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ニッコールの広角レンズ群とニコマートFTn

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1971年夏頃の写真雑誌に掲載されていた日本光学の広告です。
これより少し前、キヤノンF-1が発売されだした頃は、ニコンFとそのシステム展開を広告したものが見られたのですが、、夏頃から3ヶ月ほどはニコマートFTnとニッコールレンズの組み合わせの広告ばかりになりました。
他方、キヤノンはF-1のシステムやアクセサリーの紹介をQ&A形式で紹介した広告を2ページの見開きで数ヶ月間出していました。
それに比べ、キヤノンF-1対ニコマートFTnではいかにも地味で、今思いますと、これは1971年9月発売のニコンF2を控え、あまり派手にニコンFとそのシステムの広告出すと、それに影響を受け直近にニコンFを購入するユーザーの不満を助長する恐れがあり、無難なニコマートFTnとレンズの広告にしたのかと勘繰ることができそうです。


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コメント

MARUOさん、みなさん、こんばんは。

「ニッコールの広角レンズ群とニコマートFTn」の広告写真には黒鏡筒のデザインで出てきた新しい大口径広角レンズのニッコールオート28mm F2と35mm F1.4が前の方に並んで写っていますね。
前者は1971年3月、後者は4月の発売ですから、この広告はF2発表の少し前の6月か7月頃のものかもしれませんね。

この時期にニコンFの広告露出を控えていたのは、正にMARUOさんのご推察の通りでしょう。

投稿: MARK12 | 2009年9月 7日 (月) 20時01分

MARK12さん、鋭いですね。この広告は写真工業1971年8月号です。
9月号はニコンF2発売月でしたが、発売は9月21日ということで、10月号発売に合わせていたのか分かりませんが、広告はまだニコマートとニッコールレンズでした。

投稿: MARU0 | 2009年9月 7日 (月) 20時34分

枝葉末節なことですが、20mmF3.5だけ、リアキャップが新しいような・・・(もちろん、ミラーアップ魚眼は別です。)

投稿: スポック | 2009年9月 8日 (火) 08時56分

スポックさん、こんにちは。
なるほど確かに20mmのキャップのギザを見るとLF-1のようですね。気がつきませんでした。(実際の雑誌で確認しました。)

投稿: MARU0 | 2009年9月 8日 (火) 18時48分

MARU0様こんにちは。
どうして、そんなところへ目が行くかと申しますと、F2が登場した頃に、レンズ表記が「Nippon Kogaku Japan」から「Nikon」に、フロントキャップが「NIKKOR」から「Nikon」に、リアキャップが初期型からLF-1に、変化しているような気がするからです。ただし、以前にお尋ねしたニコマートは、最初から(もっと早い時期から)「Nikon」ですし、Nikon Fの軍艦部の表記が、社票から「Nikon」に変わったのも、もっと早い時期ですので、F2の登場と同時に、「Nikon」をブランド名として使い始めた訳では無さそうですけどね。

投稿: スポック | 2009年9月 9日 (水) 00時49分

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