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ニッコールオート400mm、600mm、800mm、1200mmの仕様など

Spec1s
Spec2s
S
フォーカシングユニットを使う超望遠レンズの仕様などです。
説明にありますように、800mmや1200mmは色収差が大きくなりがちですが、アポクロマートタイプで極力色消しに留意しています。とは言え、近年のEDレンズ使用品と比べるとどうしても見劣りしてしまいますね。


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Nikkor Lens」カテゴリの記事

コメント

現在から見ると、フォーカシングにものすごく腕力が必要で、重量もえらくある望遠レンズシリーズでしたが、64年の「東京オリンピックの撮影」という使命を帯びたレンズでした。このクラスの望遠があるのもニコン・システムの強みでしたね。
 後にEDレンズ入りも出ましたが、このシリーズの後、76年のモントリオール五輪のIFシリーズ登場で新たな展開になります。
 ニッコールオートのマウントを切断改造してペンタックス67仕様にした知人もいました。主に野鳥の撮影でした。

投稿: しんじ | 2010年4月25日 (日) 00時38分

●いつも楽しく拝見させていただいております。一般家庭では馴染みのない超望遠レンズの記事だけに特に興味津々でした。ご紹介ありがとうございました。「新ニコンの世界」で商品としても紹介されていましたし、同誌の記事中にF2S+MD-2?に装着されたこのレンズがずらりと並ぶモントリオール五輪会場の様子もありました。
●マニュアルフォーカスの最終形AI400/F2.8Sはフォーカシングリングはいまでも軽快に動きますが、当時の製品は腕力が必要とは存じ上げませんでした。合焦もシビアな調整が必要でしょうから操作技術を訓練しないと「本番」には使えないのでしょうね。重量は3.1キログラム(フォーカシングユニット付)とのことですが、絞り開放口径を考えると重量品ですね。
●600ミリや1,200ミリは、レンズ本体に光彩絞りが装備されていたとは勉強になりました。説明では更なる絞り込み(f=64まで)を目的ししているようでしたが、自動ではないが故に、枠屋さんの苦渋の設計なしに光学的に望ましい位置に絞り機構を置けたという利点もあるのでしょうか。実際は回折現象でそこまでの絞り込みは使用しなかったのでしょうが。
●フォーカシングユニットとレンズ本体がねじ切りマウントのようですが、撮影現場で気軽に交換するのではなく、自宅で慎重に組み立てて持って行くのでしょうか?

投稿: ふみとパパ | 2010年4月27日 (火) 21時26分

 このレンズシリーズに共通のフォーカシング・ユニットは、70年代半ばのオートニッコール化に合わせて1度リニューアルされます。それでも重量は今とは比べ物にならないくらい重く(4〜5キロ台)、最短撮影距離も長いのです。
 確かケースは円筒状の図面入れのようなもので、現在のようにかっこいい品ではありません。ユニットと別に収納して、撮影現場で組み立てます。その重量から、三脚使用が主で、一脚使用は当時は見かけませんでした。
 キヤノンのFLレンズシリーズにも同様の望遠レンズがあったような。。。
 当時のスポーツカメラマンがかなり苦労して持ち運び、撮影しているのを見て、ニコンもさらに進化して使いやすいIFシリーズの望遠レンズを開発してくれたと思います。
 現在のデジタル一眼にも取り付けてどんな描写になるか試してみたいです。

投稿: しんじ | 2010年4月29日 (木) 00時11分

この時期のキヤノンのレンズも同じでしたね。
ニコンにしろキヤノンにしろ、アマチュアには縁のないレンズでしたが、1200ミリの作例写真はどちらも強烈でした。

キヤノンの旧FDレンズの300ミリF5.6の最終モデルを手に入れて使い始めた頃のピント出しに苦労したのをいまでも強烈に覚えていますから、このレンズを見るとプロの力量を感じましたね。

F-1は300でミラー切れが出ましたが、FとF2をそろえて一眼レフもニコンに切り替えたとき、どちらも300ではミラー切れがなかったのに驚き、スポーツ関係のカメラマンがキヤノンがEOSを投入するまでニコン一色だったのを納得しました。

投稿: ガタピシ | 2010年4月30日 (金) 08時48分

●しんじさん、ガタピシさん、ご教示ありがとうございます。●旧型のニコン・フォーカシングユニットは4~5キログラムと、今のサンニッパより全然重いのですか!分離して撮影現場に持参するしかなさそうな重量ですが、現場でも気を遣いながらの組み立てであったのではと御推察します。キヤノンもFLレンズシリーズということは手動絞りということですか。精密なピント合わせや、シャッタレリーズ時にレリーズケーブルなどを使って手ブレを防ぐなど、4×5を取り扱うような繊細さが求められたのでしょうね。

投稿: ふみとパパ | 2010年4月30日 (金) 14時12分

Nikonでは300mm~1200mmの超望遠レンズのIF化が終了していた1979年後半の頃のCanonの一眼レフ用レンズでは、常用レンズの多くはNewFDタイプに切り替わっていましたが、300mm以上の望遠レンズではLタイプではない300mmF4とリアフォーカシング方式となった300mmF5.6程度がNewFDで、他は前のFDタイプでした。

1200mmはFDタイプもなく、フォーカシングユニットを使用するFL1200mm F11でした。(絞りも自動絞りではなく手動式)
ただ焦点合わせは、ラックピニオン式だったので、操作力自体はそれ程重くなかったものと思います。

この頃は、FD500mmF4.5L、FD600mmF4.5、FD800mmF5.6のリヤフォーカシング式の白鏡筒レンズが登場していました(600mmと800mmはラックピニオン式)。
300mmF2.8は、直進ヘリコイド式のFD300mmF2.8フローライトで、黒鏡筒の時代でした。
リヤフォーカシング式の白の328(サンニッパ)は、その後の登場となります。

温度変化での焦点移動が大きい蛍石(フローライト)使用の望遠レンズでは、鏡筒を白色にすることは少なくともMF時代には、必然的であり意味があったと思います。
(鏡筒内温度上昇による対流(陽炎)抑制の副次的効果もあり)
温度変化での焦点移動が少なく、レンズ強度・硬度も高いEDガラス使用のニコンは、黒鏡筒で問題なく、第1面の保護ガラスも不要と判断していたわけですね。

投稿: MARK12 | 2010年4月30日 (金) 17時12分

 ふみとパパさん、重量はフォーカシング・ユニット込みで4キロから5キロです。その後のIFシリーズが3キロ前後だったので、ズシリときますよ。
 また、F2では、800mmでもミラー切れはしません。私もラグビーなど、600mm/F4にX1.4テレコンで撮影しましたが、問題ありませんでした。
 ニコンでは、F、F2クラスはこのクラスの望遠撮影を前提にしているので、ミラーやファインダーはかなりしっかりしていましたね。

投稿: しんじ | 2010年5月 1日 (土) 00時47分

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