ニコン電子レベル AL-2
建築現場などで使われていた25年前のニコン電子レベルAL-2のカタログです。
この頃はまだ、レーザー製品は高価でした、価格は標準セットで550000円、追加のレベルセンサーだけでも120000円となっていました。因みに、レベルセンサー代120000円で当時の一般的なニコンオートレベルAP-5(117000円)やAZ-1(103000円)が購入できました。2人作業のオートレベルか1人作業の電子レベルを選択するかは仕事内容による費用対効果の違いで決まってくるのでしょうが、結構こういった電子レベルを使っている光景を見ていますので、高価とはいえ、十分ペイできていたのでしょうね。現在はもっと低価格になっていると思われますので、尚更ですね。
しかし、レベルセンサーの検出精度は±0.9mmと個人的には結構アバウトと感じます、とはいえ、現場では問題無いから使われている訳で、精度を上げても作業効率も落ちるでしょうしあまり意味がないのでしょうね。
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コメント
これから10年ぐらいした頃に私はレーザーレベラーを初めて見たように思います。
この頃には見えるレーザー光線を出していたような気がします。中小の業者にも普及できる価格になったとゆうことでしょうか。
この時期は大手ゼネコンや中堅ゼネコンでは使っていたのでしょうが、中小の業者は水缶とそこの下の部分から透明の水の見えるホースが出ていて、それでレベルを出していました。
この頃は親は勉強しないとこんな人になるのよと、学歴偏重の時代ですが、職人の持つ技能を過小評価していたように思います。
私が住むところでも、もう知ってる人は少ないと思いますが、もう亡くなった大工の世代の人の誇りは、図面は読めるが現場を知らない技術者。現場を知っていても図面の読めない熟練工が正規空母の煙突を付けるための芯だしが出来ず、煙突を取り付ける船体を構成する鋼材に煙突を付けるための芯だしをするのに、大工の棟梁が呼ばれ、曲尺と墨ツボで見事に芯を出したのを誇りとしておりました。時期的には「翔鶴」だと思われます。
この話をしてくれた人がゆうには、曲尺が二本あれば、昔の大工は計算尺に使っていたともゆっていました。
その人はその年季を入れる大事な時期に戦争に駆り出されてしまったため、その技術はその人の上の世代で絶えてしまったようです。
投稿: ガタピシ | 2011年4月21日 (木) 16時34分