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ムル井フムーロク 菊

国産化最初のロールフィルム、菊クロームフィルムの広告です。
変わったタイトルで?と思われた方も居られるかと思います。
下の画像を見ると一目瞭然なのですが、昭和初期頃まではこのような横書きの場合も縦書き同様に右から表記する場合が見られたのです。
193512s
広告は昭和10年頃のもので、この頃は既にさくらフィルム(小西六写真工業)は発売されて居ましたが、富士フィルムは翌年の発売でした。

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コメント

右からの横書きは1行1文字の縦書きであると言われて
おもわず納得してしまいましたが本当のところはわかり
ません。

投稿: tune | 2010年10月 6日 (水) 04時14分

●いつも楽しく拝見しております。●昭和20年(第二次大戦)以前の広告物や書類など右書きもあることは承知しつつも、これは頭が全く回りませんでした。我が国の写真の歴史で必ず出てくる「菊フイルム」の広告ですね。昭和10年のものにしては随分洗練されたデザインと思います。●今となっては写真フィルム自体がメインストリームから外れてしまった感がありますので、大変貴重な資料と感じております。この当時はデジカメなぞ夢のまた夢と思いますが、数年後には浜松でテレビ開発に成功=撮像管による映像の電子化が実現している訳で、我が国の「画」にかかる技術開発に改めて驚くばかりです。●軍国化の足音が未だ遠い昭和10年頃は、家一軒買える値段のカメラにフイルムを詰めさえすれば、スパイ呼ばわりされずに民間人が写真を撮れた時代であったのでしょう。

投稿: ふみとパパ | 2010年10月 6日 (水) 22時48分

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