手持ち撮影可能な220度 フィッシュアイニッコール6mmF5.6
フィッシュアイニッコール6mmF5.6は1969年5月登場のミラーアップを必要とするコンパクトな魚眼レンズです。
受注生産でしたが、1979年までは画角220度をレンズ240000円、ファインダーDF-1が10000円の計25万円で手に入れることができました。
ミラーアップレンズですので、構図を決めるには別ファインダーが必要で、アクセサリーとしてDF-1が用意されておりましたが、こちらの画角(視野)は約160度と狭くなっています。また、OPフィッシュアイ10mmF5.6とも共用のアクセサリーで、いずれにしても視野は撮影実画面の画角より狭くなっていました。
これは、OPの10mmF5.6の場合の約90%、6mmF5.6の約73%を見ることになりますが、魚眼レンズの場合、画面の中心部が大きく写り、周辺部は極端に圧縮されたものになる為、レンズ光軸を僅かに傾けるだけで画面効果もかなり違ったものとなってしまいます。従いまして、ファインダーは画面の中心部を決める事が重要であり、ほかに圧縮された周辺部はファインダーで仮に確認できても付ける場所の都合上かなりの部分がけられてしまうといった事情も考慮して決められ、共用としているそうです。
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