ニコンカメラ(レンジファインダー)総合カタログの変遷
先日、ニコンSPとS3の載った総合カタログを紹介しました。
今回はそれら総合カタログのその後の変遷を大雑把ですが紹介したいと思います。
まず、おさらいです。
昭和34年1月版がこちらです。
このカタログにはニコンSPとS3が表紙になっており、紹介されているカメラもその2台のみです。
昭和34年3月版がこちらです。
こちらのカタログにはニコンSPとS4が表紙になっており、紹介されているカメラもその2台のみです。
レンズは5cmF1.1が内爪から外爪になり、また、この版からNikonなどの文字がオレンジからブルーに変わりました。
その後の1959年(昭和34年)11月版です、このカタログと昭和34年3月版の間にも違う版があったかもしれません。
この版では、表紙のカメラは昭和34年3月版と同じですが、紹介されているカメラはニコンSPとS3、S4の3台になりました。レンズも2.1cmの追加や3.5cmF2.5の変更などが見られます。
下はその後の1960年3月版(画像左部分)、1960年6月版(画像中央部分)、1961年5月版(画像右部分)のそれ以前との変更部分(一部分ですが)です。
画像左部分ではニッコール10.5cmF4が追加され、それまで載っていたエルニッコールが消えました。他にも発売予定だった2.1cmが発売されています。
画像中央部分では、100cmF6.3が変更になりました。画像右ではおもて面のニコンS3からS3、S3Mへと変更になりました。
以上、とりあえず手持ちの資料で紹介出来るものだけですが、僅か2年半ほどでも結構変遷している事が分かるかと思います。
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