« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »

世界最初のEE一眼レフ コーワH

興和株式会社のカメラの話題ついでと言っては何ですが、下の広告によると世界最初のEE一眼レフカメラも興和のカメラということらしいです。同時期にニコンオート35が日本光学でも出ていますので、わずかな差だろうと思います。
H(写真工業1963年11月号より)
コーワのカメラはオーソドックスな物というよりは、独創的で比較的安価なカメラを出していたという印象を持っています。特に先日のスーパーワイドや、レンズシャッター一眼レフに超広角19ミリを付けたコーワUW(ウルトラワイド)といったものが有名ですね。
軍艦部をみましてもシャッターレリースボタンと巻き戻しクランク・ノブだけ、レンズ基部をA(オート)にしおけば、ピント、構図を決めてシャッターボタンを押すだけといった簡便さをアピールしているように受け取れます。

また、普段から胃腸が弱いので、毎日興和のキャベジンSという胃腸薬を服用しておりますので、個人的には、馴染みは深い会社です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

28ミリ超広角レンズより安いカメラ コーワスーパーワイド

コーワSW(スーパーワイド)の写真工業1964年8月号に掲載された技術資料です。
Sw1s
Sw2s

このカメラは現在は銀塩カメラの中古価格が低迷しておりますので割合買い易くはなっておりますが、その中では高めの人気機種ですね。それは広角28ミリレンズを付け、ケプラー式の凝ったファインダーでシンプルなデザインなのが人気の原因の1つだろうと思います。
また、あまり数も出なかったようで、特にブラックボディは珍品で高価に取引されています。

ただ、このファインダーは凝っているのですが、裸眼での使い勝手はあまり宜しくなかったようで、「細いパイプの先からのぞくように、少しでも角度が外れるとファインダーがかくれる。ただ、あまり眼を近づけずにのぞくと見える角度がひろくなるので、眼鏡をかけた人のほうがかえって見やすいというのも面白い。」とこれには評されていました。

さて、このカメラは当事では超広角の部類に入れられた?28ミリレンズを付けていて、価格が23500円と当事のFマウントニッコール28mmF3.5の価格25000円より安いのです。因みにニコンS系用2.8cmは19500円でした。

当事、私が28ミリレンズを好んで使っていたなら、もしかしたら、このコーワSWを専用機として購入していたかもしれません。
余談ですが、(実のところあまり使ってはいませんが)現在は28ミリ専用機としてニコンミニを使っています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

カビの話

写真工業昭和39年9月号掲載のカビ研究に関するレポートです。
1ms
2ms

古い資料で具体的な防黴方は記してありませんが、硝種毎のカビによる侵食(カビ痕)の強弱は少し参考になりました。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニコンF ア・ラ・カルト

昭和39年8月の写真工業掲載のニコンF広告です。
196481s

多彩な組み合わせによる無限の撮影の可能性をイメージさせる広告なのでしょうが、私はなんだかニコンFのメニューにも見えてきてしまいました。あなたは上のニコンFではどれがお好みでしょう?
因みに私は2.1cm広角レンズ付きが好みです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

カメラ年鑑 広告

日刊工業新聞社刊行の1958-9年版(日本写真機工業会編)の巻頭部分に掲載されていた全ての写真機、写真用品メーカーの広告部分で、掲載順になっています。(左上から右下へ順次)
All1s

カメラ年鑑向けの広告なのですが、製品の宣伝ではなく製品による作例を前面にしたもので、個人的にはとても好印象を持っています。また、各社の社マークなどが、今見ますと少し新鮮に感じます。
因みにこの年鑑の巻末部分にも広告は掲載されていますが、こちらは当事のカメラ雑誌などに見られるようなものが多く掲載されていました。(こちらは割愛)

日本光学の広告には使用カメラが「ニコンカメラ」となっています、時期を考えますと、当事の最新現行機はニコンSPになりますが、作例写真を撮った時期や使用カメラが必ずしも最新とは限りませんので、少し興味を引く表示の仕方ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニコンS2カタログ 英語版

ニコンS2の現地での発行による英語版カタログの表紙です。
1s
これは日本国内でのカタログの半分程度の大きさでしたが、内容は濃く、表紙・裏表紙合わせて32ページのものでした。

2s
ニコンS2からレバー巻上げ、クランク式巻き戻しが採用されました、上はレバー巻上げ、焦点調節、シャッターレリーズを右手一本での迅速撮影が可能なことをアピールしているページですが、このような内容は以前紹介しました日本語のカタログには見られませんでした。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ライカM3、ニコンSPのライバルになれなかった ミノルタスカイ

ミノルタスカイの3面図です。
Minoitaskys(「ライカに追いつけ!」P.135より)
ミノルタスカイは一軸式不回転等間隔目盛りのフォーカルプレーンシャッターを採用した、ライカM3を意識して開発された35ミリ判距離計連動式カメラでしたが、「ライカに追いつけ!」によりますと、試作品完成を持って渡米した田嶋社長は帰国後開発中止を決定し、発売の日の目を見ることはありませんでした。
このカメラはニコンF2が採用したセルフタイマー利用の長時間露出を既に使っており、2秒から15秒までの長時間露光が可能でした。
また、シャッターダイヤル連動のライトバリューを使うことにより、単体露出計との使用を簡便にしたり、シャッター速度は高速から低速に至るまで連続無段階可変など、シャッター周りに関する特徴が特に目立つカメラだったように思います。


| | コメント (6) | トラックバック (0)

ニコンEM 新発売時の価格表

ニコンEM[新発売時のカタログに挟み込まれていた別紙の2つ折り4ページ価格表です。

Photo
Photo_2

EMを中心としたシステム図の白抜きアクセサリーなどが新発売予定品で、ガゼットケースはコンパクトでEMでの使用を想定した製品だったようですが、海外では以前に紹介しましたFB-Eがセット品?で販売されていました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

オリンパスペンF 詳報

2s

以前に紹介しました「Fという名のカメラ オリンパスペンF」に記しました写真工業の詳報にあるペンFの分解写真です。
大まかにアッセンブリィごとの分解ですので、あっさりとしたものとなっています。
内容は参考資料をご覧ください。

参考資料:オリンパスペンF詳報その1(約4.0MB)
       オリンパスペンF詳報その2(約4.6MB)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

PASSEDシール カメラなどの輸出検査とデザイン認定

皆さんの中にはカメラやレンズなどに楕円形に「PASSED」と印刷されたシールが貼られているカメラを見たことがある方も居られると思います。
これの意味や制定?されたいきさつは下の画像を見ていただけるとおおよそ分かりますので、参考にしてください。

Passeds(写真工業1964年9月号より)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

誕生!フォトマニアの為のEE一眼レフ ニコンオート35

ニコンオート35新発売を告知する広告です。
Nikonauto35s(写真工業148号より)

広告文には最高級EE一眼レフという言葉が使われています。
それを裏付けるようにニコン銘を冠しての登場でしたが、海外ではなぜかニコレックス銘でしたし、製造数も約30000台とそれほど多くはありませんでした。

参考資料:ニコンオート35カタログ
     :ニコンオート35技術資料

| | コメント (2) | トラックバック (0)

日本光学の中央重点測光

カメラレビューNo.28号「露出制御のあゆみ」7回、カメラ内蔵露出計の変遷その2では中央重点測光を取り上げていました。
1s
これには中央重点測光において、的確に測光思想を打ち出し、定義づけを行ったのは日本光学であり、その資料に基づいての説明がなされていました。

参考資料:カメラ内蔵露出計の変遷 その2中央重点測光(約1.2MB)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

ニコンF2 初期のカタログ 英語版

下の物は、ニコンF2の英語版カタログとしては二刷目にあたるようです。
All1s
All2s
All3s
All4s
All5s

この中のEEコントロールアタッチメントやDP-2はプロトタイプのモックアップ、開発段階での巻き上げレバー装着で、画像を以前に少し紹介しましたので、ご記憶の方も居られるかと思います。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

クイズ この表紙のレンズは何?

以前に紹介しました「SとFマウントレンズのカタログ」の表紙部分です。
Fscatalogss

当事の各レンズを円弧や直線といったシンプルな線で簡略して表示したものを並べたデザインのしゃれた物でした。さて、この簡略表示のレンズはそれぞれ何か分かりますか?下に上の表紙に仮の数字を入れましたので、それぞれの番号のレンズを「SとFマウントレンズのカタログ」からみつけてください。
Fscatalogss1

デフォルメされていたりして、バランスが実物と多少違いますので、複数のレンズが該当しそうな物もありますので、正確な回答はありませんが、デザイナー(亀倉雄策氏?)がモチーフにしたと思われそうなものを、時間がある方は探してみてください。レンズでは無い物も含まれているかもしれません、また、回答はコメントでお願い致します。

回答は後日皆さんのコメントの多いものを正解としたいと思います、コメントは一時プールし、ある程度コメントがまとまりましたら、一気に公開しますので、それまでは皆さんそれぞれどのような回答をしたか分からないようにしたいと思います。

成績優勝な方の中から1名の方にニコンニューFカタログ(8051-01MJC 306-150/7)とニコンS系総合カタログ(復刻版)を差し上げます。
複数の方が該当します場合はその時に抽選方法を考えます。(汗)
それでは、多数の方の参加をお待ちしております。m(__)m
S景品です。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニコンFA 寸法図

ニコンFA販売の手引き内にあったFAボディとMD-15の寸法図です。
Fa
Md15s

ニコンFAはマルチパターン測光が評価されてカメラグランプリを獲得したと言えそうですし、一応このマルチパターンは世界初ということらしいのですが、実はニコンSLRとしてはこのカメラがはじめて絞り優先AEなどに加え、シャッター速度優先のAEモードをも搭載したカメラでもあったのです。
しっかり確認していないので間違っているかもしれませんが、確かこのSモードで1/4000秒を使えたのもこのFAが初だったように記憶しています。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ニコンフィールドスコープで写真撮影

カメラレビューの最終号となった1984年4月の33号では特集2で「カメラとアクセサリー実感情報」が組まれ、その中に、初期のニコンフィールドスコープで、EDレンズ使用の高級望遠鏡を使っての写真撮影が、取り上げられていました。
F2ss

Photo

私はこの結果を見て、さすがに写真用レンズにはかないませんが、フィールドスコープの潜在力を認識させられました。現在はIII型となり改良も加えられ、バリエーションも豊富ですし、更に上級品も増えてラインアップは充実していますので、この時以上に良好な結果を得られると思います。
ただ、やはり大型のしっかりした三脚は必須で、通常の同距離の望遠レンズと比べるとコンパクトとはいえ、機材はそれなりに嵩張る重装備にはなってしまいそうですね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

AF時代のマニュアルフォーカスカメラ

1993年8月号の写真工業誌特集に表題のものがありました。
この中に当事のマニュアルフォーカス一眼レフ機の一覧があり、簡単なj機能・性能の比較が出来ますので参考にしてください。
Mfcamera1s
Mfcamera3s_2

この頃は既に一眼レフの入門モデルもオートフォーカスが広まりつつあり、確かニコンではF-401SやF-601といった機種がありました。これを見ますと、MFでは結構重要なファインダーの性能ですが、倍率は視野率100%のニコンF3HP系とコンタックスRTSIIIが低いですが、それ以外は0.8倍以上、中でもペンタックスLXは0.9倍でありながら視野率も高く、プロ用高級機の面目躍如といった感じです。
また、案外とこの頃は横走行のシャッターを採用している機種が生き残っていたのですね。しかし、このあと割合早い時期にいくつかが生産を終えてしまいました。
この頃のAF一眼レフとMF一眼レフの勢力図は、2000~2年頃のデジタル一眼レフと銀塩一眼レフの勢力図に似ている印象を持っています、ニコンは自社生産ではないですが、今もFM10といった銀塩MFカメラやMFレンズを出しているのは、個人的には素晴らしいと思っていますし、微力ながら購入による応援をしたいと思ってもいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニコンF3H/MD-4H 使用説明書

前日のニコンF3/Tに次いで、ちょっと安易ですが、今回もF3の説明書です。
ニコンF3H/MD-4Hは報道機関などの特需向け特殊モデルですが、説明書はいたってシンプルです。
All1s
All2s
All3s

今回のニコンF3H及び同モータードライブMD-4Hの説明書も、基本操作は、F3HPとMD-4に準じますので、それらは以前に紹介しましたニコンF3の使い方 「使用説明書 基本操作編」や「使用説明書 技術編」、「使用説明書 応用編」を参考にしてください。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

ニコンF3/T 説明書

ニコンF3チタンボディは、操作に関するものは、基本的には、通常モデルのF3ハイアイポイントと変わりありません。
その為、下のような専用の説明書がありましたが、その内容はごくわずかな違いを記した程度のものでした。
F3t1s
F3t2s

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ニコンF4用TVリモートファインダーシステム

写真工業1988年11月号に紹介されていたニコンF4に特別製のファインダーやレンズ、コントローラーを組み合わせたF4の遠隔操作装置です。
F4tvs
発表のタイミングが丁度F4発売予定の時期でしたが、先日紹介しましたように、発売は一ヶ月ほど遅れてしまいました、しかし、このようなシステムなど製品発売前から多用な改造品?を作るのは報道機関や研究機関などからの要請でしょうか、日本光学時代からの伝統とも言えそうなフットワークの軽さですね。

これのご先祖様にニコンFを使ったニコンビディオリモートコントロールシステムが昭和37年(1962年)に既に出ていました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

初秋のカメラトピックス カビ他クイズなど

光画月刊1950年9月号に愛宕通英氏執筆のタイトルの記事がありました。
この記事では夏の撮影で使ったカメラ・レンズ・フィルムなどのカビに対する注意などが取り上げられていたり、中秋の名月の時期だからでしょうか?月の撮影に関するもの、ちょっとしたクイズが載っていました。
Photo
現在ですと、防湿庫を利用している方が多いと思いますので、それほどカビに対して神経質に保管していないのかもしれませんが、当事はエアコンも無ければ、防湿庫もフィルムを保管する冷蔵庫も無かったでしょう。そんな中での管理にはこういった記事が参考になったと思います。

さて、この記事中のクイズですが、皆さんはいくつか分かりましたか?

答えは、(1)ライカ、(2)コンタックスS、(3)スピード・グラフィック、(4)マミヤ35、(5)メントール・コンパーレフレックス とのことです。

私は1つも分かりませんでした。ただ、唯一(2)は35ミリ判のアイレベルファインダー付きの一眼レフとは分かりますが、この頃の機種がすぐに思い浮かびませんでした。また、この頃ですとニコンではM型ですが、これらの問題で該当はしそうに無いですね。
ニコンに関する問題があったなら、もしかしたら当てられたかもしれません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

ニコンF3AF 新発売広告

1983年3月の各カメラ雑誌に掲載されたニコンF3AF新発売の広告です。

F3afs

ニコンとしては第一世代のオートフォーカス一眼レフで合焦速度の速さがプロにも使える実用速度になったことを前面にだしています、確かMD-4装着時秒3コマまではAFがOKでしたが、個人的には移動体をAFでの追尾がどの程度実用になるのかに興味がありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニコン ルック 

ニコンルック専用の1枚物カタログです。
ニコン双眼鏡の中ではコンパクトで扱いやすく、価格も手頃なものでした。
Look1s
Look2s

Gマーク選定品でありデザインも良く、3つの倍率を用意し、使いかっても良かったのでしょう、かなり多くのルックが発売されたようです。(製造数に関しては生憎資料がありませんでした。)

ただ、現在見かけるものは結構レンズがカビていたり曇っていたりと、残念ながら丁寧に扱われた双眼鏡はあまり多くは無い印象をうけています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

新社名のロゴ

以前から何度か斜体のNikonロゴデザインの変更を取り上げていますが、この少し背が高く角度が起きたロゴはいったいいつ頃から使われだしたのでしょう?

社名変更は1987年4月の常務会で議案が可決、同年6月の株主総会でこれに伴う定款の変更が承認、同年7月の創立70周年記念式典で一般に発表と75年史にあります。
このロゴデザインは今までのものと同様に亀倉雄策氏が行っています。

本題です、新ロゴ使用の初めはいつか? 公式な文書などには社名変更と同時期、すなわち1988年4月からですし、雑誌の広告なども同月号からでした。
しかし、下のNikon新聞は1987年12月には既に新しいロゴと同じものに切り替わっていました。
Nikonss

ニコンカメラなどの広告の下に株式会社ニコンへと社名変更する旨の告知が始まったのもこの頃からですので、おそらくはこのくらいの時期から一部のデザインを新しいものへと切り替えていったのだと思っています。
ただし、社内的にはもう少し早く、1987年4月~5月頃には通達があり、社内報「光友」のNikon部分は9月号から変わっています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

理想のTTL ニコマートFTカタログ

ニコマートFT・FSのカタログです。
表紙裏表紙を入れて12ページのものです。
All1ss
All2ss
 
大きな画像はこちら


ニコンFマウント一眼レフとしては、最も早くTTLを採用して発売されました。
しかし、「ニコンファミリーの従姉妹たち」によると、当初は外光式の露出計を組み込んだ物の開発が進められていたそうです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

銀塩写真はどこへいく

1988年6月の写真工業誌には「銀塩写真はどこへいく」といったタイトルの銀塩フィルムによる写真の今後を占う記事が載っていました。
20s

 これには、銀塩の次に来る方式を占う参考として、複写機などのコピー方式を例にとっています。
この時点では、スチルビデオカメラとしていくつかが発表、発売されだした頃で、まだまだ銀塩が全盛であり、フィルムもカラー・モノクロともにISO3200~6400も可能な超高感度フィルムが発売されだした頃でもありました。

 結局、20年後の写真方式はどれか?と結論をだせずに結んでいましたが、これを21年後の今読みますと、確かに当事今のデジカメの隆盛を占うのは難しかったのではないかと思いました。

 この記事の数年前CDメディアによるデジタル方式の音楽が出だし、記事の頃にはもうレコード・コンパクトカセットテープからCDへと主流が変わっていたと思います。こういったメディアの変更には機器の普及が必要不可欠ですが、これにはCDラジカセやウォークマンといった携帯プレーヤーが大きく寄与していたように思います。
 これをカメラに当てはめますと、コンパクトデジカメのコンパクト化、低価格化、高性能化、デジタル一眼レフカメラの低価格化、高性能化に加え、携帯電話についているカメラの高性能化など機器の普及、プリントや表示の簡便化が今の写真方式の隆盛を支えているように思っています。

 さて、更に20年後にあてはめますと、一体どうなっているのでしょうね?
私はデジカメはおろか、高機能なAFカメラでも使い切れずにいるので、予想はいかにも素人という発想なのですが、スチルカメラという言葉が死後に近いものになっているのではないかと思うのです。
ムービーが高性能化しその中の1枚をプリントするといった使い方がごく普通になり、表示もプリントではなく、3Dを含めた動画を表示する厚紙のようなフレキシブルな有機EL?の機器によるペーパーレス、コードレスが普及しているのでは無いかと想像しています。
皆さんはどのように想像しますでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ニコンF-501AFカメラ登場時のカメラとレンズの組み合わせ

F501f3afnikkor_2
この中の組み合わせ図を抜き出したものです。
F501f3afnikkor

ニコンFマウントSLRのAFカメラ第二世代となるF-501ですが、原則それまでのレンズ内モーター方式からボディ内モーターによるAF駆動となりました。

この変更により、上の図を見ると分かりますように、同じFマウントのAFレンズでもニコンF3AF単体では後出てくるAFニッコールは使えなくなってしまいました。
また、ニコンF3AF用に出ていたAFニッコール3種はここに出ているF-501と後のF4以外では原則AFを使えないばかりか、以前に紹介しましたように使用しますと故障の原因にもなりかねませんでした。

さて、この数年後のAFニッコールくらいからでしょうか、軽量化やコストダウンなどでレンズ自体の造りがシリーズEレンズよりも安っぽく、しかもマニュアルフォーカス用距離環も申し訳程度の物しか無い廉価なズームなどが登場してきたように思います。とはいえ、安価なレンズですが、写りはニッコールを冠しているだけあって、問題のあるものは見受けられず、コストパフォーマンスは良かったようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニコンFシステム 1974年春の価格改定

1974年2月のニコンFシステム一覧図です。
1979allss

これは、この価格表の一ヶ月ほど前に、約10%程度の値上げ発表を受けての新価格でのものです。
この頃は国内外での経済状態が良好で、多方面で値上げがあり、また、労働賃金も上がるなど製造コストアップを価格に転嫁せざる終えないといった理由からだったと記憶しています。
私は、ちょうどこの時期に機材の購入を予定していまして、この値上げを聞き、急ぎ購入しました。

因みに下は改定前後のカメラ価格部分です。

197879ss

これをあらためて見ますと、現行時は感じなかったのですが、ニコンFのボディ価格が安いというか、登場時から意外と価格が上がっていなかったのですね。


| | コメント (1) | トラックバック (0)

1976年頃までのブロニカ

松坂屋写真商事株式会社出版部から出ていた'76カメラ年間Vol.5資料編にあったブロニカの部分です。
Bronicas
先日少し話題になった、ブロニカ用とニコンF用の共用望遠ニッコールですが、外観はこれでも多少は分かるかと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

起こりやすいカメラの故障 レンズ編

60年前のフォトアートに掲載されていたカメラの故障についての注意点などの記事で、この創刊号ではレンズを取り上げていました。
S(フォトアート創刊号より)

取り扱い自体は今も昔もそれほど変わるところは無いと思いますが、この頃はレンズ表面のコーティングもされてないか、あっても柔らかく、現在のレンズより取り扱いは更に丁寧に行わないといけませんでした。

関連記事:おこりやすいカメラの故障 シャッター編

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ニッコールレンズ生い立ちの記

ニッコールレンズ読本3には「こうして生まれて、こうして育った ニッコールレンズ生い立ちの記」といった1970年頃までのニッコールレンズの生い立ちを、3ページにわたり掲載されていました。
限られた紙面の都合上大雑把ではありますが、ニッコールとニコンカメラの簡単な歴史というか流れを知ることができます。

1s
2s
3s


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »