これ以上のメカニズムは望めません
ニコンフォトミックTnカタログ内の一部です。タイトルの文言が一番上に記されています、日本光学一眼レフの自信の顕れでしょうか。
当時のカメラの中では比較的早くTTL測光を採用しており、その中でも平均測光から実用性の高い中央部重点測光へと変更改良されたモデルでした。
余談ですが、このカタログの中面にはニコンFを構えた多数の方の写真が載っています。これらの方は日本光学の社員かニッコールクラブの会員の方なのかなぁなんて想像してしまいました。その中に下ケースを使っている方が2名おられます、たぶん自己所有のカメラではないかとか、他は最新のフォトミックTnを使っている方のは貸し出し?カメラなのかななんてどうでも良い余計な事も想像してしまいました。(笑)
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コメント
今では平均測光方式の欠点を知る人は少ないでしょうね。
平均測光方式のTTL機ではまだ露出計が健在なペンタックスSPを持っていますが、曇りの日は空を入れての測光だと適正露出が出ないこともあり、ミノルタSRT-101では上下分割測光方式を採用したものと思います。
中央部重点測光方式は、露出計のクセを覚えてしまうといまの分割測光方式にも引けを取らないものがあります。
しかしこの時代からニコンF2フォトミックAの時代までは電装関係に弱点があるため、いまでは受光素子の劣化、電池の液漏れによる断線のためTTLが使えないものもありますが、単体の露出計を使いこなして露出ワークを楽しんでみても良いと思うのですが。
ニコンFの構造はライカの修理で定評のある「早田カメラ」の社長がM型ライカと同じでメカに使う素材の特性を熟知した良いカメラであることを「銘機の肖像」で述べておられました。
投稿: ガタピシ | 2011年5月 5日 (木) 15時17分