして区別していたので後のEMなどカメラ本体のレリーズ釦のみでシャッターを切るモーター巻上げ装置でも連続巻上げ可能な物はモータードライブと呼称しています。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンSの頃はフラッシュバルブが主流でしたが海外ではその頃からそろそろスピードライト(ストロボ)がメインの光源になりつつありました。
その為輸出がメインのニコンカメラもそれに対応するため同調速度の高速化などの改良がしばしば行われていたようです。
具体的にはニコンS初期の頃(所謂MS黒目など)はS接点の同調速度は1/8でストロボに使用してました。
その後の取り説を見ますと、MS型の赤目の頃くらいからその同調速度が1/20になったのではないかと思われます。
で、普通に見られる通常のSの黒目は1/20での同調で大丈夫ですが実際には1/30でも画面のケラレ無く使用できます。
幕速は画面幅34mmを20ミリセカンド程度で横切っているので本当ですと1/40でも大丈夫なはずですが私のカメラではNGでした。もしかしたらしっかり調整をすれば大丈夫なのかも知れませんが一応ニコンSでは1/30秒でもストロボの同調は可能と覚えておいても良いかと思います。
今ではあまり考えられませんが、当時のストロボはタイムラグが大きいものが多数存在していたとのことですので、おそらくそれらを考慮しての遅めの同調速度ではないかと考察しております。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンS3のいわゆるオリンピックモデルと言われている再生産型のS3ブラックですがこれは新聞記事の切り抜きコピーにありますように昭和40年の9月半ばから販売が開始され限定2000台が11月末までに出荷されたようです。
ただ、時期からも判るようにオリンピックというのはふさわしくありません、なぜS3オリンピックと言われるようになったか、それはこのカメラに着けられているガウスタイプの新タイプのレンズにあります。
東京オリンピックが開催される前、昭和38年前後くらいに、SPが報道機関からの要請もあり再生産されたのですが、そのときは新しいガウスタイプの50mmF1.4付きでSPが販売されました。
しかし、実際に報道機関で使われていたSPにはオリンピックニッコールではなくほとんどが3.5cmF1.8などの広角レンズだったようです。
その頃はまだオリンピックニッコールという呼び名は無かったのですが何年か後に新タイプの50mmをそう呼ぶようになり、それが着けられていた再生産型のS3もいつしかS3オリンピックと言われるようになったそうです。
また、2000台の限定だったにも関わらず暫くは売れ残っていたS3がいくつか有ったようで、もし、当時その売れ残りを買い占めていたら・・・って、ステレオニッコールの時にもそう思ってしまったのですが、そんな感想を持ったのは私一人だけじゃない筈です。
因みにS3オリンピックがケース付きで当時74000円、 S3 LIMITED EDITION BLACKが530000円(税別)でしたので時代を考えるとこの価格は妥当な気がします。今の中古(未使用品)価格からなら更に買い得感は高いですね。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
昭和23年の「ニコンカメラ」(所謂ニコンI型)から昭和50年頃までは多少の例外はあるものの「Nikon」を冠したカメラというのはプロや高級アマチュアを対象としたシステムの発展製に富んだ高機能高級機をニコンカメラと総称していたように思います。具体的にはニコンカメラ(ニコンI型、Nikon1)、ニコンM型、ニコンS型各種、ニコンF、F2です。
その他に35mmフィルムカメラではニコレックスやニコマート(海外ではNikkormat)などは普及機、一般機として区別され当時「Nikon」は一目置かれた存在だったように思います。
例外はニコンオート35がありますが、こちらは国内向けで海外輸出はニコレックスオート35ででてましたので対外的には特に意識していたように思います。
しかしAi化以降はNikomatELWの後継機がNikonEL2と「Nikon」を冠したのをはじめ、NikonFM、FEと後のカメラにも全て「Nikon」を使うようになりました。
時代の流れから言えばそれが良かったのかも知れませんが、私、個人的にはやはり「Nikon」カメラは高級機のイメージがありましたので当時は違和感を持っていました。
とはいえ、F3が出てすぐにEMという当時最普及一眼レフも同時に買ってたりしてますので違和感はあったものの抵抗感はそれほどでもなかったようです。(汗)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ニコンカメラで一般向け?では初のモーターワインダー装置はニコンS2用で昭和32年頃発表されました。
仕様は単3電池6本を収納する小判型の電池ボックスと接続ケーブルが付属してこれらを使用しておよそ毎秒3コマ(9ボルト時)の連続撮影や1コマ撮り、また毎秒2コマ(7.5ボルト時)も可能でした。ただ、これら連続撮影は電池の消耗による電圧低下やフィルムが巻き上がっていくと次第に摩擦抵抗が大きくなっていくため現在の物のように安定した数値ではなかったようです。
裏を返せば電圧を上げるとコマ速度も上げられるということですので12ボルトでは毎秒4コマ以上の撮影も可能でその場合はシャッター速度は1/250sec以上の高速が必要でした。
さて機構の簡単な解説記事の一部(写真工業64号より)を下に紹介します。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
Nikkor Lens | Nikon Accessory | Nikon RF Camera | NikonF | NikonF2 | NikonF3 | Nikon Camera | Nikon etc.
最近のコメント