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画期的な“クイック・リターン”のAsahiflex II型

写真工業1955年3月号のアサヒフレックスII型の広告です。
Iis

国産カメラで初めてクイックリターン機構を組み込んだ一眼レフを発売した時の広告で、これ以降ミラーが撮影後すぐに復帰するものを「クイックリターン」と呼ぶようになったように思います。

*:この時のパテント(出願中)と後年のペンタックスK型時のクイックリターンのパテントとの違いの有無を知りません、私は一応ペンタックスK型時の特許と初期ニコンFのクイックリターンミラー機構が問題になったという認識を持っています。詳しい方のフォローを期待しています。<(_ _)>

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コメント

私の知ってる範囲では、アサヒフレックスⅡBでは巻き上げ前と巻き上げ後のミラーの位置に違いがあり、巻きあげた後でなければアサヒフレックスのクイック・リターン・ミラーでは正確なピントが出ない構造だったと思います。

ペンタックスK型ではこのような記事や資料を見たことがないので、パテントの違いはそこにあると思います。

投稿: ガタピシ | 2010年2月27日 (土) 08時05分

1954年発売のアサヒフレックスⅡBと1957年発売のアサヒペンタックスKとの間のクイックリターン方式に関係した機構上の違いは、(半)自動絞り機構との連動にあるのかもしれませんね。

東京光学は、1957年に旭光学のものとは異なる独自のクイックリターンミラー方式を搭載したトプコンRを完成させていますが、クイックリターンミラー方式は旭光学よりも東京光学が先に考案したことになっています。ただ実用新案登録で、特許としては認められなかったようです。
もっとも旭光学で開発したクイックリターンミラー方式も日本では実用新案で、アメリカで特許が認められたという話しもあります。

ニコンF発売後に旭光学とクイックリターンミラー方式に関して裁判で争った祭にニコンはこのトプコンの機構を盾に難を逃れたと言われています。
結果的にミラー駆動関係のバネ方式の変更程度の対応で済ませていますね。

投稿: MARK12 | 2010年2月28日 (日) 01時15分

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