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非球面レンズPart2 新カメラの豆知識111

昨日に続き非球面レンズについてのコラム記事です。ただし、こちらは前日の記事から10年の時を経たニコン新聞361号からのものです、各種非球面レンズの作られ方と使われた製品などが紹介されています。
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こちらも最後の「非球面レンズの新しい使い方」を見ますと、従来と異なる目的でも使われています、この記事よりさらに15年経て先日発売されたAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gなどはそういった中の代表例なのかもしれません。

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コメント

この中の工作方法で光の透過率が高いのは、昔ながらの研磨による「1」の方法のはずです。

いまから30年位前でしょうか、ニコンで灯台用の大形レンズを研磨剤を使い加工できる最後の職人さん二人の定年退職が迫っていた時、定年退職後、この二人を100万ドルで再雇用したいとゆう外国企業が現れました。

この頃、灯台用のレンズは手での磨きだしよりも透過率は下がるものの、モールド成形されたものが主流になっていました。

この二人のニコンの社員の方たちが選んだのは、会社が提示した定年退職の時期は自分たちで決定してもよいとゆうことと、ニコンの大形レンズの研磨技術を後身のニコンマンに伝える技術指導員になることでした。

この二方が指導されたニコンマンが現在、ニコンで研磨されている大形レンズを研磨していることでしょう。

大形の非球面レンズが存在することも想像できますが、一体どの分野でどのような使い方がされているのか私には想像が付きませんが。

ニコンの製品は以前、エア・サス車で運ばれていることを書きましたが、ニコンで造られている光学製品には、製品の構成パーツが管理された温度と湿度も管理されたクリーンムームで、製品として組み立てるのに人の体温ですら影響を与える精密光学機器を組み上げているため、荷台がクリーンルーム仕様になっているエア・サス装備のトラックもあると思われます。

ミクロからマクロまでの非球面レンズが、いろいろな分野に使われているのでしょうね。
産業用に。

現在ではカメラ用のレンズの研磨は、前述のような光学機器に使われるレンズ研磨と比べると、どこの国でもできる訳ではありませんが、現在の日本のカメラ用の光学レンズの研磨は簡単な方に分類されているようです。

現在の最先端の光学レンズの研磨は、やはりナノ・レベルなのでしょうね。

投稿: ガタピシ | 2010年12月12日 (日) 21時58分

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