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7.5mmかな?

1969年5月のある自転車雑誌の中の広告です。
S
この頃の広告には珍しく魚眼レンズの画像が使われており、私の目に留まりました.
これからはニッコールレンズ使用という前提の元での話です。(汗)
さて、この使われているレンズですが、1969年頃と言いますと、候補には1962年に出たフィッシュアイニッコール8mmF8、1966年の同7.5mmF5.6、1968年のOP・フィッシュアイニッコール10mmF5.6、1969年のフィッシュアイニッコール6mmF5.6が挙がります。しかし、最後の6mmは1969年5月の発売ですので、広告に時期には少し間に合わなかったように思います。また、8mmF8は周辺光量や画質の点で私は違うと思います。となると、7.5mmと10mmの2本に絞られますが、画像を見る限り、歪、遠近感の違いから正射影のOP10mmではなく、等距離射影の7.5mmF5.6ではないかと判断しました。
皆さんはどのように思いますか?


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コメント

一般的な魚眼レンズは、ほとんどが等距離射影方式ですね。同方式のフィッシュアイニッコール7.5mmF5.6は、他のニッコール魚眼に比べて小型軽量安価と三拍子揃っていたと思いますから、一般撮影用途向きだったと思います。

OPフィッシュアイニッコール10mmF5.6は、世界初の正射影方式の魚眼レンズであり、非球面レンズ使用(最前面)の世界初の一眼レフ用交換レンズでもありますね。
正射影方式は、天空輝度分布測定などに使用される特殊な魚眼レンズですし、等距離射影方式より画面中心の被写体が大きく写る特性がありますので、maruoさんのご推察通りだと思います。

投稿: MARK12 | 2011年9月29日 (木) 21時06分

資料を調べてみると、maruoさん、MAR12さんの推察通りですね。

私としては正射影方式の魚眼レンズに興味があります。この広告の4年後スカイラブ計画で初めて行われた宇宙から地球のデーターを集めるために行われた観測データーを集めるのに東西冷戦のため西側のみでしたが、気象データー、地中の深さを変えた地中温度を集めるのに観測データーを集めるのに立地条件の良い中学や高校まで西側陣営の国々から選考されて行われたデーター収集にタッチしたので。

スカイラブにはどんなカメラが搭載され、後の研究の基礎データーにするためどんなフィルムが使われていたのか、いまでも興味があります。

投稿: ガタピシ | 2011年9月30日 (金) 09時24分

初めまして
昔は魚眼もいろんなタイプのレンズが出ていましたよね^^
今はちょっと寂しいです(TT

魚眼と言えば6mmF2.8が凄いですねぇ。是非見たいと思っていたら、何時かのIPPFだったかしら、その巨大さにビックリでした(@@

投稿: クリちゃん | 2011年9月30日 (金) 21時36分

>スカイラブにはどんなカメラが搭載され、後の研究の基礎データーにするためどんなフィルムが使われていたのか、いまでも興味があります。


こちらのブログで2007年7月17日に掲載された「宇宙へ行ったニコン」の記事にもスカイラブ計画で使用されたNASA仕様のモータードライブ付のNikon F(Photomic FTN)改造機やUV NIKKOR 55mm F2などの写真を載せたニコンの記事が紹介されています。

1971年のアポロ15号では、フォトミックFTN改造型と共にニッコール35mm F1.4、55mm F1.2、300mm F4.5のレンズが搭載されたようですので、1973年のスカイラブ計画ではUVニッコールの他にこれらのレンズも使われたのかもしれません。
UVニッコールは、オゾン層などの紫外線撮影等に使用されたのではないかと想像します。
紫外線による撮影には、赤外線撮影用のような市販フィルムは当時もなかったのではないかと思いますので、一般と同様にUVフィルター併用で通常の白黒用の高感度フィルムを使ったのではないかと思います。

Fベースのスペースカメラは、F3スペースカメラのようにフィルムベースの厚みがおそよ半分で、2倍の枚数が撮影できるThinフィルムと呼ばれる薄いフィルム対応とかの話は聞いたことがないので、通常の厚みのフィルムを使っていたのではないでしょうか。

投稿: MARK12 | 2011年10月 5日 (水) 20時42分

ガタピシさん
スカイラブの時代で科学用途ならコダックの103系の
103O,103G,103D,103E,Ihは定番のフィルムでしょう、
高感度用にはレコーディング2475系、地形、太陽カメラ用
にはテクニカルパン系の超微粒子フィイルムが妥当な所と
思います。カメラは全くの想像ですが5インチ巾航空用カメラあたりが当時なら最小限の改造で利用できそうです。

投稿: tune | 2011年10月 6日 (木) 03時15分

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