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カメラの解剖学  フォーカルプレンシャッターの話

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34s(写真工業1987年6月号より)
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78s(写真工業1987年7月号より)
主に、ユニット化されシャッターメーカーより供給のある、近年から現在にかけて使用されている縦走行の羽根型シャッターについて記述されています。


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1972年カメラ総合カタログ英語版

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1972年頃のニコンカメラ総合カタログ英語版です。
海外向けの為、カメラ名がNikomatからNikkormatへ、NikonosもCALYPSO/NIKKORとの併記になっています。

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貴方のフイルム

昭和24年フォトアート誌創刊号の裏表紙広告です。
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当時は2眼レフの中判カメラが流行し始めた頃だったようですが、この広告に載っているフィルムも中判用ロールフィルムとなっています。

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今後も絶えまない技術の研究、開発を  ニコンの世界(座談会2)

ニコンの世界に掲載された座談会その2には、当時、技術系の光学部長であった脇本善司氏、カメラ設計部長の中村繁弥氏を交えたものでした。
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この中にはフォーカシングスクリーンにまつわるものの他、幻のオートニッコールワイドズーム3.5cm~8.5cmF2.8~4や、サッポロサンニッパ、ニコンF2のFRE化などのエピソードも出て来て、当時非常に興味深く読んだものです。

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私は写真を撮ることに感謝する  三木淳のエッセイ

ニコンの世界(1975年2月1日初版)には「私は写真を撮ることに感謝する」とした三木淳氏のエッセイが掲載されていました。
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三木氏は脳腫瘍で倒れ、一時再起不能を噂されながら奇跡の復活を遂げましたが、個人的にはこの復帰を非常に喜んでいたので、当時、これを読んで、氏の生命力や写欲の旺盛さを再認識させられました。

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10カ月払い、カメラの月賦販売広告

昭和30年代半ば頃、月賦販売では大きなシェアを持っていたカメラ月販株式会社のチラシです。
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これを見ますと、当時の現金正価より5%ほど高い月販価格となっていることが分かります。
ニコンSPは現金正価85000円が89250円、ニコンS3は74000円が77700円などです。
当時、ニコンは現金払いでもほとんど定価販売でしたので、差額分は10回払いでの金利手数料と言えそうです。
他社カメラでは、アサヒペンタックスS2は正価35000円が36750円、ミノルタSR-1は38000円が39900円、キャノンPではF1.4付で58500円が61425円でした。各社メーカー直営ということもあり、チラシには一律5%ほどの上乗せとなっています、しかし、他社カメラは若干の値引きもありましたので、恐らくは販売店側で、月販価格でも値引きされていたと思います。裏付けといっては何ですが、当時のカメラ雑誌の広告では、現金正価での10回払いを謳ったものも見られましたので、そういった扱いで実質の値引きとしていたのだと考えられます。

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写真機工業会加盟各社マーク 昭和35年頃

下は昭和35年前後頃の写真機工業会加盟各社マークです。(一部です、全てではありません)
マークのみ表示していますので、各番号の会社名を当ててみてください。
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当時の社名をキッチリ覚えている方は居られますか? 私はほとんどのメーカーの社名を正確には言えませんでした。

続きを読む "写真機工業会加盟各社マーク 昭和35年頃"

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ニコンフィルターカタログ

1072~3年頃のニコンフィルターカタログです。
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この頃はカメラやレンズのカタログはA4サイズを少し小さくしたような縦長の長方形のカタログとなっておりましたが、フィルターカタログやニコノス2型カタログは、1970年頃以前までのニコンFカタログのような正方形に近い体裁のカタログでした。

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AIニッコールED300mmF2S(IF)など1984年春の新製品情報

1984年2月のNikon新聞は同年発売予定などの新製品特集でした。
その中にはニコノス5型や同カメラ用アクセサリー、FG-20、NewFM-2などの他、下のようなレンズ等も発表/発売されました。
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この頃はこのような超弩級のサンニーや200~400ズーム、前年に出たニコンFAやF3AF、上に記したニコノス5型など個人的には印象が強い新製品が多数出ていた時期した。

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ニコンスピードライトSB-2、SB-3の使い方

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ニコンスピードライトSB-2、3の使い方の説明書です。
皆さんご存知のように、SB-2はニコンF及びF2用、SB-3は一般的なJISのホットシューを備えたカメラに適しています。
発売時期は詳しくは調べてみないと分かりませんが、確かニコマートELやニコンF2フォトミックSが発売された1973年頃だったと記憶しています。価格は22000円で、私は当時、経済的な理由で、すぐには購入できませんでした。

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ニコンF401AF 新発売広告

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ニコンF401AFは、1987年6月発売され、89年12月在庫払底で、その間におよそ494000台が出荷されました。
2年半ほどと割合短い期間でしたが、普及モデルと言うこともあり、50万台近くの製造となりました、また、1989年4月にはF401S、1991年9月にはF401Xと改良モデルが登場し、それらを合わせると約130万台の製造となりました。

コストパフォーマンスが高く、従来のユーザーが初めてAF一眼レフに手を出しても十分期待に応えられる性能を持っているカメラだったと思います、また、以前紹介しましたように、絞りダイヤルによる操作も個人的には好感を持っていました。

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ニコンS3 LIMITED EDITION BLACKカタログ

S3_limited_edition_black1s
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ニコンS3 LIMITED EDITION BLACKのカタログです。
一応、ニコンの近年復刻した3機種(S3、S3ブラック、SPブラック)の中では最も少ない製造数です。
今更ですが、個人的には、S3のファインダーは35ミリを使いやすいと思っていますので、こちらに3.5cmF1.8を付けて出して欲しかったところです。で、SPには、2.5cmF4の復刻か、当時発売されなかった開発済みの35mmF1.4でも付けてくれれば、もっと話題と人気を呼んだのではと思っています。

しかし、今はこれら各モデル、中古市場で見かけるととても買いやすくなっていますね、かつての半額以下も珍しくないようです。

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ニコンEMとニコンFGの寸法図

ニコンEMとニコンFGそれぞれのボディ及びモータードライブ、スピードライトの寸法図です。
兄弟モデルといえる両機の大きさを比較するのに良いと思います。
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TTL-BL調光 カメラのうんちく話23

トップアイにかつて連載されていたコラム記事の1つです。
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赤外線が御神火をとらえた日 赤外線撮像装置IR-18の活躍

かつて三原山が噴火した際に、赤外線撮像装置IR-18が活躍したことを紹介したものです。
S(1987年2月光友より)

また、下はその撮像装置を紹介した部分です。

Ir18s(1986年9月光友より)


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ニコンF3AF 開発製品発表

1982年3月の社内報「光友」のカメラ・新製品発表ページにあった、ニコンF3AF開発製品を発表した部分です。
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発売が1983年4月ですから、製品発売1年ほど前の社内外への発表でした。
試作品の為でしょうか、AFのロゴが違っています。恐らくは、最終的な作動などの問題の見直しが行われていた時期になるのではないでしょうか。

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F新次元 ニコンF5

ファイルをめくっていたら出てきました、ニコンF5のステッカーです。
確か、発表会の時、テクニカルガイドと一緒に何枚か貰った記憶があります。
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十数年経ていますので、糊の乾燥?による収縮でしょうか変形していました。私が、こういったステッカーを入手した初めは、ニコンF2の物で、販売の手引きに付いていました。

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ニコン(S)マウント8.5cmレンズの仕様

85mmf2f15s(The Nikon manualより)

上は開放値F1.5で、以前に紹介したもので、下は後の外装など変更されたものですが、三木淳氏がかつてダンカン氏を撮った事で有名になったとされる8.5cmF2レンズの仕様などです。

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簡単にカラー印画が楽しめるようになりました フジカラーネガティブ

昭和33年頃のフジカラーフイルムの広告です。
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広告には価格が載っています、135フィルム20枚撮りで650円、プリントが51×76mmサイズで1枚あたり100円と50年以上前ですから、高価だったことがこれからも伺えます。因みにモノクロのネオパンはS、SS、SSS共20枚撮りで190円、36枚撮りは240円でした。

今はフィルムやプリント代を気にすることなく、バッテリーとメモリー残量を気にするだけ?でタップリ撮る事ができますし、その場で確認でき、仕上げも自分でかなりのところまで追い込め、自宅で気軽にプリントできる時代ですが、たまには、フィルムカメラを使って、1枚1枚を大切に撮ってみるのも良いかと思います。

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専門家を満足させるハイメカニズムニコン7×50シリーズ

ニコン双眼鏡セールスマニュアル内の定番双眼鏡7×50シリーズの一部分です。

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7×50の双眼鏡は戦後の日本光学復興に一役買ったノバーシリーズやその後のミクロン、上のカタログモデルなどといった定番の双眼鏡ですので、もしかしたら、あなたの家庭やご親族の家庭などにも残っているかもしれませんね。

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アルパアルネア 

日本光学ではニコンSPが発売される頃に、既に自動絞り、クイックリターンミラー、ペンタプリズム、スプリットイメージ付ファインダースクリーンと言った近代的な35ミリ一眼レフの基本的な機能を備えたカメラが下のアルパアルネアでした。
S(写真工業66号より)
しかし、個人的にはこの機種の、巻き上げ、巻き戻し、シャッターレリーズと言った操作系に馴染めず、また、メンテナンス面での不安もあり、所有するまでには至りませんでしたが、標準レンズの中のマクロスイターは秀逸な写りと機能で、今でもマウントアダプターを介して使っています。先日も梅の撮影に活躍したところです。


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ニコンS2、ライカM3など高級35ミリカメラ5機種の比較

写真工業66号には「高級35ミリカメラを検討する」として、キヤノンVT、ニコンS2、ニッカ3F、メルコンII、ライカM3の5機種をそれぞれ簡単に比較した記事が載っていました。
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この記事の総括部分に、「ニコンは近く新型が発売されると言われ、恐らくは次号にその詳論が発表されることと・・・」ニコンSPの事を予測した部分に触れています。実際に、この翌月には、ニコンSPが特集で取り上げられていました。

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ニコンS2の使い方、キャノンの使い方

50年以上前、光画荘より、下のようなニコンやキヤノンのカメラの使い方に関する書籍が発行されていました。
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他にもコニカの使い方、マミヤシックスの使い方、リコーフレックスの使い方、ミノルタ16の使い方と言ったような、当時人気があったカメラのハウツー本が出ていました。
因みに「キャノンの使い方」は昭和30年8月20日発行、「ニコンS2の使い方」は昭和31年3月25日発行となっていました。また、ニコンの方はSP発売後に「ニコンS型の使い方」となり、キャノンも同様に改訂版が出ました。

私は、高価ゆえすぐには手に入れられない時、カタログやこういったカメラガイド本を読んでは予備知識を仕入れたもので、時代は違えど、皆さんも学生の頃など経験があるのではないでしょうか。

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ニコンを変えずにニコンを変えた。 ニコンF2フォトミックA新発売

1977年3月25日、ニコンFマウントAI化に伴い対応カメラが発売となりました。
19774ais
当初は上の2機種が発売、5月にはニコンEL2とニコンFMが発売され、AIレンズも前日の記事中の広告にありますように40本程となりました。実質、このカメラ4機種とレンズ40種が揃った時がAI化の本格スタートだったのではないでしょうか。

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ニコンAIレンズ対応カメラ4種とレンズ群の広告とニコンショウ

1977年7月のカメラ雑誌に掲載されたニコンの広告です。
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全国でニコンショウを開催していたのですが、広告が7月とAI化から既に4か月近く経ている為、東京や大阪など大都市圏での開催は終わっていました。この頃より以前は、確か、ニコンショウ会場でアンケートを記入しクジ引きなどで景品が貰えたような記憶があります。全国展開のこういった特設会場での展示会開催は近年は見られず、ニコンショウという言葉も聞かなくなって久しいですね。

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光学工場の創立  光学回顧録より

日本光学前身会社の1つ藤井レンズ製造所創立時の藤井龍蔵氏の回顧録です。
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興味深いのは、レンズ製造に眼鏡などのレンズ研磨経験者ではない素人のみを雇いいれて養成から始めているなど、新しい技術を取り入れるには一見遠回りに思えて、実はこれが早くて確実な方法だという信念を持って事を進めていた事です。これは新工場移転前、手さぐりから始めた光学的な玩具製造や光学の勉強で龍蔵自身が得た結論だったのではないかと思いました。

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ニコンF2フォトミックAS新発売。 AI方式を採用した新しいファインダーにご注目ください。

ニコンF2フォトミックAS発売時の広告です。ニコンF2用ファインダーの中では最も後に登場しました。

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この広告の右下にはAI改造依頼の集中による納品の遅れが出ている事を詫びています、また、50mmF2や24mmF2.8の改造依頼が多かったのでしょうか、引き受けを一時中断していますね。実は、私もこの頃にニューニッコールの24mmF2.8をAI改造の為に出したのですが、納期がかかる説明を受けたのを思い出しました。

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新たな映像の世界へ。―新開発・光学系新設計のAiニッコールレンズ群―

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AI化の際に新開発や新設計されたニッコールレンズの広告です。

下は上の広告右下部分のアップです。
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ニコンスピードライトSB-7,8,9発売広告

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ニコンシステムがAi化されて暫くした1977年6月に、SB-2,3,4からそれぞれSB-7,8,9へと代わってこれらスピードライトは発売されました。

説明にもありますように、それまでのSB-2,3と比べSB-7,8は容積も小さくなり、価格も4000円ほど安くなっての登場でした。

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シングルフレームは2倍撮れます

昭和34年6月の写真工業裏表紙のコニカIIIMの広告です。
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コニカIIIMは35ミリのいわゆるフルサイズ画面では2回巻き上げ、シングルフレーム用マスクを嵌めると、1回巻き上げとなり、ハーフカメラとして普通に使えました。ただし、大口径レンズが付いている事や、露出計との連動など備えている事もあり、このクラスのカメラとしては高価でした。
因みにキヤノンPは50mmF1.8付にキヤノンメーターを付けて51700円、ニコンFは5cmF2付で67000円でした。
また、コニカIIIM同様のレンズシャッター機で連動露出計付では、マミヤ35オート・メトラが48mmF1.9付で26800円、ロードSEが40mmF1.9付で24800円となっていました。

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ニコンFG システム一覧

昨日に続き英語版カタログから、今回はニコンFGのシステム一覧画像です。
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EMの兄貴分にあたるFGです、システム的にはかなり充実した内容になっていると思います。
とは言っても、オート専用機EMのシステムと比較してもモータードライブの追加やそれに対応できるリピーティングフラッシュが増えた事が大きな違いとも言えそうです。
因みに下はEM英語版カタログ内のシステム一覧です。
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