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キヤノンFD300mmF2.8S.S.C.フローライト

キヤノンの螢石を使った大口径望遠レンズFD300mmF2.8S.S.C.フローライトの新発売時の広告です。
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これでキヤノンは解放測光が可能になりましたが、日本光学のニッコールH300mmF2.8は絞り込み測光のままでした。

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コメント

サンニッパは手が出るものではありませんでしたが、いまはMFのサンニッパは仕事とお金があれば手に入れやすくなりました。

人物を撮るのにサンニッパがプロの道具の代名詞だった時代もあり、サンニッパの描写礼讃もありましたが、キヤノンのサンニッパに劣らないすばらしい描写をする手に入れやすいレンズがあります。FD50ミリF1.4で、寄って撮ると300ミリ並みの望遠効果の人物写真が撮れ、空気レンズの効果によるすばらしい描写をしてくれます。キヤノンはFD50ミリF1.4を基準に発色と描写を基準にしてFDレンズを設計しているので、キヤノンのサンニッパ全盛礼讃時代、プロですら「すごい! 何ミリなんだ」と言う逸話もあります。

投稿: ガタピシ | 2012年6月24日 (日) 08時35分

 このレンズは、1976年のインスブルック五輪用に開発(改良)されたレンズであり、キヤノンの技術力をアピールした製品だったと記憶しております。明るさF2.8も脅威ながら、重量が2kgを切るというのがもう1つのセールスポイントでしょうか。
 まだASA100のフィルムが主流の時代だったので、曇天ないしは室内で1/250のシャッタースピードを稼ぐために生まれた特殊なレンズ。300mm/F4でも明るい部類でしたから、42万というビックな価格、個人で購入した人はどれだけいたのでしょうか?
 この後76年には、モントリオール夏季五輪用に白い鏡胴の600mmと800mmが登場しますね。

投稿: しんじ | 2012年6月24日 (日) 22時30分

FD化したのは実に画期的と言えますね。
FDレンズのすごい事は、当時の技術では実用化は無理でも、将来総てのAE(キヤノンはEEと表記してました。この頃は)に対応できるように設計されていたことです。

出現当時一大センセーショナルとなったA-1の機能に合わせてFDレンズは設計されていたのは、対ニコン戦に対するキヤノンの未来を見据えた執念を感じます。

投稿: ガタピシ | 2012年6月27日 (水) 18時24分

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