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アサヒカメラ1977年11月号のテストレポートには上記タイトルの記事が載っていました。 これには日本光学のAIノクトニッコール58mmF1.2とライツのノクチルックス50mmF1での撮影や当時の高感度フィルムコダックのトライXの増感、同超高感度フィルムのレコーディングフィルム2475を使いそれら両面から夜間撮影の可能性を追った内容になっておりました。
2013年5月18日 (土) Nikkor Lens | 固定リンク Tweet
夜間撮影と言えば、この頃、トライXのISO1600に増感現像するデーターを集めていたのを思い出します。
あの時、アマチュアが使えた現像液はパンドール。パンドールによる増感現像の時間の時間が分からず、必死にデーターの出ている文献を探したものでした。 しんじさんと違い、アマチュアでは手に入れやすい大口径レンズは50ミリF1.4で、ここに出ているレンズは高価で手が出ませんでした。 撮影してみて驚いたのは、F2しかなかったニコンSシリーズ時代の5cmの方が、ノクトニッコールの持つコマフレアーが抑えられていて、高輝度の部分がハッキリしていたこと。
スタジオDXを使っていないので分かりませんが、この頃のセコニックの露出計はモノクロの相反則不規を前提に設計されていたようで、モノクロでは苦労はしませんでしたが、コダクロームのBの露出には苦労しました。 いまのデジタル露出計はカラーに合わせられているので、当時のデーターとは違う露出を出すので、モノクロは夜間だったらISO1600だったらいまのデジタル露出計はISO800。B露出でも+1/2補正を加えるとほぼ間違いないと思います。 カラーでポジを使うなら、1/2秒までだったら、FL-Wの補正値で大丈夫だと思います。 1秒から先は自分でデーターを集めた方が確実だと思います。Bで30秒までだったら、フィルターの補正値もしくは、フィルター補正値+1/3を私は目安にしてます。
いまのデジ一眼はホワイトバランスを光源によってよって補正すれば、カメラにまかせても大丈夫な様ですから時代を感じます。
いまのデジカメの高級機からは想像も出来ない手探りで適正露出探しをしていた時を思い出します。
投稿: ガタピシ | 2013年5月19日 (日) 09時52分
1970年代に、新宿や池袋でのトルエンや薬物の違法取引の撮影をずいぶんしましたが、ストロボを使えないので、135mmや180mmの明るいレンズの開放値に助けられました。 フィルムはこの記事のようにトライXが主流でしたが、78年ころからネオパン400が出ると、そちらも試しました。増感現像するとコントラストが高くなるので、引き伸ばし(プリント)する際はネガのコントラストに合わせて印画紙の号数の軟弱を選びます。だいたいASA1600くらいだと2号印画紙で最初に試します。新聞写真だと、暗部のディテールはほとんど出ません。逆に明るい部分も白くとんでしまうので、やや光を多めに当てて白を灰色くらいまでに焼き込みます。 撮影後の暗室処理で大半を解決する時代でした。
投稿: しんじ | 2013年5月19日 (日) 21時51分
I am delighted that I found this web site, precisely the right information that I was searching for!
投稿: sac ralph lauren | 2013年5月22日 (水) 03時36分
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久野 幹雄: ニコン―レンジファインダーニコンのすべて (★★★★★)
青山 祐介: 究極のニコンカメラ (★★★★★)
佐藤 治夫 /大下 孝一 : ニッコール千夜一夜物語―レンズ設計者の哲学と美学ニッコールクラブ会報に連載されていた記事に加筆して1冊にまとめたものです。 ニコンサイトでも閲覧可能 (★★★★★)
豊田 堅二著: ニコンファミリーの従姉妹たちニッコールクラブ会報に連載されていた記事に加筆して1冊にまとめたものです。 ニコンサイトでも閲覧可能 (★★★★★)
落合 泰之著: ニコンカメラレンジファインダーニコンを紹介。コレクターの方必携です。 (★★★★★)
コメント
夜間撮影と言えば、この頃、トライXのISO1600に増感現像するデーターを集めていたのを思い出します。
あの時、アマチュアが使えた現像液はパンドール。パンドールによる増感現像の時間の時間が分からず、必死にデーターの出ている文献を探したものでした。
しんじさんと違い、アマチュアでは手に入れやすい大口径レンズは50ミリF1.4で、ここに出ているレンズは高価で手が出ませんでした。
撮影してみて驚いたのは、F2しかなかったニコンSシリーズ時代の5cmの方が、ノクトニッコールの持つコマフレアーが抑えられていて、高輝度の部分がハッキリしていたこと。
スタジオDXを使っていないので分かりませんが、この頃のセコニックの露出計はモノクロの相反則不規を前提に設計されていたようで、モノクロでは苦労はしませんでしたが、コダクロームのBの露出には苦労しました。
いまのデジタル露出計はカラーに合わせられているので、当時のデーターとは違う露出を出すので、モノクロは夜間だったらISO1600だったらいまのデジタル露出計はISO800。B露出でも+1/2補正を加えるとほぼ間違いないと思います。
カラーでポジを使うなら、1/2秒までだったら、FL-Wの補正値で大丈夫だと思います。
1秒から先は自分でデーターを集めた方が確実だと思います。Bで30秒までだったら、フィルターの補正値もしくは、フィルター補正値+1/3を私は目安にしてます。
いまのデジ一眼はホワイトバランスを光源によってよって補正すれば、カメラにまかせても大丈夫な様ですから時代を感じます。
いまのデジカメの高級機からは想像も出来ない手探りで適正露出探しをしていた時を思い出します。
投稿: ガタピシ | 2013年5月19日 (日) 09時52分
1970年代に、新宿や池袋でのトルエンや薬物の違法取引の撮影をずいぶんしましたが、ストロボを使えないので、135mmや180mmの明るいレンズの開放値に助けられました。
フィルムはこの記事のようにトライXが主流でしたが、78年ころからネオパン400が出ると、そちらも試しました。増感現像するとコントラストが高くなるので、引き伸ばし(プリント)する際はネガのコントラストに合わせて印画紙の号数の軟弱を選びます。だいたいASA1600くらいだと2号印画紙で最初に試します。新聞写真だと、暗部のディテールはほとんど出ません。逆に明るい部分も白くとんでしまうので、やや光を多めに当てて白を灰色くらいまでに焼き込みます。
撮影後の暗室処理で大半を解決する時代でした。
投稿: しんじ | 2013年5月19日 (日) 21時51分
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投稿: sac ralph lauren | 2013年5月22日 (水) 03時36分