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瀬尾央のF2。

有名写真家のF2広告第五弾です。
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瀬尾氏の機材は、グライダーの翼の上に載ったモーター付きF2フォトミックAにAi28mmF2.8の組み合わせです。

この28mmF2.8は最短撮影距離がまだ30cmと一般的なものでしたが、Ai-Sタイプになってからは光学系も刷新され、20cmまで寄れるようになりました。

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コメント

瀬尾 央(ひろし)氏は、日本航空写真家協会の主要メンバーで、航空書籍出版の編集などもされており、航空関係の雑誌や写真集、カレンダーなどで瀬尾氏撮影の写真を知らずとも目にした方は多いのではないかと思います。

瀬尾氏は、モーターグライダーの操縦もされる方ですので、今回の広告写真に載っているグライダーも当時既に搭乗されていたものかもしれません。

NIKKORのMFの28mmレンズはF3.5やF2.8のものなど何本も使ってきましたが、近年は最短撮影距離が短く、接写用途にも使えるAi-Sタイプの28mm F2.8を主用しています。

Aiタイプのレンズの方が、Ai-Sタイプのものより全般的に鏡筒や距離リングの肉厚が厚く、作りはより良いと思います。
距離リングの回転角も大きいので、よりシビアな焦点合わせにも適していると思いますが、Ai-Sにも良さがあり、どちらが良いとも言い難いです。
いずれのタイプも光学性能には満足していました。逆光にも強く、意図的に太陽光のハレーションやゴーストを出したかった時にもほとんど失敗していました。

投稿: MARK12 | 2010年6月10日 (木) 21時18分

意図的にハレーションやゴースト、フレアーを出したいときは、出やすい設計のものや、古い単層コーティングのレンズを使います。

どこに出るのか分からないのが、レンジファインダー用のニッコール。

単層コーティングの時代の作品に順光での写真がほとんどないのは、そのためだと思います。

いまのレンズの用にメーカーごとに発色が統一されていませんが、単層コーティング時代のレンズを集めています。
一番最初の7枚構成の5cmF2は逆光に強く、しかも現在AFのニッコール50ミリF1.8にまで設計が引き継がれいる、Ai-S50ミリF1.8同様、直線に収差が出ないとゆわれているレンズでした。
この後の6枚構成のガウスタイプの50ミリは意図的にやりやすいレンズです。

Ai-Sの24ミリF2.8は、意図的にコントロールできればと思っているレンズです。

投稿: ガタピシ | 2010年6月11日 (金) 17時00分

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