35mm判専用オートフォーカス引伸機 ニコンから新登場
昭和50年11月21日発売のニコンRA-350引伸機の広告です。
当時、フォコマートと比べればリーズナブル?でしたが、フジのプロ用S690の倍額ほどの価格で、35ミリ判専用と言う事もあり、あまり沢山は売れなかったと聞いています。
しかし、35ミリ判しか使わないユーザーにとっては、台坂上で全紙まで焼けますので、精度の高いオートフォーカスと相まって便利ではありました。これで、カラー用ヘッドの用意がされていたならもう少し人気がでたかもしれないと個人的には思っています。また、複写用カメラブラケットとライティング用アームなどもオプション設定されていたら、もう少し寿命が延びたかとも思っています。我が家では暗室でカバーを被って眠っています。
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コメント
この分野の商品に関して、私はもっとも不得手としている分野です。
自分で引伸機の商品のカタログを手に入れて自分で引伸機を選んでいないからです。
初めての引伸機が昭和30年前後のラッキーのパンタグラフ式の製品で、写真部の友人に見てもらったところ、「これ当時かなりの製品だよ」とのこと。
この時代は35ミリよりも6×6の中判が主力の時代だったので、ネガキャリヤーは6×6で、35ミリはここに35ミリ用のアクセサリーに挟んで使用するようになっていました。
使用するにあたって欠損しているパーツは自分で木を加工したり、赤色フィルターはなかったのでもらった時期のパーツを取り寄せてもらって、自分で金物屋に行ってネジを探したりして使えるようにしたのを思い出します。
これを使っていましたが、その後フジS690をもらったのでこちらが主力になりました。
そのためこの分野はもっともうとい分野となってしまいました。
投稿: ガタピシ | 2010年11月 4日 (木) 14時46分