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28ミリ超広角レンズより安いカメラ コーワスーパーワイド

コーワSW(スーパーワイド)の写真工業1964年8月号に掲載された技術資料です。
Sw1s
Sw2s

このカメラは現在は銀塩カメラの中古価格が低迷しておりますので割合買い易くはなっておりますが、その中では高めの人気機種ですね。それは広角28ミリレンズを付け、ケプラー式の凝ったファインダーでシンプルなデザインなのが人気の原因の1つだろうと思います。
また、あまり数も出なかったようで、特にブラックボディは珍品で高価に取引されています。

ただ、このファインダーは凝っているのですが、裸眼での使い勝手はあまり宜しくなかったようで、「細いパイプの先からのぞくように、少しでも角度が外れるとファインダーがかくれる。ただ、あまり眼を近づけずにのぞくと見える角度がひろくなるので、眼鏡をかけた人のほうがかえって見やすいというのも面白い。」とこれには評されていました。

さて、このカメラは当事では超広角の部類に入れられた?28ミリレンズを付けていて、価格が23500円と当事のFマウントニッコール28mmF3.5の価格25000円より安いのです。因みにニコンS系用2.8cmは19500円でした。

当事、私が28ミリレンズを好んで使っていたなら、もしかしたら、このコーワSWを専用機として購入していたかもしれません。
余談ですが、(実のところあまり使ってはいませんが)現在は28ミリ専用機としてニコンミニを使っています。

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コメント

いまコーワってメーカーカメラ造っていませんけど、これを製造していたコーワって会社、製薬会社のコーワだったってこと知ってる人、どれくらい居るでしょうか?

投稿: ガタピシ | 2009年10月30日 (金) 18時09分

コーワSWは広角専用のスナップカメラとして1970年代からずっと人気があり、中古カメラ市場でも元の販売時の価格を考えれば大変高価でした。特にブラックボディはコレクションアイテム化して店頭に出ることも希で、とても買えるような価格ではなかったと思います。中判のコバーチブル・ホースマン(特に黒モデル)と共にハンディな広角専用機として人気があり、私も憧れていました。
ただ、コーワSWの外観に関しては元々が安い?カメラだっただけにそれ程高級感はないと感じたものです。実用機の感じが強かったですね。

コーワという会社についてですが、興和株式会社(略称は、コーワ、KOWA)は、近年の事業として繊維、機械、建材、木材、化成品、生活関連物資などの輸出入、国内販売。そして一般用・医療用医薬品の研究開発、製造、販売。更に医用・放送・レーザー応用など各種電子光学製品の研究開発、製造販売、輸出入なども行っています。こんなに手広くやっているのは興和が総合商社だからでしょうね。
元は明治時代に繊維問屋としてスタートし、大正時代に紡績業を開始し、戦後に旧帝国軍の光学関係や医薬関係の技師を招いて光学機器分野と医薬品分野にも進出します。
1960(昭和35)年には社名を興服産業株式会社(旧社名は株式会社服部商店)から現在の興和株式会社に変更しています。一般的にはキャベジンコーワやキューピーコーワ、コルゲンコーワなどの医薬品で有名な会社と言えるでしょうね。

光学機器として現在でもスポティング・スコープ等はコーワ・プロミナーのブランドで有名ですし、蛍石のレンズなどを使った高級品もあります。双眼鏡や望遠鏡なども同ブランド品がありますね。眼底カメラなど眼科系の光学機器もトプコン、カール・ツァイス、ニコン、キャノンなどと共に使われているのを見ます。
かつては一般用のカメラやレンズも製造、販売していてカロワイド、カロテレ、コーワSW、コーワUW、コーワSET-R、コーワシックス等は知られているところでしょう。
又、現在は放送・映像関係などの業務用電子機器なども幅広くやっているようです。

投稿: MARK12 | 2009年10月30日 (金) 22時10分

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