« ニコノスIV-A 展開図 | トップページ | ザ・ワーストカメラ NikonF5 »

ジュージアーロに一問一答

カメラレビュー11号はちょうどニコンF3が発表発売後すぐの号であり、特徴などの紹介記事が誌面を飾っておりました。その中に下のようなインタビュー記事も載っており、当時、外部のデザイナーを起用し、話題でもありましたので、興味を持って読んだものでした。
11s


|

« ニコノスIV-A 展開図 | トップページ | ザ・ワーストカメラ NikonF5 »

NikonF3」カテゴリの記事

コメント

いま読んでもデザイナーとして一流であることとは何かが、良く出ています。

ニコンもジュージアロ氏にF3のデザインを依頼したことをメーカーとしてよく熟知していたことを感じます。

いすずの117クーペは自動車ショーに出すためにデザインしてもらった一品物のデザインだったのを、市場に投入したものだと思います。当時いすずが持っていたスポーツカー用のエンジンはベレットGT-R用の1600ccツインカムエンジン。このエンジンを搭載したタイプの117クーペは当時あの曲線を出せる自動車用薄型鋼板がなく、あの曲線は金型で出すのではなく、総て板金工による手作業の叩き出しで成形していたので、パーツの互換性のない一品物だとゆうことです。

この努力をニコンも見ていたはずですから、ニコンの技術陣が努力したのは当然ともいえます。

ジュージアーロ氏が卓越したデザイナーであったことはF3はFの生産期間よりも長く、中の半導体パーツがあれば、おそらくまだ生産されていたのではないかと思えるだけの完成度を持たせたことが証明しているように思います。
デザインとはファッションと機能性を両立させたものなのですから。

投稿: ガタピシ | 2011年8月 9日 (火) 08時06分

 ↑
いすゞの117クーペの板金云々は、大量生産化(月産千台レベル)を行う1973年(昭和48年)より前の1968年(昭和43年)~1972年(昭和47年)頃のハンドメイド(月産50台レベル)で117クーペを作っていた初期時代の話ですね。
ニコンで言えば、F2発売の数年前から発売翌年頃の間の話になります。

ニコンが基本となる寸法等を指定してF3の外観デザインをジョルジェット・ジウジアーロ(Giorgetto Giugiaro)氏に発注したのが1976年で、最初のモックアップがニコンに届いたのは翌年の1977年ですね。

ニコンの設計陣がジウジアーロ氏(ジュージアロ、ジュージアーロとも表記されます)が、こだわった外観フォルムで一番苦労したのは、モータードライブのMD-4の傾斜した形状ではないでしょうかね。
MD-4を分解してみると巻き上げや巻き戻し作動のためのギヤ列や伝達のリンク機構のほとんどが、MD-4上部の短い真っ直ぐな部分の空間に押し込められているような感じを受けます。
F3が開発途上で、どんなものになるのか未だ判っていない時点で、スペースシャトル搭載用としてNASAの制式カメラに認定されましたが、モータードライブ付のF3スモールカメラとビッグカメラのモータードライブは、常識的な直線的形状の別設計のものになっていますね。
やはりフォルム優先ではなく使用目的に沿った機能優先の結果でしょうね。

F3の生産が約20年も続いたのは、ジウジアーロ氏デザインのF3の外観フォルムやグリップ部などの官能的な部分の良さもあるでしょうが、機構部分の作動感触も含めたF3自体の機能・性能の良さを抜きにして語ることはできないと思いますよ。

ニコン純正デザイン(社内デザイン)の1977年版のF3試作機などを見ると、この質実剛健なデザインを元にした外観で発売されていたとしてもF3の基本機能自体にほとんど差はなかったでしょうから、最後の横走行FPシャッターのフラグシップ機として、やはり同様に長く生産されたのではないかと想像します。

投稿: MARK12 | 2011年8月10日 (水) 21時00分

氏のような工業デザイナーの仕事はこの機能と性能の良さをも熟知して、ファッションと組み合わせるのが仕事なのです。

F3もやはりニコンらしいカメラで、F3の最終シリアルナンバーのボディーながら、写真館で使われたので、裏蓋のブラックペイントの下地が出ている個体を持っていますが、巻き上げの感触は元々良いのですが、さらに滑らかになり、使いやすくなっています。

投稿: ガタピシ | 2011年8月11日 (木) 07時40分

>F3の最終シリアルナンバーのボディーながら、・・・

「最終シリアルナンバー」とは、最終シリアルナンバー帯あるいは少なくともF3最後期の番号帯のことだと思いますが、
いずれにしろ、F3の製造番号等は以前からサンプルとして集めていますので興味があります。

差し支えなければF3の製造番号等をご紹介していただけませんか(上5桁位でも結構です)。
裏蓋を外すとボディ側面に見えるスタンプ印(4~5桁の数字・記号のロットナンバー)もご紹介いただくと更にありがたいです。
これで製造年月やシリアルナンバーとの関連性がほぼ判明しますので、ご希望ならお知らせできます。

ノーマルタイプのF3の製造番号が、190万番台になったのは1990年代の序盤のようですが、199万番になったのはやっと1999年の終わり頃、200万番台に達したのは製造終了間際の2001年の中頃のようです。
F3の製造番号では、2001年6月製の2000635まで確認しています。
出荷製品としての最終シリアルナンバーも、この数字とそれほど離れていないのではないかと推定しています。

投稿: MARK12 | 2011年8月12日 (金) 20時29分

正確には1982825ですから、最終ナンバー帯に近いですね。スタンプ印はN7V0だと思います。スタンプ印が薄くなっているので明るくして虫眼鏡でようやっと読みました。シリアルナンバーの刻印の白のペイントすら禿げているすごい代物です。

私がF3で確認している最終番号帯は199万番台なので最終シリアルナンバーと書きました。

ちなみにもう1台のF3はシリアルナンバーは1456277で、スタンプ印は22VDです。
MARK12さんのサンプルの一助になれば幸いです。

ニコンのサンプル集めているいる人に会うことがあれば、ニコン研究に貢献できると思いますので、製造年月日やシリアルナンバーとの関連性をお教えいただければ幸いです。

投稿: ガタピシ | 2011年8月13日 (土) 07時25分

ガタピシさん、早速のF3のナンバーのご報告ありがとうございます。

F3シリーズのシリアルナンバー(製造番号)とロットナンバー(管理番号)は、ノーマル、チタン白・黒、P/L等の各モデルを中心に情報を集めてきましたが、ロットナンバーの3桁以降の記号の意味には未だ不明な点があり、推測の域を出ていません。
但し、各モデル共に製造年月を示すものと思われる最初の2桁には共通の規則性が見られ、一般的な製造年月を示す表示法とも同様に思えますので、製造年月については確度が高いものと考えています。
その判別方法は、こちらのブログでも紹介されています。
1桁目が1月から12月までの製造月(1~9,O,N,D)、2桁目が西暦年の末尾になるようです。
1980年~2001年までの長期間製造されたノーマルF3などでは、"0"は1980年、1990年、2000年のどれに当たるのかということになりますが、ロットナンバーの3桁以降の記号やシリアルナンバーを参考に推定することになります。
このためにもサンプル数が多くなる程、推定し易くなります。

さて、ガタピシさんご報告のノーマルタイプのF3は、以下のように推定します。
・シリアルナンバー:1456277、ロットナンバー:22VD
 →製造年月:1982年2月(22VD)、シリアルの番号帯は1981年末から1982年初頭のもので、矛盾はないようですから、上カバーの交換の可能性は低く、オリジナルのままと思われます。

・シリアルナンバー:1982825、ロットナンバー:N7VO
 →製造年月:1997年11月(N7VO)、これもシリアル番号に矛盾は感じられません。オリジナルのままと推定します。

ちなみにノーマルF3のロットナンバーの3桁目にVのアルファベットが見られるのは、手持ちサンプルでは1981年製からで、2001年製まで変更がないようです。
大井製作所で製造していたことが確実な1980年製のF3では、D0AFのサンプルがあります。
ノーマルF3の製造は、雑誌等の情報によれば、1988年以降は仙台ニコン、1991年以降から2001年までは水戸ニコンとなっています。
今のところ大井製作所で、実際にはいつ頃までノーマルF3が作られていたのかよく分かりません。
ロットナンバーなどのサンプル群を見ると逆にプロ向けだったF3Pとその市販モデルのF3Lは全数が大井製作所での最終組立・調整ではないか、
F3/Tの白と黒は初期はVの記号ですが、途中からT記号に変わっており、栃木ニコンが製造に絡んでいるのではないかなどと推定しています。


ちなみにガタピシさんもNikkor 35mm F2.8の製造番号のサンプルを集められていましたね。
下記は、私がメモっていたものです。多少ともご参考になれば幸いです。

・NEW NIKKOR 35mm F2.8(Ai改爪無):77789
・NEW NIKKOR 35mm F2.8(非Ai改):813077
・NEW NIKKOR 35mm F2.8(非Ai改):815083
・Ai NIKKOR 35mm F2.8:415629
・Ai-S NIKKOR 35mm F2.8:521099
・Ai-S NIKKOR 35mm F2.8:566065

投稿: MARK12 | 2011年8月14日 (日) 10時48分

MARK12さんへ。
知人の方よりの情報ですが、F3の200万番台で2007476をヤ●オフで見たとゆうのがいました。余りに数が大きいので、メモしたのだそうです。修理でこの番号になったのかどうかは分かりません。私自身の確認ではありませんので。

35ミリF2.8の情報ありがとうございます。
AiニッコールF2.8の前期型ではついに870877を確認しました。FMの前期型に付いていました。87万番台初めが最終ナンバーのようです。

投稿: ガタピシ | 2011年8月14日 (日) 13時23分

私のF3は#1995千番台で90VR、F3T#82014千番台で92VF、F3Pが#9008千番台でN5OZでした。ノーマルの方は生産中止が発表になってから慌てて購入しました。
レンズのシリアルとマイナーチェンジ、おおよその発売期間のサイトが有りますので紹介しておきます参考になさってください。 http://www.photosynthesis.co.nz/nikon/serialno.html#xx-70

投稿: F3が好きさ | 2011年8月15日 (月) 10時30分

ガタピシさん

F3の2007476と言う番号は、仮に補修用のカバーの番号だったとしてもちょっと跳び過ぎの感じですね。
事実ならF3製造末期に補修用カバーが数千個分作られたのかもしれません。
数字が大きい補修カバーがたまたま使われた例なのかもしれませんね。


F3が好きさ さん

F3、F3/T、F3Pの番号のご報告ありがとうございます。
新品で購入されたF3は別として、それ以外のいずれもロットナンバーとシリアルナンバーの関係に矛盾は感じられず、オリジナルのカバーのままのようですね。

F3PのN5OZはN5O2ですね(末尾はZでなく2だと思います)。F3PもF3 Limited(F3L)もロットナンバーは同じ形式になっていて3桁と4桁目は1983年製のO0(オー・ゼロ)から1986年製以降のO4まで、F3L は1993年製と1994年製ともにO4のみを確認しています。

記号からみて1983年製から1998年製造のF3Pの製造バージョンは4種類あるようです。
F3やF3/Tのバージョンの多さに比べると少ないですね。

投稿: MARK12 | 2011年8月16日 (火) 22時50分

MARK12さんへ

私も補修用のような気がします。
F3の製造中止販売終了のときの製造を続けてくれの声は大きかったですから。

フィルムカメラは若い人に人気があるらしく、コンビニでたまたま見たコミック誌にハードボイルド系フリーの若いカメラマンが手にしているカメラがニコンF3でした。ロコ゜は描き込んでありませんでしたが穴空きカニ爪のレンズ付いていました。

投稿: ガタピシ | 2011年8月18日 (木) 08時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185882/52425653

この記事へのトラックバック一覧です: ジュージアーロに一問一答:

« ニコノスIV-A 展開図 | トップページ | ザ・ワーストカメラ NikonF5 »