人間の感覚を大切にした Nikomat EL
個人的には、広告の画像は落ち着いた雰囲気が出ていて好みですが、自動露出の宣伝文句がやや目障りな印象です。もう少し、小さな文字で地味に仕上げて欲しかったところです。
当時、このELが標準F1.4付きで86500円、ニコンF2フォトミックがボディのみで82200円でした、価格設定は結構バランスがとれていたと思います。
話が横道に逸れますが、私個人の当時の経済事情を加味した金銭感覚では、ニコンF2フォトミックSと標準F1.2、スピードライトSB-2を揃えるのは、現在ですと、D3Sと標準F1.4、スピードライトSB-900を揃えるのに近いのかな?と思います。また、ニコマートELに標準F1.4付きはD700のレンズキット付きくらいでしょうか。
それから見ると、ニコンD3100とかD5000はかなりお買い得な感じがします。D3100を買う感覚は30数年前では、スピードライトSB-2やベローズPB-4を買うくらいな気軽さです。これらはあくまで個人的な感覚ですので、実際の貨幣価値、金額の比率から言ったら隔たりがあるかと思います。
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コメント
この広告文は自動露出が可能になったことを誇る時代だったので、こうなったのだと思います。
友人の友人が使っていましたが、絞り優先だったので、購入候補に入れるのに躊躇したカメラです。
後年、欲しいレンズが付いていたので、クリアランスセールで購入しましたが、使ってみると使う人の感覚に合わされているようで好みカメラで、美品だったのが、結構使ってカドぶつけてしまいました。
私はまだ老眼になっていないので、裸眼で使っています。
投稿: ガタピシ | 2010年11月26日 (金) 11時04分