宇宙カメラ ミノルタハイマチック
昭和37年7月のカメラ誌の広告です。
アポロ計画の中で、有人により地球周回飛行に成功した時に使用されたカメラが、このミノルタ製カメラとその重要パーツである、シチズン・ユニ・Eシャッターとの事です。
ニコンでは、アポロ15号のミッションでニコンFが月面で使用されたのは有名ですね。
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コメント
CITIZEN UNI-E SHUTTERの広告に使われている写真は、NASA計画名マーキュリー・アトラス6号(MA-6)、通称フレンドシップ7(Frienship 7)の1962年2月20日の打ち上げ時のものですね。
酸化剤の液体酸素タンクが入ったアトラス・ロケットの上部胴体周りには周りの空気が氷結して真っ白になっていますね。
このMA-6には、グレン(Glenn)中佐が搭乗して米国初の地球周回飛行(3周)を行いました。アトラスロケットを使った有人地球周回飛行は、この後に3回実施されてフェイス7(Faith 7)でマーキュリー計画は終わり、タイタンⅡロケットを使用する二人乗りのジェミニ計画に移行しました。
マーキュリー計画では、マーキュリー・セブンと呼ばれる7名の宇宙飛行士が選ばれ、打ち上げ毎に○○セブンと呼ばれました。
ミノルタがセブン(7)の数字を好んで使うようになったのもこの時のことがきっかけのようです。
(7名の内、実際に飛行したのは6名で、残り1名のスレイトン飛行士は健康上の理由から1975年のアポロ・ソユーズ計画まで待たされます)
投稿: MARK12 | 2012年3月 9日 (金) 21時53分