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キヤノンFD800mmF5.6S.S..C

今では定番の白レンズですが、800mmと600mmの望遠レンズ、1976年のモントリオールオリンピックに合わせて開発したと宣伝していました。
Fd800mmf56s


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コメント

 このキヤノンの白レンズは斬新でした。報道機材は「黒」という概念を変えましたね。スポーツの「白」という新しいイメージでした。
 実際、夏の競技場の三脚に据えた黒い望遠の金属鏡胴は暑くなります。現在のカーボン素材でも暑くなります。
 ただし、このキヤノンの白塗装は、こすったりすると簡単にハゲて、下地の金属の灰色が露呈して汚く見えたりします。ニコンの望遠の塗装・素材はその点、すり傷には強かったです。
 テレビドラマの「池中玄太」でこの白レンズが度々出現するのが印象的でした。

投稿: しんじ | 2012年12月 4日 (火) 01時08分

このFD800mmF5.6とFD600mmF4.5は、末尾に"L"の文字が付いていないように未だ蛍石やUDガラスを使っていない頃のものですね。
温度変化に敏感な蛍石を使っていないので黒色鏡筒でも良さそうですが、太陽の輻射熱等の温度上昇で起こる鏡胴内の対流による陽炎等の発生抑制には白レンズは効果があることでしょう。
何れもレンズ全長が変化しないリアフォーカシング方式でラックピニオン式ギア風のフォーカシング・ノブが特徴的です。両レンズは重量が同じ4,300gなんですね。

同じ白レンズでも決定版的なFD500mmF4Lは蛍石とUDガラスを各1枚前群に使っています。この500mmF4Lなどは白レンズとなる必然性は高いでしょうね。又、第1面に柔らかく脆い蛍石を使っていますので最前面には保護ガラスも入っています。
500mmF4Lも同じくリアフォーカシング方式でしたが、焦点合わせは一般的な回転式の距離リングとなっていました(IF方式同様にレンズ全長に変化なし)。

しかし、しんじさんのコメントにある当時のキヤノンの白塗装が剥げやすかったというのは意外でした。EFレンズ時代になってからはどうなんでしょうね。
確かにニッコール長玉の結晶塗装のような黒塗装は昔から傷や擦れには強いようには感じていました。

投稿: MARK12 | 2012年12月 5日 (水) 20時53分

FD500mmF4L → FD500mmF4.5Lの間違いです。後で誤記に気が付きました。

比較的軽量でコンパクトな超望遠レンズのFD/New FD 500mmF4.5Lが出てから長玉の一脚使用や手持ちでの撮影がより容易になったように思います。
500mmF4.5と500mmF4では大きさや重量がそれなりに違ってきますね。

投稿: MARK12 | 2012年12月 5日 (水) 23時57分

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