ニコンEM 総展開図
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ニコンF5カタログ(テクニカルガイド)の測光を紹介した部分です。
ニコン一眼レフ伝統?の中央部重点測光もフォトミック系ファインダー装着時には実現していましたが、F5では更にカタログのようにCPU内蔵ニッコール使用時にはカスタムセッティングで中央重点の範囲を変更する事が可能でした。
また、説明にあるように、PC経由でフォトマネージャーを使用して1mm単位での変更も可能で、これを使い始めた頃、私は10mmに設定していました。この位がちょうど使い慣れていたニコンF3の80%の重点度に近いと感じたからなのですが、これもPCを更新してWIN95のフォトマネージャー自体使わなくなり、F5の設定も初期化して以来デフォルト(12mm)のまま使い、今に至っています。結局、極端な設定での使い方をしなければ、感覚的に慣れてしまえば、私のような使い方ならそれほど大きな違いがなかったという事です。
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1978年晩秋頃のカメラ雑誌に掲載されていたヨドバシカメラの広告です。
この頃、ヨドバシカメラでは一眼レフカメラを買うと、そのメーカーの代表的カメラの形をしたアンチモニー製貯金箱をプレゼントしていました。
貯金箱は画像のようにキヤノンA-1、ペンタックスME、ミノルタXD、オリンパスOM-2、ニコンF2フォトミックASの5種で、ブロンズ仕上げの物で裏蓋にはヨドバシカメラの銘も入っていました。
先日紹介しました貯金箱も同じ金型から作られた物のようですが、こちらは金メッキ仕上げで、裏蓋には銘は入っていませんでした。
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ニコンF3のTTL測光はエフ一桁機としては初めてのボディ内測光で、各種ファインダーを交換してもTTL測光が使えるようになりました。
この中央部重点ボディ測光はレンズから入射した8%程の光の一部がメインミラーを透過し、サブミラーによってボディ下部に設けられたSPD受光素子へ導かれるようになっています。
このメインミラーの8%の透過をする為に新たに開発されたのがピンホールミラーで、下のように縦0.03mm×横0.02mmの縦長のだ円形を約5万個ランダム?に配し、素通し状になっているとの事です。
このピンホールミラーの利点は、色つきがなく、偏光フィルターを使用しても測光誤差が出ない事で、更にファインダースクリーンを換えてもスクリーンの明るさの影響も受けませんね。個人的にはF3後期のスクリーンが気にいっていますので、あまり意味は無いのですが、F4のような更に明るいスクリーンやFのやや暗いスクリーンと入れ替えても露出補正の必要はありません。
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先日「ニコンFE 透視図」を紹介しました、今回はニコンF3を紹介します。
初期の頃のカタログにはこの上の透視図部分を使ったページがありますが、こちらはそれに同じアングル、配置のカメラ外観と透視図を上下に並べてのイラストとなっています。
初期型のF3ですが、イラスト作成時には未発売ですから、量産試作段階でのイラストではないかと考えられ、絞り込みボタンなど若干の違いがみられます。
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ニッコールレンズにもかつては所謂ライカマウントのニッコールレンズがいくつか出ていましたので、現在でも使っておられる方も居るのではないでしょうか。
下は写真工業1999年4月号の「特集/ライカスクリューマウントレンズの復権」の中のスクリューマウントの知識に関する記事の冒頭部分です。
また、こちらはこの記事に載っていた、ライカマウントの初期ズミクロンレンズのマウントネジなどの実測値などです。
これら測定には日本写真機工業会会員企業である各カメラメーカーの協力がありましたので、信頼性の高い実測値を出しています。(以前に「ズミクロン5cmF2とゾナー」のデータの一部を紹介しました。)
この記事の頃は不況下の中にあって、中古のカメラ業界は好調で、古いカメラ/レンズが見直され高値で取引されていた時期でもありました。また、新規でもライカマウントなどのレンジファインダーカメラ用レンズもいくつか発売もされるようになり、それを受けての特集だったのでしょう。
余談ですが、この時期、もし、ニッコールでもライカマウントのレンズを出していたなら一体何を作っていたでしょうね。
因みに、私の希望は2.1cmF4ですが、本体価格15万円、ファインダー3万円程度なら国内、海外それぞれ1000本位なら割合すぐに売れたような気がします。価格の根拠など全くありませんが、当時コニカヘキサノン60mmF1.2が800本限定、ファインダー、フードなど付属品込で190000円でしたので、それに倣った価格帯を入れてみました。
参考資料:ライカスクリューマウントレンズの知識
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有名写真家の使っているF2を載せた広告シリーズの第一弾です。
機材はニコンF2フォトミックAに80~200F4.5と魚眼16mm、レフ500mmの3本です。
ケースのX線使用の注意が時代を感じます。
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1978年10月~1,980年2月までの日本光学の広告には有名写真家のニコンF2を紹介したものが続きました。
その中の1つが上の広告です。
これを見ておかしいと感じる方も少なくないと思います。タイトルのとおり、ニコンF2を持った操上和美氏?の画像がどうやら裏焼き?で印刷されています。これが、意図的にそうしてあるのか、あまり考えられませんが、チェック漏れによる誤印刷なのか?その後のアナウンスが無かったので真意は分かりません。
因みに下は画像を左右反転させたものです、バランスなどを比較してみてください。
こちらのニコンF2の方が見慣れている事もあるのでしょうが、やはりシックリきます。
それにメーカー広告でわざわざ裏焼きでカメラを宣伝するのも不自然ですね。ナゾです。
有名写真家のニコンF2広告シリーズ
78年10月:今井 寿恵
11月:二村 保
12月:新正 卓
79年 1月:小西 海彦
2月:栗原 達男
3月:松本 徳彦
4月:瀬尾 央
5月:土田 ヒロミ
6月:坂田 栄一郎
7月:十文字 美信
8月:藤原 新也
9月:ピート・ターナー
10月:操上 和美
11月:バート・グリン
12月:マイケル・フリーデル
89年 1月:立木 義浩
2月:ルネ・ブリ
*上の写真家の広告でリクエストが有れば紹介いたします。
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珍しいUVニッコールの発売前の広告です。
以前にUVニッコール105mmのカタログを紹介しました。その中にも、下と同じ画像が使われていましたので、見覚えがある方も居られる事でしょう。
可視光をカットしての紫外線撮影は、私は経験がありませんが、紫外線透過フィルター装着後は全くと言ってよいほどファインダー像を確認できませんので、昆虫など動く被写体ですと、フレーミングの微調整は大変なのではないかと思ってしまいます。
以前の繰り返しになってしまいますが、このニッコール銘のレンズは既に生産完了して久しいですが、ほぼ同じ物を栃木ニコンから紫外線撮影用レンズ UV-105mm F4.5として発売されていますので、興味のある方は問い合わせてみてください。
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ニコン一眼レフとしては初の絞りダイヤルを搭載して登場したのがニコンF-401系(含む、後のF-401S~X)なのですが、この後登場のF-801系やF-601系ではコマンドダイヤルを採用した為に、最初で最後?となってしまいました。
近年のモードボタンとコマンドダイヤルの組合わせなどと違い、この軍艦部に並んだ絞りダイヤルとシャッターダイヤルによる露出モードの選択やダイヤル上の絞り値選択も分かりやすく、個人的には好感を持っていました。
最少絞りにセットされてないと露出表示用LEDが点滅し、レリーズもロックしますし、間違えて最少絞りF22までのレンズで絞りダイヤルをF32にセットしても情報を補正され、ちゃんと適正露出になるよう配慮され(逆の開放値側でも同様)初心者に優しいカメラとなっています。
このような軍艦部に並んだシャッターダイヤルと絞りダイヤルによる自由な組み合わせによる露出(感度可変で適正露出に対応)の可能なニコンS系似のレトロデザインのデジカメが1つ位はあっても面白いと思いませんか。
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画像は終戦後の大井3号館からの風景です。
ニコン物語によりますと、「昭和20年5月の大型の木造建築物4棟を焼失し、敷地の半分ほどが空き地になっており、空き地の南側には類焼を免れた木造3棟が残っていた。」とあります。
以前に大井工場(現・株式会社ニコン大井製作所)を紹介しました際に地図のURLを記しましたが、それから「昭和22年」のタブをクリックしますと該当地の画像が見られます。
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E139.43.42.130N35.35.56.300&ZM=12&from=mapb
これを見ますと、丁度上の画像とほぼ同じ状況で、すぐには日本光学も復興が出来なかった事が分かります。
また、「工場の塀の外側には兵器工場を守るために民家を強制疎開させて作った空き地が広がっていて、(中略)寒々とした眺めである。」と前出のニコン物語で結んでいます。
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レンズメーターは眼鏡の度数などの測定に使われる機器です、たまにオークションやリサイクルショップなどで安価に売られているのを見かけますので、ご存じの方も居られるかと思います。
下は先日紹介しましたニコン眼鏡讀本に載っていた望遠鏡式レンズメーターの各部説明部分です。
この本が出た頃(昭和44年)は既にニコン製望遠鏡式レンズメーターとしては2型となっていましたが、ほとんど変更は無かったからでしょうか、旧型での説明となっています。
また、こちらは投影式レンズメーターP型で、眼鏡讀本が出る前年に登場した物で、スクリーンを見るので長時間覗く必要が無く、また、複数で同時に確認もできる為、後に多くが世にでました。
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キヤノンF-1登場時のFDレンズカタログに載っていたFL超望遠レンズの説明部分です。
皆さんのコメントに度々出てきておりましたので、参考にしてください。
キヤノンの場合はフォーカシングユニットにも光学系が組み込まれており、前群の光学系を変えるタイプとし、繰り出しもラックアンドピニオンギヤによるものと、日本光学の物とはかなり違いが見られます。
また、この頃既にキヤノンはFLレンズでも人工結晶蛍石(フローライト)を採用したFL-F300mmF5.6とFL-F500mmF5.6を出していました。
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