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AI化の際に新開発や新設計されたニッコールレンズの広告です。
下は上の広告右下部分のアップです。
2011年3月 4日 (金) Nikkor Lens | 固定リンク Tweet
Auto NikkorやNew Nikkor等の非AiレンズのAi化改造は、F3の時代になっても長いことニコンが対応していましたね(有料でしたが)。 Ai方式に切り替わった当時から何年間かは、Ai方式のボディやファインダーを購入すると、それぞれでレンズ1本分の無料Ai化改造のサービスを受けられました。 提示したAi方式のボディやファインダーの保証書には、このサービスを受けたことを示すスタンプ印が押されたものです。
又、1977(昭和52)年当時のAi方式への切り替え時には、新品の非Ai方式のレンズ在庫も相当あったと思います。 そのためと思いますが、「Ai改造無料券」なるものが販売店などに配られたみたいですね。 この無料券は、中古カメラ店なども入手していて、在庫の旧レンズのAi化改造を順次行っていたようです。
レンズのAi化改造は、原則として絞り環の交換のみでしたが、Auto Nikkorなどのレンズマウントにマイナスねじを使用したものは、 改造の際にプラスねじに交換される場合が多かったようです。
投稿: MARK12 | 2011年3月 5日 (土) 17時32分
↑の私の2011年3月 5日 (土) 17時32分送信のコメントは、 2011年3月 5日 (土) にアップされたタイトル「ニコンF2フォトミックAS新発売。 AI方式を採用した新しいファインダーにご注目ください。」に対するものです。
投稿する場所を間違えてしまいました。
投稿: MARK12 | 2011年3月 6日 (日) 13時14分
この絞り環の交換により、現在のデジ一眼に使えるのですが、ヤ●オフのレンズの商品説明を読んでいると、この改造が行われていないレンズをデジ一眼に付けて試写をしたことが書かれているので、ちょっと調べてみました。
日本カメラの増刊「ニコンの使い方2」に答えのようなものを見つけました。
ボディー側の絞り連動爪が可倒式でなくなったニコンFM2は「FM2は基本的に姉妹機のFMに1/2000、1/4000秒、ストロボの1/200秒同調可能をプラスしたもので、その他の性能もほとんどこれに近い。手動絞込機構を持っていて、これが自動絞だけとか、プリセット絞だけの特殊レンズのレンズ用の絞込み測光用をかね、旧型のニッコールレンズ群をふくめて、すべてのレンズ群が使えるようになっている。」との記述がありますが、初期のミラーアップしなければならない25ミリ等は無理でしょうが。
やはりこの号に出ているニコンFGはデジ一眼と共通するものがあると思います。 FGに関しては「Ai方式改造レンズなど、開放F値連動ガイドのないレンズを取り付けた場合はレバーは動かない。この場合には、レンズの実際の開放F値に関係なく、F2.8の開放F値のレンズとしてボディーは記憶する。」とあります。
この二つの情報からすると乱暴な解釈になりますが、FGもAi改造を受けていないレンズでも使うのは可能ですが、露出のセットを自分ですれば使えるのではないかと考えられます。 それからするとAi改造を受けていないレンズでもデジ一眼での試写ができる理由になるのではないかと思いますが。
いかがなもでありましょうか?
投稿: ガタピシ | 2011年3月 6日 (日) 17時21分
ガタピシ様 Ai方式のカメラボディはマウント周囲にある爪が初期位置 (バネで一方方向にセットされている状態)ではいわゆる 絞り込み測光でレンズの開放値と無関係に使用が可能で す、ただし非Aiのレンズは絞り輪の裾が全周にわたってマウント側に飛び出しているのでボディの爪とレンズの絞り輪が 干渉して取り付けられません。(削ればOK) 機種、個体差で爪が短く付けられるのもありますが、F4 は爪が可倒式なので問題なく絞り込み測光で使用できま す。 またデジタル一眼ではAiの爪のあるのは原則不可で安い 機種の方が爪がないので使用可能です。マウントアダプター関係ではまったく問題ありません。
投稿: tune | 2011年3月 7日 (月) 23時39分
tuneさんありがとうございます。
投稿: ガタピシ | 2011年3月 8日 (火) 12時15分
改造も含めたAi方式のレンズの絞り環に必ず付いている「露出計連動ガイド」とレンズタイプによって有ったり無かったりする「開放F値連動ガイド」は、明確に分けて話をする方がよいかもしれませんね。 用語としては似ていますので注意が必要と思います。 前者はレンズ装着に直結する問題ですが、後者は一部のボディに関係する機能の一面にしか過ぎません。
Aiレンズに有ってAi改造レンズに無いものに、レンズ後部(マウント部)の「開放F値連動ガイド」と称される黒色艶消し塗装された出っ張りがありますね。 FGやFAのボディにある「開放F値連動レバー」でこの開放F値を受け取って自動露出やファインダー内表示に利用しているようですが、FGではプログラムオート、FAではプログラムとシャッター速度優先オートの制御に使っているのでしょう。 FA(やF4)では更にマルチパターン速攻の制御(利用可否判定も含めて)に利用しています。(CPU内蔵レンズ登場後は、この機能を利用する新規ボディは無くなったようですが)
次にAi-Sレンズに有って、AiレンズやAi改造レンズに無いものに、焦点距離に関する情報(135mmの望遠レンズか否か)を伝える黒色艶消し塗装された段差のある縁の「焦点距離識別リッジ」とSタイプレンズか否かの識別情報を伝えるマウント接合面にある窪みの「レンズタイプ識別ノッチ」があります。 前者の「焦点距離識別リッジ」は、FAではプログラムオート時のプログラム自動シフトに利用していますが、後者の「レンズタイプ識別ノッチ」は、Ai-Sレンズか否か、つまりリニアな絞り作動制御か否かの判定に使っているものと思います。 しかしFGやFAは、シャッターレリーズ後に絞り込まれた時点で再測光してシャッター速度を微調整する瞬間絞り込み測光方式を採用していますので、実質的にこの機能は活用していないものと思います。 このためかFGは、プログラムオート時、FAはプログラム及びシャッター速度優先オート時もレンズを最小絞り値に設定しなくても使えました(最小絞り設定警告表示もなし)。
F4の次のF5以降のAFカメラやデジイチ時代になっても利用されているAi方式レンズのメカ的な情報伝達機構は、絞り環に付いている「露出計連動ガイド」や元々はF2時代の「EEコントロールユニット用連動ガイド」がCPU連動方式専用のデジイチの「最小絞り設定警告レバー」を動かすのに利用されている程度でしょうかね。
投稿: MARK12 | 2011年3月 8日 (火) 20時17分
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久野 幹雄: ニコン―レンジファインダーニコンのすべて (★★★★★)
青山 祐介: 究極のニコンカメラ (★★★★★)
佐藤 治夫 /大下 孝一 : ニッコール千夜一夜物語―レンズ設計者の哲学と美学ニッコールクラブ会報に連載されていた記事に加筆して1冊にまとめたものです。 ニコンサイトでも閲覧可能 (★★★★★)
豊田 堅二著: ニコンファミリーの従姉妹たちニッコールクラブ会報に連載されていた記事に加筆して1冊にまとめたものです。 ニコンサイトでも閲覧可能 (★★★★★)
落合 泰之著: ニコンカメラレンジファインダーニコンを紹介。コレクターの方必携です。 (★★★★★)
コメント
Auto NikkorやNew Nikkor等の非AiレンズのAi化改造は、F3の時代になっても長いことニコンが対応していましたね(有料でしたが)。
Ai方式に切り替わった当時から何年間かは、Ai方式のボディやファインダーを購入すると、それぞれでレンズ1本分の無料Ai化改造のサービスを受けられました。
提示したAi方式のボディやファインダーの保証書には、このサービスを受けたことを示すスタンプ印が押されたものです。
又、1977(昭和52)年当時のAi方式への切り替え時には、新品の非Ai方式のレンズ在庫も相当あったと思います。
そのためと思いますが、「Ai改造無料券」なるものが販売店などに配られたみたいですね。
この無料券は、中古カメラ店なども入手していて、在庫の旧レンズのAi化改造を順次行っていたようです。
レンズのAi化改造は、原則として絞り環の交換のみでしたが、Auto Nikkorなどのレンズマウントにマイナスねじを使用したものは、
改造の際にプラスねじに交換される場合が多かったようです。
投稿: MARK12 | 2011年3月 5日 (土) 17時32分
↑の私の2011年3月 5日 (土) 17時32分送信のコメントは、
2011年3月 5日 (土) にアップされたタイトル「ニコンF2フォトミックAS新発売。 AI方式を採用した新しいファインダーにご注目ください。」に対するものです。
投稿する場所を間違えてしまいました。
投稿: MARK12 | 2011年3月 6日 (日) 13時14分
この絞り環の交換により、現在のデジ一眼に使えるのですが、ヤ●オフのレンズの商品説明を読んでいると、この改造が行われていないレンズをデジ一眼に付けて試写をしたことが書かれているので、ちょっと調べてみました。
日本カメラの増刊「ニコンの使い方2」に答えのようなものを見つけました。
ボディー側の絞り連動爪が可倒式でなくなったニコンFM2は「FM2は基本的に姉妹機のFMに1/2000、1/4000秒、ストロボの1/200秒同調可能をプラスしたもので、その他の性能もほとんどこれに近い。手動絞込機構を持っていて、これが自動絞だけとか、プリセット絞だけの特殊レンズのレンズ用の絞込み測光用をかね、旧型のニッコールレンズ群をふくめて、すべてのレンズ群が使えるようになっている。」との記述がありますが、初期のミラーアップしなければならない25ミリ等は無理でしょうが。
やはりこの号に出ているニコンFGはデジ一眼と共通するものがあると思います。
FGに関しては「Ai方式改造レンズなど、開放F値連動ガイドのないレンズを取り付けた場合はレバーは動かない。この場合には、レンズの実際の開放F値に関係なく、F2.8の開放F値のレンズとしてボディーは記憶する。」とあります。
この二つの情報からすると乱暴な解釈になりますが、FGもAi改造を受けていないレンズでも使うのは可能ですが、露出のセットを自分ですれば使えるのではないかと考えられます。
それからするとAi改造を受けていないレンズでもデジ一眼での試写ができる理由になるのではないかと思いますが。
いかがなもでありましょうか?
投稿: ガタピシ | 2011年3月 6日 (日) 17時21分
ガタピシ様
Ai方式のカメラボディはマウント周囲にある爪が初期位置
(バネで一方方向にセットされている状態)ではいわゆる
絞り込み測光でレンズの開放値と無関係に使用が可能で
す、ただし非Aiのレンズは絞り輪の裾が全周にわたってマウント側に飛び出しているのでボディの爪とレンズの絞り輪が
干渉して取り付けられません。(削ればOK)
機種、個体差で爪が短く付けられるのもありますが、F4
は爪が可倒式なので問題なく絞り込み測光で使用できま
す。
またデジタル一眼ではAiの爪のあるのは原則不可で安い
機種の方が爪がないので使用可能です。マウントアダプター関係ではまったく問題ありません。
投稿: tune | 2011年3月 7日 (月) 23時39分
tuneさんありがとうございます。
投稿: ガタピシ | 2011年3月 8日 (火) 12時15分
改造も含めたAi方式のレンズの絞り環に必ず付いている「露出計連動ガイド」とレンズタイプによって有ったり無かったりする「開放F値連動ガイド」は、明確に分けて話をする方がよいかもしれませんね。
用語としては似ていますので注意が必要と思います。
前者はレンズ装着に直結する問題ですが、後者は一部のボディに関係する機能の一面にしか過ぎません。
Aiレンズに有ってAi改造レンズに無いものに、レンズ後部(マウント部)の「開放F値連動ガイド」と称される黒色艶消し塗装された出っ張りがありますね。
FGやFAのボディにある「開放F値連動レバー」でこの開放F値を受け取って自動露出やファインダー内表示に利用しているようですが、FGではプログラムオート、FAではプログラムとシャッター速度優先オートの制御に使っているのでしょう。
FA(やF4)では更にマルチパターン速攻の制御(利用可否判定も含めて)に利用しています。(CPU内蔵レンズ登場後は、この機能を利用する新規ボディは無くなったようですが)
次にAi-Sレンズに有って、AiレンズやAi改造レンズに無いものに、焦点距離に関する情報(135mmの望遠レンズか否か)を伝える黒色艶消し塗装された段差のある縁の「焦点距離識別リッジ」とSタイプレンズか否かの識別情報を伝えるマウント接合面にある窪みの「レンズタイプ識別ノッチ」があります。
前者の「焦点距離識別リッジ」は、FAではプログラムオート時のプログラム自動シフトに利用していますが、後者の「レンズタイプ識別ノッチ」は、Ai-Sレンズか否か、つまりリニアな絞り作動制御か否かの判定に使っているものと思います。
しかしFGやFAは、シャッターレリーズ後に絞り込まれた時点で再測光してシャッター速度を微調整する瞬間絞り込み測光方式を採用していますので、実質的にこの機能は活用していないものと思います。
このためかFGは、プログラムオート時、FAはプログラム及びシャッター速度優先オート時もレンズを最小絞り値に設定しなくても使えました(最小絞り設定警告表示もなし)。
F4の次のF5以降のAFカメラやデジイチ時代になっても利用されているAi方式レンズのメカ的な情報伝達機構は、絞り環に付いている「露出計連動ガイド」や元々はF2時代の「EEコントロールユニット用連動ガイド」がCPU連動方式専用のデジイチの「最小絞り設定警告レバー」を動かすのに利用されている程度でしょうかね。
投稿: MARK12 | 2011年3月 8日 (火) 20時17分