カメラ5000台が当たる! 昭和31年洋酒祭広告
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コメント
1956年(昭和31年)8月発売のCanon VTの定価は、50mm F1.2付きが115,500円、50mm F1.8付きが82,000 円ですね。
Nikon SPは1957年(昭和32年)9月発売で、この1956年洋酒祭の時期には間に合っていないと思いますが、SPだと5cm F1.1付が139、500円(後に107,800円に値下げ)、5cm F1.4付が98,000円(後に82,800円)ですね。
Nikon S2(当時は未だ前期型?)だと5cm F1.1付が124,500円、5cm F1.4付が83,000円でした。Canon VTの価格は当時のNikon S2と同等で、その後のNikon SPの価格に近いのではないでしょうか。
しかし、1等の景品が50mm F1.2付Canon VTの500台とは何とも景気の良い話ですね。
全体でカメラ5000台が当たると言うのも凄いです。
投稿: MARK12 | 2012年11月23日 (金) 20時51分
MARK12さん、価格を調べていただき有難うございます。
時期がSP発売の1年前ですので、この場合S2を引き合いに出さなければいけませんでしたね。
それとニコンS2はこの時期はまだ前期型でブラックダイヤルモデル登場は1957年5月頃ですから、もし、景品になったとしてもおっしゃるように前期型ですね。
投稿: MARU0 | 2012年11月24日 (土) 02時45分
資料が見当たらないのでどの機種までしかは詳しい事は書けませんが、キヤノンⅤ型のボディーのブラックラインの塗装はペンキではなく、日本古来の漆が使われていてこのラインの漆塗り技術習得のため、キヤノンから二名研修に行ったとゆう話があります。
ⅤTではなくⅤLで見ていますが、漆は年月を重ねるほどに艶やかさが出てきます。
それにしても豪勢な景品ですね。
一等のⅤT、50ミリF1.2付き当った人は最高な気分だったでしょうね。
現在、酒税法が変わり(アメリカの圧力と言われています)、税率は焼酎と同じになりましたが、この時期は洋酒の税率は高く、トリスもウィスキーでは安かったですが、トリスといえどもいつも飲めた人はある程度収入があった人ですね。
関東では安くて安心して飲める焼酎で割って飲むホッピーが人気でした。建前の時の宴席では自分の収入ではいつでも飲めないビールや日本酒が飲み放題だったこともあり、明日のことなんか知ったもんかと特に年季期間の職人さんは飲んだのですから。
当時、年季奉公の職人さんの日当がビール大びん1本。一週間で、一番安い日本酒の2級一升だったのですから。
これからしてもトリスの景品でカメラ5000千台のキャンペーンが出来たのは、ウィスキーもカメラと同様高級品だったとゆうことですね。
投稿: ガタピシ | 2012年11月24日 (土) 17時05分
今年の紅白歌合戦に三輪明宏さんが昔のヒット曲「よいとまけの歌」で出ますが、いま「よいとまけ」と言っても分かる人は年配の人になりますね。
「よいとまけ」で思い出すのが、今では死語になっている「ニコヨン」
ニコヨンとは日給240円から来ています。
当時の酒税法からするといまでは安ウィスキーのトリスでも一般の人に取って高価なものだったとゆうことでしょうか。
「よいとまけの歌」はまた日本における最後の労働歌になります。
いま仕事で精神を病む人が増えているのは、いまの仕事は機械化、IT化が進み、人のバイオリズムを越えていることもあるのでは思います。
投稿: ガタピシ | 2012年12月30日 (日) 21時30分