赤外線が御神火をとらえた日 赤外線撮像装置IR-18の活躍
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コメント
この噴火は夜、仕事帰りによく見ました。
全島民避難の噴火の日までは、真暗闇の中で誰かがタバコを吸っている火のように見えましたが、赤黒い不気味な色でした。
全島民避難が決定された最大の噴火は裏山から見ましたが、今回の東北関東大震災ではありませんが、大自然の前では以下に人類は弱いかと感じさせられます。
投稿: ガタピシ | 2011年3月17日 (木) 21時02分
東北地方太平洋沖地震の発生から1ヶ月余が経過し、世の中も多少は落ち着いてきたようですね。
福島第一原発の方は、未だ予断を許さない状況と思いますが、書き込みをそろそろ再開します。
(それにしても福島第一原発が旧式な沸騰水型でなく最新型の加圧水型原子炉だったら、あんなことにはならなかっただろうにと思います)
1986年9月の光友の記事に「赤外線撮像装置分野に参入。英バー・アンド・ストラウド社と販売・技術契約をむすぶ」とあり、赤外線撮像装置IR18が紹介されていますね。
双眼鏡や測距儀などの光学製品で長い歴史を持つバー・アンド・ストラウド(Barr & Stroud)社ですが、昔から日本とも関わりが深い会社と言えるでしょう。
古くは明治27年(1894年)に英国で建造された巡洋艦「吉野」に装備されて初めて日本に持ち込まれたのがバー・アンド・ストラウド社製の1.5m 測距儀で、日本海海戦当時には日本海軍の主要艦艇に武式1米半測距儀として装備されていたそうです。
Archibald BarrとWilliam Stroud の両教授により設立されたBarr & Stroud社は、1913年には株式会社になったようです。
1984年当時のBarr & Stroud社の広告を見たのですが、IR18 Thermal Imaging Scannerを使った独MBB社のBO-105へりコプター搭載のIRセンサーが紹介されていました。
この場合のライセンス先は、Ernst Leitz Wetzlarになっていました。ドイツではライツで、日本ではニコンだったということでしょうね。
ニコンは、これを契機に赤外線撮像装置の分野を押し進めたのでしょう。1990年代に入ってからは海上自衛隊の当時の新鋭潜水艦にはニコン製の赤外線撮像装置が搭載されているのを見たことがあります。
セイルには、潜望鏡や衛星通信用のマストと並んで赤外線センサー用マストが装備されていました。
上記の1984年当時の広告でも既にBarr & Stroud社は、Pilkington社グループと書かれていました。Pilkington / Perkin Elmar / Barr & Stroud は、後にThales Optronicsとなりますが、以前紹介しました海上自衛隊の「そうりゅう型」潜水艦が装備する「非貫通型潜望鏡I型」は、タレス(Thales)社のOptronic Mast CM010シリーズを三菱電機が主契約者となってライセンス生産しているものです。
ニコンは主契約者として従来型(貫通型)の潜望鏡を「そうりゅう型」用にも納入していますが、新しい非貫通型潜望鏡の光学系の生産にも関わっていると思います。
投稿: MARK12 | 2011年4月19日 (火) 20時24分