マイクロフィルムネタ
前日の切手大のマイクロフィルムの画像と同じ物が1959年8月のアサヒカメラにも紹介されていました。
これには他に芥川龍之介の作品が納められたマイクロカードの試作品も紹介されています。その制作年を見ますと1952年となっています、以前日本光学のRニッコール5cmF3.5の紹介をした時にも同様のマイクロカードが載っていました。こちらは制作年が1955年でしたし、Rニッコール(マイクロニッコール)の出図時期が1954年4月ですので、芥川作品が納められた1952年のマイクロカードはマイクロニッコールで撮影された物ではなさそうです。
そして、このマイクロカードから更に3年ほど経たキヤノンレポート記事では既に切手大のサイズまで縮小が進んだ事になりますね。
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コメント
アメリカの政府公文書はデジタルの他に、マイクロフィルムによる保存を併用していますね。
いまはデジタル全盛なので、映像や文章もデジタル化されていますが、デジタルの保存性も万能ではないようです。
デジタルの欠点に1970年代のIBMの汎用コンピューターでデーターベース化された記録が、メディアの再生用コンピューターがいまはないため、読み取り不可能とのことです。
大学の教職員をしていた先輩が、PCが導入された頃の記録メディアが5インチ、7インチフロッピーだった時代のデーターベースがいまのフロッピーと言われているメディアで安定した頃まで初期のフロッピーからデーターベースをダウンロードするためPC廃棄ができなかったとこぼしていました。
今でも続いていると思います。
投稿: ガタピシ | 2012年7月25日 (水) 09時28分