軽合金黒色仕上鏡胴のf:1.4
1953年初夏頃の日本光学の広告です。
これには、個人的に探し続けているオールブラックの軽合金鏡胴の5cmF1.4標準レンズの宣伝が載っています。
当時はクローム鏡胴とこのアルミの黒鏡胴を選べたのですが、製造数は圧倒的にクローム鏡胴の方が多かったのは皆さんご存じのとおりです。また、軽合金鏡胴ではアルミ色の物もありますが、この広告より後の登場で、S2登場とほぼ同じ頃でした。
また、最下段には以前少し紹介しましたオシロスコープユニット新発売の宣伝が載っています。
しかし、詳細は分からず、価格も載っていないのが残念です。
画像にはT-75型が写っています、こちらの最後端はシャッター幕面近くまで出ているように見えます。
以前紹介しましたT-120型では断面図を見る限り、標準レンズ?かマイクロニッコールのようなレンズをそのまま使っているように見えますので、T-75型に関しては専用のレンズを使っているのかもしれません。
余談ですが、もしかして、何処か大学などの研究機関に廃棄されずに眠っている同ユニットが残っているかも知れませんね、また、とうの昔に廃棄処分された、これらニコン用アクセサリーやニコンカメラも結構あったで事でしょう。
今なら、目ざとい学生が廃棄場から拾ってきて、オークションなどで日の目を見る事ができたかも知れないのですが・・・
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コメント
私の職場での経験です。
ほとんど未使用のニコンFを廃棄物の中から回収した事が
ありますが周りの評価は古くて使いようがないという
認識でした。S3Mも実際に使ったという人まではたどれ
ましたが廃棄になった時代からみてハーフサイズの
レンジファインダーカメラにどれほどの人が興味を
持ち得たか疑問ですね、しかもかなり酷使されているので
メンテにも費用がかかる状態だったと想像されます。
投稿: tune | 2010年8月 1日 (日) 12時13分