ニコンの8ミリです 16ミリなみの撮影画面を作ります
ニコンスーパーズーム8の広告です。
昭和43年頃の広告で、話は少しそれてしまいますが、この頃は「フジカシングル8」など手軽な8ミリカメラがヒットしていた頃です、ニコンはスーパー8方式でしたので、はたしてどのくらい移行したかは疑問ですが、こういったより上級機種へ移行する土台を作ったのが「マガジン ポン! わたしにも写せます。」のフジカシングル8ではないかと思います。
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コメント
8ミリはやってみたかったですね。
鉄道関係を撮影されている方ならご存知かと思いますが、国鉄の車両のデザイン、ヘッドマークのデザインをされていた故・黒岩保美氏が撮影してものがDVDで日本全国の蒸気機関車を8ミリで撮影されたものが販売されましたが、氏はニコンスーパーズーム8も使用されてます。
画家でもあったので、確かなカメラワーク。
タイトルが付いているものは、脚本、コンテがあったように思います。
時代の違いもありますが、この時代の8ミリはアイモを凌駕しています。
8ミリはフィルム一本で2分30秒のモーター駆動で撮影が出来ます。
アイモは16ミリの一番小さいロールで1分。動力はゼンマイで連続撮影で10秒が限界です。
ちょっと脱線だとは思いますが、手持ちのプロ用ムービーカメラで一番小さいのがアイモだったのですから、先人達が残してくれたムービー映像には頭が下がります。
アマチュア用は戦前は確か9ミリだったと思いますが、9ミリから8ミリにはいつ頃移行したのか調べてみたいとも思いますが・・・
投稿: ガタピシ | 2011年10月23日 (日) 11時40分
Bell & Howell Eyemo(アイモ)の最初のモデルは、戦前の1925年に登場したようですが、35mm映画撮影用のスプリング駆動が基本のハンディカメラですね。
ドキュメント、ニュース、従軍カメラ用として大量に製造されたようです。
同じB&H社のFilmo(フィルモ)は、アイモの16mm版ですが、DAタイプのシングルマウントから3本のレンズが付いたターレット式のDRなど多くのタイプがありますね。
TV創成期の報道用として1965年頃まで大量に使用されたようです。フィルムは標準の100フィートマガジンだけでなく400フィートマガジンを付けられるように改造されたものも少なくなかったようです。
9.5mm(9mm)フィルムは、日本では昭和初期の1920年代後半から1930年代半ばまで流行したようですが、戦争等の影響により1941年(昭和16年)以降はフィルムの入手が困難となったようです。
戦後は、コダックのスーパー8が発売されたこともあり、8mmがホームムービーの標準となって、9.5mmは1940年代に急速に廃れたようです。
パーフォレーションの穴がフィルム中央のコマ間にあり、16mmフィルムに近い画面面積があって比較的高画質だったようですね。
投稿: MARK12 | 2011年10月24日 (月) 22時43分
MARK12さんありがとうございます。
9ミリ、正確には9.5ミリから8ミリに移った時期が分かりました。
アイモのフィルムマガジンの大きさの違いと、それによる撮影時間の違いも理解できました。
資料がないので海外の事情は分かりませんが、日本の報道班員の人もベテランとなるとアイモによるムービー映像とカメラによるスチール写真の両方こなしていたようです。
ゼロ戦の写真で有名な故・吉田 一氏はラバウルでスクランブル発信するゼロ戦のムービー映像を残していますし、学徒出陣のオープニングを撮影したことで有名な本間金資(キンスケ)氏もアイモで海軍陸戦隊の落下傘部隊によるパレンバン降下作戦をアイモで撮影していますし、「大空のサムライ」の著者の故・坂井三郎氏がガダルカナル上空の空中戦で片目負傷で帰還したときのスチール写真を残しています。
脱線になりますが、本間氏はカダルカナル島ヘンダーソン飛行場空襲に向かう一式陸上攻撃機に乗り鳥肌の立つような凛としたゼロ戦の美しさをアイモで撮影しています。
投稿: ガタピシ | 2011年10月26日 (水) 10時22分
ガタピシ様
海軍報道班の本間金資氏が従軍撮影したのは、バレンバンではなく、セレベス島メナド降下です。バレンバンは陸軍です。
投稿: mami | 2017年5月21日 (日) 17時17分
私の間違いです。
ご指摘、感謝いたします。
投稿: ガタピシ | 2017年7月 9日 (日) 09時27分