いい名前、ありがとう。「カルナ」と呼んでください。
(光友335号より)
昭和53年7月に出た小型のダハタイプ双眼鏡のネーミングが決まった時のものです。
この「カルナ」はニコン75年史によると、優れたデザインが評価され、昭和55年にニューヨーク近代美術館に収蔵されたとあります。
しかし、このネーミング、実は同じ50年のあゆみや75年史には戦前からの双眼鏡に「カルナー又はカルナ4×」が使われていたような記述も見られ、それには戦後すぐの昭和20年12月、日本光学の生産再開時の双眼鏡の中に名前が入っていました。(75年史114頁参照、50年のあゆみ159頁参照)
しかし、日本光学四十年史の双眼鏡部分を見ましても、「カルナ又はカルナー」という製品名の双眼鏡は出てきません。4倍の双眼鏡は九三式双眼鏡があります、それの改名品でしょうか?
戦前もしくは戦後すぐに作られたという「カルナ(4倍)」についての情報をお持ちの方などのコメントをいただけますと、疑問が解けますので、協力をお願い致します。
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