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クラス最高!F4の明るさを持つ超望遠レンズです。

Ai600mmf4s1s
Ai600mmf4s2s
セールスマニュアルの中のニッコールAI600mmF4Sの部分です。
1977年のニコンFマウントカメラAI化後の6月にAI600mmF4が登場し、これはそのAI-S版で1982年11月に発売されました。発売時の価格は750000円(卸価格585000円)でした、これとほぼ同じ前玉口径の300mmF2の価格が1200000円だった事を考えますと、リーズナブルだったと言えるかもしれません。(汗)


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Nikkor Lens」カテゴリの記事

コメント

 このレンズには大変お世話になりました。76年のモントリオール五輪で400mm/F3.5と600mm/F5.6を用意したニコン。IFで操作性は格段によくなったものの、ライバルのキヤノンが600mm/F4.5と800mm/F5.6を用意したため、明るさで見劣りしての、ニコンユーザーの報道関係のリクエストで600mm/F4開発が推進したと聞いています。
 三脚座をはじめ頑丈にできているのですが、そもそも金属性なので実に重く、現在の炭素繊維使用なら2キロは軽くできたのでは?三脚に取り付ける際にうっかり落として前玉を傷つけた新聞社がありました。
 内蔵フードはF5.6タイプよりは長めですが、逆光では厳しかったですね。確か、専用のフロント保護フィルターも途中から用意されたと思います。
 当時の野球のセンター役のカメラマンはこのレンズと1.4倍のテレコンが標準装備でした。
 描写力はさすがに素晴らしく、開放から周辺部分なども流れることなく細部までシャープに写りました。キヤノンに比べると色描写は「黄色い」感じですが、ニッコールに共通する自然な色描写でした。
 価格の75万円は、当時としては破格でした。確かに、後に発売される300mm/F2Sの120万円に比べると安く見えますが、カメラ量販店でもそんなに扱わない特殊品だったと思います。
 現在は、この後継の延長フード付きで軽量化されたタイプを手元に残しています。現行のデジタル一眼でも十分使用できるのがニコンのいいところですね。

投稿: しんじ | 2012年3月18日 (日) 03時18分

昔は50ミリでも撮れたものが、安全のため近寄れなくなり、600ミリを必要とするようになってしまいました。

いま抱えている問題がうまくかたずけば、手に入れたいレンズです。このレンズも旧型でアマチュアにも手が出る価格になりましたから。

三脚の安定性も良くなり、いまのジッツォーはあの頃ジッツォーの2型(このタイプの最大系のもの)、3型のパイプ系で600ミリが安定させられるのですから。

投稿: ガタピシ | 2012年3月19日 (月) 16時43分

しんじさん

しんじさんも触れられているようにニッコールの600mm F4レンズが発売されたのは、Ai-Sの時代になってからですね。
Ai NIKKOR ED 600mm F4S(IF)の発売は1982年11月でした。
しんじさんが現在も手元に残されているのは、1985年12月に発売となった後期型で、前面に保護ガラスが入り、エクステンション・フードが付属し、外観イメージも少し変わったAi NIKKOR ED 600mm F4S(IF)(New)の方ですね。
前のタイプは、前面のアタッチメント取付けサイズが160mm径と大きいですが、このデカイ160mm径のフィルターがニコンで用意されたのですね。

(New)タイプの600mm F4に関して、しんじさんに教えていただきたいことがあるのですが、
(New)タイプの方の前面にもフィルター取付用のネジ溝は切られているでしょうか?
それと(New)タイプには引き出し式の内蔵フードもあるのではないかと思いますが、あるとすれば内蔵フードと延長フードの使用あるいは取付け関係を教えていただけませんか。
Ai NIKKOR ED 600mm F5.6S(IF)(New)の方も同様かとは思いますが。

よろしくご教授ください。

投稿: MARK12 | 2012年3月19日 (月) 20時53分

AI版600mmF4は市販されていませんでしたね、失礼しました。

投稿: MARU0 | 2012年3月19日 (月) 21時24分

 このレンズは1980年のモスクワ五輪に向けて開発されたと思います。ごく少数、報道限定版が出回りましたが、モスクワ五輪に日本などが(政治的問題で)出場辞退したので、あまり活躍の場がありませんでした。その後、少しデザインを洗練して市販タイプに至りました。
ある新聞社は、三脚座の向きを逆にしてもらって使っていました。
 MARK12さん、
確かに、私が所有しているのは、(New)タイプです。最前面に保護ガラスが内蔵されていますが、フィルターの溝はあります。ただし、ここに160mmのF4用フィルターが付くかどうかはやったことがないので分かりません。160mm保護フィルターは数万円したと思います。
 1段目の内蔵フードはねじって引き出します。しまった状態でも数センチ先が出ているので、実際レンズ先端にフィルターを付けるのは難しいと思います。延長フードは現行のタイプのように脇ネジで締め付けて固定します。収納時は逆さに被せます。このフードも金属で重いです。
 600mm/F5.6S(New)も同じはずです。1段目が内蔵、延長が脇ネジタイプ(ひょっとしたら、300mm/F2.8Newの延長フードと共通?)ですね。私はその前のタイプの600mm/F5.6S(延長フードなし)も大切に使っています。昨年は結構使いましたが、ボディD3でカレンダーなど掲載のカットに十分通用しています。どちらもおすすめです。

投稿: しんじ | 2012年3月19日 (月) 23時46分

しんじさん

内蔵フードと延長フードの関係、アタッチメント取付けネジ溝の有無等のご回答ありがとうございます。

延長フード有りの望遠レンズの場合は、内蔵フードも有りと思ってよさそうですね。
延長フードは、内蔵フードを引き出さずに収納した状態でも取付けて使用できるのですよね。
その後の1988年発売のAi NIKKOR ED 500mm F4P(IF)やAFレンズ時代の長玉は、内蔵フードはなく、外付けフードのみになったとの理解でいいんでしょうかね。
しかし、1982年発売のAi ED 800mm F8S(IF)や1986年発売のAi ED 800mm F5.6S(IF)(New)は、どちらのタイプ(延長フード併用か外付けフードのみか)だったのかなど疑問と言うか興味は尽きません。

投稿: MARK12 | 2012年3月21日 (水) 00時33分

MARK12さん、ニコンの望遠レンズは試作も含めるとそれぞれの焦点距離でかなりの種類があります。中古品屋でさえ、相当詳しくないとどの世代のものか判別できないくらいです。
 IFタイプのAi800mmF8Sは内蔵引き出しフード。この時代の300mm〜1200mm(200mm/F2も含めて)6本は前玉のフィルター径が122mmに設計されていて、ニコンから発売された122mmフィルターが共用となっていました。概ね保護フィルターとして無色のUV系を装着する場合が多かったと思います。白黒フィルムの時代でもあり、赤や黄色の色強調フィルターも用意されていました。主に風景用でしょうか?
 これらのシリーズは、フードを戻して保護キャップ(前ネジ式の金属ふたもあった)を付け、円筒状のケースに入れて持ち運ぶか、ニコンが別売していたナップサックのようなショルダーバッグに入れて持ち運ぶかで、現在のようにケースの選択肢は豊富ではありませんでした。
 内蔵フードでは実際には足りないので、一時プロサービスで、前からフィルター枠にねじ込む延長フードを特別に販売したことがありました。300mm、400mmや600mmなど、かなりギリギリの長さ(20cm〜30cmくらい)まで作ってくれました。レースや航空機、スポーツ系のカメラマンが必要としていたようです。でも収納時には逆にしても上手くケースに入らなかったりして、結局新聞社など比較的この種のレンズを多く購入するユーザーからのリクエストで、前面保護フィルターと延長フードを収納しやすい型で標準装備する改良シリーズが85年ころ揃いました。結局これも、84年のロス五輪でキヤノンの長めのフード(延長)が効果的だったことに習ったものです。
 新シリーズの800mm/5.6Sは、内蔵フード+延長フード(確か、400mm/F2.8Sか600mm/F4Sどちらかと共通の延長フード)のタイプです。
 AFになって、400mm/F2.8以上の望遠は2つに分かれたフードをそれぞれネジで締め付けるタイプです。500mmだけは、F4Pの時から外付けの1個のフードです。500mmAFの2代目のフードは長めでした。
 余談ですが、キヤノンの400mm/2.8にニコンの黒いフードを装着しているカメラマンを何人か時々競技場で見かけます。何でも、ニコンの延長フードを試したらサイズが合ったのと、締め付けネジがしっかりしているとか。たまたま延長フードのみ在庫処分で安く販売している店に出会ったそうです。キヤノンの最新の望遠レンズもフードの締め付けネジが不十分で、すぐ緩むためにリコール修理しています。
 ちなみに、私は自分の400mm/F3.5と600mm/F5.6の浅いフードを補うために、オーストラリアの写真用品メーカーのナイロン製で、マジックテープで巻いて止める延長フードを購入、使っています。スポーツ選手が足に巻くサポーターのようですが、逆光には効果的です。
同様のナイロン製の簡易フードを作ってくれるようカメラバッグメーカーにリクエストしましたが、「あまり需要はなさそう」とのことで製品化には至りませんでした。

投稿: しんじ | 2012年3月22日 (木) 00時44分

しんじさん、レンズフードの更に詳しい解説ありがとうございます。
フードも奥深いと言うか、初めて聞く事例もあり、大変参考になります。
おっしゃるようにキヤノンのEFレンズ(長玉)の何種類かはレンズフードが緩み易く、回転してしまうと言うことで2012年現在リコール対象になっていますね。

私も手持ちのAi ED 400mm F3.5S(IF)には、黒色のシボ模様付の樹脂シートを利用して筒状にした自作の被せ式レンズフードを使っています。
格納時はそのまま後方にスライドさせて専用のレンズ前カバーも被せられます。
それなりのフード長になるので前玉へのゴミ付着も激減しましたし、レンズ前部のクッション的保護にもなりますね。

ニコン純正の122mm径のL37Cフィルターは2004年1月の時には買えたのですが、私の不注意で割ってしまい、2010年11月に空箱を持って量販店に行き、これと同じものを取り寄せてくれと頼んだのですが、もうニコンの商品コードにも無いと言われました。
122mm径は以前からケンコーやマルミの市販品もなく、現在は中古品を気長に探しているところです。最近はなかなか出てこないですね。

投稿: MARK12 | 2012年3月22日 (木) 20時28分

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