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昭和24年11月のニッコールレンズ広告と新発売ニュース

先日に続き古い広告の話題です。
Nikonm194911s

ニコンM型が発売されたのは昭和24年10月頃です、上の広告は昭和24年11月ですので、出稿時にはまだニコンM型カメラは発売されておりませんので、画像のカメラはニコンI型だと思われます。
この頃の交換レンズは画像のように、5cm、8.5cm、13.5cmのニコンマウント3種とLマウント4種のみとなっていて、5cmF1.5や3.5cmF3.5はもう少し後になります。
因みに、画像のカメラは先日の近江屋版ニコンM型広告の8.5cmF2付きと同じ物と思われます。


また、1ヵ月ほど前のニコンのニュースにNikon Rayfact MJ 90mm F4レンズ発売を知らせるものがありましたし、画像センシング展2010でご覧になってご存じの方もおられると思いますが、これにはニコンFマウントの物も用意されていますし、このほど発売となり、60年余の極端を意識し、今回、紹介させていただきます。(汗)

このレンズは製品検査などの用途を前提としていますので、基準波長546.07nm(e線)、使用波長域400nm~700nmと一般向けではないのですが、撮影環境が準備出来るならば、1/20倍~1/2倍の可変倍率となっており、ニコンFマウント用も用意されている事、イメージサークルも広く(φ82mm)アオリを使った接写にも向いているように思います。

報道資料:工業用マイクロレンズ「Nikon Rayfact MJ 90mm F4」の発売について

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