ニコンの価格と月給比較 その2
3年近く前になりますが、以前にも同じ内容のグラフを紹介しました。
今回はその元ネタのニコン75年史の方です。こちらは当時のニコン代表機が公務員初任給(国家公務員上級職合格者)何カ月分に相当するかの棒グラフも載っています。
これを見ますと、カメラ生産の効率化によるコストダウンや月給の上昇が大きく影響しているのでしょう、ニコンF2の頃以降は月給の2倍程度以内で高級カメラが買えるようになったのが分かります。それとも戦略的に?そのような価格設定に仕上げていたのでしょうか、いずれにしても暫くそのような価格帯で推移しています。
因みに、現在では多くのカメラ価格がオープンプライスとなり分かりにくいのですが、平成19年度の大卒公務員1種の初任給が181200円、同時期のニコンF6が300000円、D3が600000円程度として計算するとF6で1.65カ月分、D3では3.31カ月となりました。
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コメント
>平成19年度の大卒公務員1種の初任給が181200円...
新卒者の初任給って意外と上昇してないんですね。私の初任給がバブル前で16万円程度でした。まあ、いろんな手当が付いてるからそのまま比較できないでしょうが(笑)。
投稿: 空歩人 | 2010年4月11日 (日) 07時29分