新しいキヤノンフレックス R2000新製品
キヤノンカメラ発売元の1つである近江屋写真用品株式会社の1961年2月の広告です。
本格的な量産化により安定した品質で価格も抑えたレンジファインダーカメラ「キヤノンP」の一眼レフ版である「キヤノンフレックスRP」と昭和34年登場のキヤノンフレックスの次期モデルと言えるR2000を紹介しています。これらキヤノンフレックスシリーズを現在かえりみますと、キヤノンレンジファインダーカメラと比べ、成功したカメラとは言えなかったと思っています。
一方、この頃の日本光学では一眼レフはまだ、ニコンFとニコレックス35でありました、しかし、ニコレックス35は故障が多かった事もあり成功しなかったカメラと言えそうです。
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コメント
R2000、1/2000秒出ていたかどうか疑問がありますね。旧F-1も1/2000秒は出ていなかったですから。
投稿: ガタピシ | 2011年5月16日 (月) 09時39分
ガタピシさん、
R2000の1/2000秒は以前紹介しましたようにシャッターのスリット幅が僅か1.1mmです。調整が狂ってくると、最悪スリットにならず真っ黒(未露光)の恐れも出てきます。実際に当時使って居られた方のコメントがいただけたらと思います。
投稿: MARU0 | 2011年5月16日 (月) 19時48分
MARUOさんのコメントで思いだしたことがあります。
コダクロームの指定はあったものの、35ミリがカラー原稿として使えるようになったとき、旧F-1を使っていたプロカメラマンがF-1の1/2000秒は不安定なので使用していないとありました。
使用していると調整が狂いやすかったからでしょう。ポジはラチチュードが狭いですから。
私のF-1で1/2000秒使った時、狂っていたことになります。モノクロでもかなり狂っていましたから。
私のOHに出していたショップはキヤノンに弱かったこともあり1/2000秒は使用しませんでした。1秒から1/1000秒は安定していました。
旧F-1でそうなのですから、ニコンFとほぼ同時期に出たR2000は実際の撮影現場では旧F-1よりも1/2000秒は不安定だったと思われます。
私もR2000を使っていた方のコメントを聞きたいと思います。
投稿: ガタピシ | 2011年5月17日 (火) 09時12分