世界初チタンボディ、漆塗り限定品 「紫古今」
初春と言うことで、和風の話題を探しておりましたら、こんなカタログが出てきました。
口径15ミリ、倍率5倍のコンパクトなダハタイプ双眼鏡で、1996年9月14日より限定での新発売でした。
漆塗りを一部とはいえ採用した双眼鏡はそうそう無いと思います。
また、これとは別に、同時期にレギュラータイプも発売され、こちらも仕様は同じで価格は50000円でした。
因みに、この倍率と口径の双眼鏡は、ポロプリズムタイプでしたが、数十年前にミクロンとして出ておりました。
個人的にはミクロン6×15をチタンカバーとマグネシウム合金ボディとし、光学系は高品質な反射防止コートをすべての面に施したハイグレードタイプを出して欲しいところです。
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コメント
漆。いいですね。
以前ミノルタで漆塗りのブラックボディーが出たことがありますが、漆は時が経つほどに艶やかな黒色になり、美しさを増します。
また漆は熱にも強いので、戦国時代、足軽の被っていた陣笠は火にかけて使う鍋にもなったそうです。
漆の学術名は確かジャパンだったと思います。
現在ピアノといえば黒色塗装ですが、これは浮世絵などが欧米に有田焼きのクッション材として使われていた古紙の浮世絵が欧米で美術品として脚光を浴び、美術、ファッションにも多大な影響を及ぼして起きたジャポニズム運動のとき、日本から入った蒔絵細工の下地に塗装に使われていた漆の黒色の美しさから、ピアノ本体と鍵盤が黒色塗装になった歴史があるそうです。
投稿: ガタピシ | 2010年1月 2日 (土) 18時33分
MARU0さん、みなさん 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
一部に漆塗装を施したカメラの比較的最近の例としては、2006年12月に発売されたコンパクトデジカメのパナソニック「LUMIX DMC-FX07」の限定モデルがありましたね。
カメラの前板部分のみですが、その漆塗装の種類により「古今」、「いぶし銀」、「古木乾漆」、「玉虫」、「黒銀乾漆」と名付けられた5種類のモデルがラインナップされ、各100台の限定品でした。
この限定品は桐箱に収納され、特製「組み紐」が同梱されていました。
漆の種類は、おそらくカシュー漆と呼ばれるカシュー樹脂塗料による塗装と推定しますが、このカシュー漆は戦後に本漆の代用品として建築材や工芸品に広く使われるようになったもので、漆のように湿度を保った環境下での漆の酵素による硬化ではなく自然乾燥による硬化が可能で、かぶれることもなく扱いやすくなった漆材ですね。
投稿: MARK12 | 2010年1月 4日 (月) 00時40分
本漆はもとより、漆の木の近くを通っただけでかぶれる方も居られますので、近年は本漆を使う(特に顔など肌に触れる)物は類似品で代用する傾向にあると思います。
投稿: MARU0 | 2010年1月 4日 (月) 13時15分