チタン幕
ニコンFからF3までは横走行のシャッターカーテンにチタン幕が使われている事は皆さんご存知のとおりです。
このチタン幕ですが、ニコンFの物とF2の物は一見同じように見えますし、共用部品も実際に含まれています。
下はニコンF2パーツリストのシャッター幕が載っている部分です。
これの右側の備考欄に書かれている20FBIとはニコンFの部品を指しています、これからも共用部品が含まれている事が分かるかと思います。しかし、シャッターカーテン本体は共用ではない事もこれから分かります。技術資料を見ますと、ニコンFの幕の厚みは塗装処理前の段階では0.025mmと書かれています、一方ニコンF2では約0.02mmとなっており、千分の五ミリほど薄くなっているようです。ただし、この程度ですと、個人的には誤差の範囲とも受け取れますし、サイズ(長さ)的な違いでニコンFとは共用となっていなかったのではないかとも想像しています。(パーツどうしの比較をした事は無く未確認です)しかし、町の修理屋さんで、ニコンFとF2のシャッター幕を共用している処の話も聞いたことがあり確信が持てません、この辺りの情報をお持ちの方のコメントお待ちしております。
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コメント
いまは総てのニコンFの修理をニコンで受け付けてくれますが、一時期ニューF以外のFのサービスを受け付けるなとの話を聞いたことがあります。
ニューFはニコンF2と並行生産販売が行われたので、ニューFはF2とパーツの共用が多かったのではと思います。
投稿: ガタピシ | 2011年4月28日 (木) 15時52分