意図的? ニコンF2裏焼き?広告
1978年10月~1,980年2月までの日本光学の広告には有名写真家のニコンF2を紹介したものが続きました。
その中の1つが上の広告です。
これを見ておかしいと感じる方も少なくないと思います。タイトルのとおり、ニコンF2を持った操上和美氏?の画像がどうやら裏焼き?で印刷されています。これが、意図的にそうしてあるのか、あまり考えられませんが、チェック漏れによる誤印刷なのか?その後のアナウンスが無かったので真意は分かりません。
因みに下は画像を左右反転させたものです、バランスなどを比較してみてください。
こちらのニコンF2の方が見慣れている事もあるのでしょうが、やはりシックリきます。
それにメーカー広告でわざわざ裏焼きでカメラを宣伝するのも不自然ですね。ナゾです。
有名写真家のニコンF2広告シリーズ
78年10月:今井 寿恵
11月:二村 保
12月:新正 卓
79年 1月:小西 海彦
2月:栗原 達男
3月:松本 徳彦
4月:瀬尾 央
5月:土田 ヒロミ
6月:坂田 栄一郎
7月:十文字 美信
8月:藤原 新也
9月:ピート・ターナー
10月:操上 和美
11月:バート・グリン
12月:マイケル・フリーデル
89年 1月:立木 義浩
2月:ルネ・ブリ
*上の写真家の広告でリクエストが有れば紹介いたします。
| 固定リンク
「NikonF2」カテゴリの記事
- S→SB→AS(2014.05.25)
- +50℃~-30℃と20万回 この過酷な条件に耐えられるか(2014.04.24)
- 最後のM-1広告(2014.04.17)
- ニコンシステム画像(2014.03.30)
- 狙いや用途に応じて変貌できるか(2014.02.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
管理人様。毎日楽しみに拝見しています。
私も当時、このシリーズ広告でF2に憧れていました。このシリーズは右ページに写真家の作品、左ページにその方の使っているF2という構成でした。多くの場合、その写真家のフィールドを背景にF2が写っている感じでしたので繰上氏は鏡でセルフポートレート風にF2を撮ったのだと理解しています。リクエストですが、正直全て見たいです。お時間のある時で結構ですので是非お願い致します。
投稿: Hal | 2010年5月19日 (水) 02時27分
なるほど!まさに、画面に写っているニコンF2で撮ったものだったのですね。納得できました。
*ニコンF2の広告は近日中に少しづつ紹介します。
投稿: MARU0 | 2010年5月19日 (水) 02時52分
管理人様
場違いで申し訳ありませんがF3の広告シリーズは掲載は無いのでしょうか?或いは既出ですか?
投稿: 空歩人 | 2010年5月21日 (金) 08時58分
「自画像」写真は「新ニコンの世界」でF2アイレベルで撮影したジェイ・メイゼル氏の作品も収録されていたと記憶しております。FEやF4など縦走りシャッター機では違和感が更に大きいですが、フォーカルプレーン機はパトローネ側も機構があるため未だ「裏焼き」状態でも違和感が少ないように小生は感じます(とは言っても「?」と思います。カメラメーカーの広告でよく採用されたなと敬服致します。普通は営業部がかんかんになってダメだししそうです)。
投稿: | 2010年5月21日 (金) 10時19分
いつも楽しく拝見しています。さて問題の写真ですが、操上和美氏自身が撮影したものではないでしょうか。ミラーに映った自身の姿と思っていました。
投稿: Topogon | 2010年5月22日 (土) 13時19分