ニコンF3のLCDモジュール
ニコンF3は35ミリ判一眼レフの中ではかなり早く液晶表示を採用したのですが、先例が無い時代ですので液晶モジュールも従来例の無いコンパクトさの透過式液晶でした。
耐久性を考慮して無機シールガラスに封入し、常温では0.1秒以下の反応速度であり、文字の小ささ(縦1mmほど)も寄与し、消費電流も少なくなっていました。
この当時はカタログなどに約6~7年で液晶のコントラストが低下し数字が読み難くなり、この時は有償で部品交換する旨の記述が見られました。
しかし、使用頻度や使用環境による違いもあるのでしょうが、10年以上、通常の使用に耐えるコントラストの液晶表示のF3は多数ありましたので、かなりの安全係数をみていたのでしょう。
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