芸術品。
1971年頃のツァイスコンタレックススーパーの広告宣伝です。
当時とても手が出せる価格ではなかった憧れのカメラでした。この頃は既にツァイスイコンからカールツァイスへ移行した頃でしたね。
知人に見せてもらい、このカメラ用レンズで印象が強く残っているのはプラナー85mmF1.4です。これはとてもシャープな描写なのですが、なんと絞りを見てビックリ、3角形なんです。なんでこんな形にしたのでしょうね?
さて、価格ですが、標準F1.4付きで418000円、もう少しで大衆車が買えそうな金額でした。因みに、この広告と近い時期に出たキヤノンF-1がF1.4付きで100000円、この後出たニコンF2フォトミックがF1.4付きで108200円(クロームボディ)と日本の高級一眼レフカメラの4台分(ニコンF2フォトミックとキヤノンF-1各2台づつ)に相当していました、いかに高価な35ミリカメラであったかが分かるかと思います、価格も芸術品的ですね。
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