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キヤノンレポート56 メタルシャッター幕とレンジ・ビューファインダーの半透鏡

1958年4月頃のキヤノンレポートです。
56s
登場間もないステンレス製のフォーカルプレーンシャッター幕と銀蒸着の明るいレンジ・ビューファインダーの半透鏡の解説でした。

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コメント

ステンレス製のシャッター幕は耐久性がありますが、シャッターのリボンの部分の破断があります。
これは現在の話ですが。
私のⅤLはリボンが破断してしまい、今はチタン幕です。

銀蒸着のファインダーは見やすいですが、逆光になるとフレアーでピント合わせ出来ません。
この時代のレンズは順光で撮るのものと思った方が良いです。

投稿: ガタピシ | 2013年10月 8日 (火) 21時08分

ドラム式フォーカルプレーンシャッターのシャッター幕とリボン(紐)が同一素材(PENTAX SVなどはシャッター幕とリボンが一体式で経年劣化が起きやすい傾向があった)と言う例もありますが、普通はシャッター幕とリボンの材質は異なっているものが多いと思います。
シャッター幕と同じ厚みか少し薄いリボンでは引っ張り強度だけでなく柔軟性が非常に重要です。
チタン幕になったNikon FやSPのリボンには人造繊維と絹が併用されています。
シャッター幕と同じ材質の金属箔のリボンの例は知りませんが、もしあったとしたら早期に切れてしまいそうな感じがします。剛性が高く柔軟性に劣るステンレス鋼では特にそう思います。

投稿: MARK12 | 2013年10月 9日 (水) 22時17分

MARK12さんへ。
私はカメラをバラして修理した事がないので分かりませんが、それだったらリボンだけの交換の修理のサービスがあってもよかったのでは思いました。

シャッターのリボンが切れたのはニューFDレンズの時代で、この頃、キヤノンのステンレスシャッター幕のボディーがチタン幕に交換されたものが割と多かったのを思い出します。

ステンレスは剛性は高いですが、柔軟性が劣るのは確かですね。

投稿: ガタピシ | 2013年10月13日 (日) 10時36分

一般的にドラム式FPシャッターの修理でリボンやシャッター幕の交換には、
(1)リボンの上と下
(2)シャッターの先幕と後幕
があり、どれ、あるいはどことどこを交換するかは修理の内容によるでしょう。
シャッター幕が痛んでいない状況によってはリボンだけの交換修理もあるでしょう。
しかし、リボンが切れたら痛んだシャッター幕であれば同時に交換することは多いでしょうね。
ステンレス箔幕のシャッターだったらリボンが切れた場合にシャッター幕が無事でいられたかは柔軟な布幕に比べると遙かに厳しい状況でしょうね。リボンが切れた後に何回も巻上げなどが行われていたら、ただでさえシワシワ気味のステンレス箔幕がぐしゃぐしゃになっているかもしれません。チタン箔幕も場合も安心してはいられないでしょうね。
ステンレス箔幕では仮に再使用に耐えられそうな場合でも見た目の問題もあるでしょうから柔軟で平面性により優れたチタン箔幕への交換は妥当な処置だと思います。

投稿: MARK12 | 2013年10月14日 (月) 20時50分

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