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CAMERAの・・・・・・ロールス・ロイス ニッコールレンズ群装備 ZENZA BRONICA

昭和34年9月のカメラ雑誌に掲載されたゼンザブロニカの広告です。
Bronicas

カメラのロールスロイスというコピーやニッコールレンズを当初から用意し、高級カメラをイメージさせる広告となっていました。また、造りも高級感があり、確か外板もステンレスを使っていたと聞いた事があります、価格も標準セットで128000円と50年前を考えますと高価です。

このカメラ名称は創業者の吉野善三郎の名前を採り、善三郎のブローニー判メラという意味があると聞いています。
また、後にS型発売で既存の上のゼンザブロニカをD型と呼称するよう名称が変更されました。
この辺はニコンカメラでもM型発売後に既発売モデルをI型と呼んでいたのと同様ですね。

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Nikon etc.」カテゴリの記事

コメント

●いつも楽しく拝見させていただいております、コメントはご無沙汰しております。●大判ニッコールレンズは単体で発売していましたが、中判はブロニカやマキナがニッコールを装着して販売されていましたね。
●本広告のようにロールスロイスと並べて書かれるとはビックリ、レンズ業界のロールスロイスというとツアイスとかライカかなぁなんて・・・この頃には不動の地位を占めていたのですね。初期の300ミリF2.8もイメージサークルを大きくしてブロニカ用に転用できるように配慮されていたと聞きました、他にもイメージサークルが大きくて135システムでは贅沢なレンズがあったのでしょうか?

投稿: ふみとパパ | 2009年9月25日 (金) 00時26分

ふみとパパさんこんにちは。

イメージサークルに余裕があり、ブロニカ用とF用共用ですぐに思い浮かぶのはフォーカシングユニットを使う400mmから1200mmです。

投稿: MARU0 | 2009年9月25日 (金) 17時56分

●ご教示ありがとうございました。フォーカシングユニット(AU-1)を用いるレンズは、単に焦点合わせ部の共用のみならず、そこまで考えられていたとは驚きです。ということはブロニカ用の「AU-2」とか「AU-2B」とか有ったのでしょうか? F→Cマウントアダプタというシネ用アダプタは存じ上げています(なぜか我が家にあるのですが)、ブロニカマウント用もあるのでしょうか。

投稿: ふみとパパ | 2009年9月25日 (金) 22時35分

ふみとパパさんこんにちは。

フォーカシングユニットはブロニカマウントの物が用意され、レンズ部はニコンF用ニッコールと同じ物でした、AU-2などのようなユニットに型番があったのかはちょっと分かりません。

投稿: MARU0 | 2009年9月25日 (金) 22時58分

こんにちは.いつも楽しく拝見しております.質,量ともに圧倒的な資料に圧倒されております.

フォーカルプレーンシャッター式のブロニカはどれもステンレスで外装されておりますが,D型は仕上げの良さ,ツートーンの落ち着いたカラーリングと相まって別格の美しさがあると思います.化粧用のコンパクトを営造していたノウハウが生かされたものと思います.

D型は非常に多機能なカメラですが,ボディ構造の違いもあり,後のブロニカよりもかなり軽量であることなど魅力いっぱいの,日本が誇れるカメラの1つかと思います.

さて話題のフォーカシングユニットですが,ニコンF用の初期のものとほぼ同じ構造のブロニカ用のものがございます.AU-1 相当の,操作の軽い新型フォーカシングユニットは,ブロニカ用には存在しないと思います.ブロニカ用のフォーカシングユニットもF用のものと同様に自動絞りが備わっており,ボディと連動します.400mm F4.5 と 600mm F5.6 は以下に掲載しておりますのでご興味がおありでしたらご覧下さい.なお「フォーカシングユニット」と呼称され,公にされている型番はなかったのではないかと思います.
http://nikomat.org/priv/camera/mednikkor/index.html

このフォーカシングユニットはブロニカD/ブロニカSには装着できないのですが,この時代(ブロニカ初期,1959 - 1964年ごろ)は,レンジファインダーニコン(S型)用の望遠レンズが装着できました.レンジファインダーニコンの望遠レンズのうち,レフボックスを使用する 18cm F2.5, 25cm F4, 35cm F4 などが簡単に装着できます.プリセット絞りではありますが,ブロニカはクイックリターンミラーを備えていますので,レフボックスで撮影するよりも便利かも知れません.

古い時代の望遠レンズは小型化(レンズ全長の短縮)が進んでいないこともあって,意図せずとも十分なイメージサークルを持つ設計になることも多かったようです.

投稿: 日浦 | 2009年9月27日 (日) 04時07分

日浦さん、こんにちは。
ブロニカに関する解説ありがとうございます。
確かにレフボックス併用のニコンS系用望遠レンズもアダプター経由で使えましたね、忘れていました。

投稿: MARU0 | 2009年9月27日 (日) 20時13分

ブロニカと言えば、昔ガスライターもやっていましたね。

初代ゼンザブロニカ(1961年にS型発売後にD型またはDX型と呼称)の国内発売は、1959年12月のようですが、ハッセルブラッド1600F/1000Fを思わせる外観デザインは洒落ていて素晴らしいですね。
ハッセルブラッドと似ていたためにクレームを受けて早期に製造を中止したようですが、もしそのまま販売が続けられていたら、その後のブロニカの外観デザインも変わっていたかもしれません。

ニコンFと同時代の製品ですが、フォーカルプレーン(FP)シャッター式の6×6判一眼レフとしては、驚くべき先進性とユニークさを持ったカメラと言えるでしょう。ECシリーズまで続くステンレス鋼のプレス成形の外装、独特な滑落式クイックリターンミラーメカニズム、焦点調節(ラック・アンド・ピニオン式)と同軸の巻き上げノブ、ニコンF2と同じようにセルフタイマーを利用した2~10秒のスローシャッター機構なども有していました。
S2型の時代にステンレス鋼に光沢のブラッククロームめっきを製品化しましたが、これがきっかけとなり梨地ブラッククロームめっきのライカM4等が生まれたとも言えるでしょうね。

私とゼンザブロニカの出会いは、借用したEC型を使ったことから始まります。ブロニカECをフォルムも含めて気に入り購入予定だったのですが、丁度レンズシャッター式のブロニカETRが発売されて、そちらを買ってしまいました。
ETRを暫く使った後に、中判は憧れていたハッセルブラッド500C/Mに移行してしまいましたが、その時のETRは今でも所有していますし、後にETR Siも入手しました。
ETR以降のブロニカはステンレス外装でなくなった点は、少し残念に思ったものです。

投稿: MARK12 | 2009年9月29日 (火) 01時29分

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