ニコンEMより軽いライトニコン FG-20 新発売
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コメント
この頃、ダイキャストの素材のシルミン系アルミ合金が新素材となって、その分、軽量化されたのかもしれませんね。
軽量化が進み、剛性が高くなった新素材のシルミン系アルミ合金ができたとゆうことでしょうか。
いまは理科系の分野に、冶金工学考古学とゆう分野があり、現在では生産されていない金属製品を集め再び分析している学問があるそうです。
この分野の学術書などを手に入れてみると分かるかもしれませんね。
投稿: ガタピシ | 2009年10月 1日 (木) 20時52分
ガタピシさん、こんにちは。
軽量化には確かにボディダイカストからが有効でしょうね。
ダイカスト素材の見直しもあったのかもしれませんが、各部の肉厚や肉抜きなどの形状リファインやプラスチック素材の更なる多用が行われたのではないでしょうか。
投稿: MARU0 | 2009年10月 2日 (金) 09時26分
MARUOさんへ。
私たちが推察するより、全ては設計主任が知っていて、その技術的な部分についていまも書かれていないところをみると、技術的には同業者には知られたくないものがあるのかもしれませんね。
プラスチック部品の多用は納得が行きますが、円高対策で輸出先のアメリカで売るため少しでも安く製造したかったカメラなので、ダイキャストの金型の変更と、製造ラインに手を入れるのは投資が必要なことなので、製造コストを抑え、このサイズでこれだけの軽量化ができた秘密には、興味がありますね。
投稿: ガタピシ | 2009年10月 2日 (金) 10時22分
鋳造用のシルミン系アルミ合金は戦前から使われていますね。
1930年代でも大型のピストンなどに使われていました。
ニコンS2あたりが、シルミン系アルミ合金ダイキャストボディを世界で最初に使ったカメラだったと思います。
近年のカメラのダイキャスト素材のほとんどは、Al-Si-Cu系合金の含銅シルミン系アルミ合金でした。ダイキャスト用の代表的な合金は、JIS記号のADC12があります(鋳造用のアルミ合金は、ACの記号ですが、溶融金属を金型に圧入するダイキャスト用はADC)。
鋳造時の流動性が良いSiを含有したアルミ合金は、シルミン(Silumin)と呼ばれますが、Al-Si系合金(ADC1)やAl-Si-Mg系合金(ADC3)が有り、Al-Si-Cu系合金(ADC10,ADC12)は、特に含銅シルミンと呼ばれています。Cuを含有し、更に微量のMgを添加したりしますが、熱処理硬化(時効処理による析出硬化)性も持たせたりするものです。
これらのアルミ合金の種類による重量(比重)差は、それほどないと思いますので、カメラの軽量化に大きく効くのは、やはり金属材の薄型化や小型化と樹脂部品の使用率拡大などが中心でしょうね。
ニコンEMでも巻き戻しノブ本体や巻き戻しシャフトが入る受けの部分が樹脂製で、ダイキャスト製のものに比べると脆弱な感じがします(特に分解修理時に土台がダイキャスト製部品と勘違いして固定用Cリング外しに無理な力を加えるとシャフト用筒の部分がもげてしまいます。ここはEM分解時の要注意個所です)。
投稿: MARK12 | 2009年10月 2日 (金) 21時20分
先日友人から警告音が出ない個体を頂戴し,今一番愛用するFマウントボディになっています(大感謝)
軽量化されたとは認識していましたが,EMより軽量なのはセルフを電子化したためだと思っていたら,現物をみてメカニカルだとわかり吃驚.なぜ軽量化できたか疑問でした所,皆さんのコメントを興味深く拝読しています.
投稿: lensmania | 2009年10月 7日 (水) 18時55分