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日本光学二十五年史の巻頭に載っていた、ちょっと見慣れない「謹記」です。
謹記とは、国語辞典にも載っていないようで、文字どうり「謹んで記す」といった理解でしょうか。 二十五年史が昭和17年7月に出ています、戦時色が色濃く出ていた時期ですし、もとより海軍肝いりで設立された会社でもあります、また、これより前の頁には日本光学を訪れた皇族の写真も掲載されていましたので、こういった内容の文言になっていたのでしょう。
2011年11月 3日 (木) Nikon etc. | 固定リンク Tweet
当時ではそうでしょうね。 新たに公開された資料によると、主戦派の人たちも誰一人としてこの戦争に勝てないことを知っていた事実からすると、これを編集した上部の方たちはどのような思いで編纂したのかと思ってしまいます。
この時期、海軍はマルヨン計画とゆう大和級、翔鶴級を含む戦闘艦の大量建造を行い大和と武蔵の2隻の完成をもち完了していますが、これは対米戦を戦うのではなく、対米戦を行わなくて済むようにするための計画だったそうです。
第二次大戦後、米ソ二大大国による核ミサイルの保有競争に通じるものですね。
投稿: ガタピシ | 2011年11月 3日 (木) 15時25分
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コメント
当時ではそうでしょうね。
新たに公開された資料によると、主戦派の人たちも誰一人としてこの戦争に勝てないことを知っていた事実からすると、これを編集した上部の方たちはどのような思いで編纂したのかと思ってしまいます。
この時期、海軍はマルヨン計画とゆう大和級、翔鶴級を含む戦闘艦の大量建造を行い大和と武蔵の2隻の完成をもち完了していますが、これは対米戦を戦うのではなく、対米戦を行わなくて済むようにするための計画だったそうです。
第二次大戦後、米ソ二大大国による核ミサイルの保有競争に通じるものですね。
投稿: ガタピシ | 2011年11月 3日 (木) 15時25分