ニコンF2データ 初期型?
写真工業1975年6月号の連載記事『「システムカメラ思考」16回データ・システム』にニコンF2用データ装置として下の250枚撮りフィルムバックが載っていました。
ニコンF2データの発売は1976年11月で、この記事にあるカメラは特注品もしくは試作品ではないかと思われます。
あまりハッキリとした画像ではありませんが、データバックのデザインや、マスクされ、データの写る範囲の違いが分かると思います。
記事によると、250枚撮りフィルムバック・モータードライブ用で、画面左側に幅3.5ミリ×12mmの大きさで3針式の時計と年月日、メモ板に記入した文字が写し込め、AC電源利用時には秒あたり3コマまでの写し込みが可能とあります。データ写し込み範囲が大きく時計ユニットもしくはデートユニットとメモ書きの両方写せるようですが、画面左3.5ミリ分がそっくりマスクされてしまい、製品では改良の後が伺われます。
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