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135mm。万能派望遠。

1974年夏頃のカメラ雑誌広告です。
ニッコールオートレンズのマルチコート化がほぼ終わった頃でしょうか、交換レンズの代表格とも言える135mm望遠レンズの宣伝です。
19749s

この135mmF2.8や180mmF2.8、マイクロニッコールPオートの55mmF3.5は登場当初から距離環が他のオートレンズと違いやすり目状の物が使われていましたね。30年以上前にサービスステーションでその理由を聞いた事がありましたが、明確な返答はなく、確か操作性を考慮してこのようになったとか言われた覚えがあります、詳しい理由を御存じの方居られませんでしょうか?

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コメント

135ミリを自由自在に使える人はいまではベテランの方しかいませんね。
いまみたいに高性能普及ズームレンズが出来る時代ではなかったのですから。

135ミリという焦点距離は、35ミリとして初めて登場したライカの距離計に連動できる限界であったこと。色収差が高級特殊光学ガラスを使わなくても補正出来るレンズとしても有名でした。

135ミリF3.5でニッコールでは逆光に強かったのは、この後のnewニッコールで終わりになりました。
このタイプのレンズ設計で、一番使ったのはキヤノンのFD135ミリF3.5S.CのⅡ型でした。旧FDのⅢとなると、Ai135ミリF3.5と同じような設計になったため、逆光撮影ではフレアーがすごかったと思います。

システムをニコンに変更した時、色が統一されたAiとAi-Sの混成となりましたが、Ai135ミリF2.8は逆光に弱そうなレンズ設計だったので、逆光用に135ミリはオートニッコールのF3.5(前期型)をペアにして使っています。

135ミリ。万能派望遠。
このコピーの時代は古き良き時代だっとも言えます。50ミリとこれがあれば撮影にさほど支障はありませんでした。今みたいな時代になると安全、イタズラ防止の為、柵だらけ。デジタルになってからはHPなどに簡単に取り入れることが出来るようになってしまったため、撮影禁止になってしまった所も出てきてしまったのですから。

投稿: ガタピシ | 2013年4月10日 (水) 20時56分

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