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昭和44年頃のネガカラープリント代

これは昭和44年頃のカメラ店などがカラープリントを注文する際の仕切り価格の早見表です。
1969s
この頃はフィルム代は勿論、現像やプリント代も決して安いものではありませんでした、記憶があいまいですが、まだ、同時プリントといったようなフィルム現像した全ての焼き付け可能なコマをプリントするような行為は、まだまだ、一般的では無かったと思います。

因みに、これを参考に、(当時はE判が多かったのですが、現在はL判に馴染みがありますので)L判で35枚プリントしますと仕切りで2205円ですから、注文したお客さんは2300~2500円程度は支払っていたと思われます。また、36枚撮りネガカラーフィルム現像代も加え、いわゆる同時プリントと同じ条件にしますと、恐らくは2400~2700円くらいはかかってしまったでしょう。
一方モノクロは、この頃、カメラ店が自宅で現像し、焼いていた所が多く、価格にばらつきはありましたが、おおよそL判程度で1枚20円程度はしていたのではなかったかと思います。

4つに伸ばしたものではなく、アルバムに貼る写真ですら、この価格ですから、現在ですとその2~3倍程度の価格と言えそうですので、昭和40年代に入っても写真趣味はお金が掛かるものであった事が、この面からも分かるかと思います。尤も、いわゆるサービス判など、近年では機械による自動化での低価格化による恩恵が大きいので、手焼きでは価格差はもっと縮まるとは思います。

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