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フィッシュアイニッコール8mmF2.8S

8mmf28sallss

光学系は昭和45年8月発売のフィッシュアイニッコールオート8mmF2.8と変わりありませんので、このレンズも長寿レンズの1つでした。
また、価格もオートレンズ新発売時129000円(途中価格が改定され最安時109000円)と高価でしたが、Ai-Sタイプ新発売時でも132000円とほとんど価格は変わらず、このカタログの説明のように6mmF2.8と比べるまでもなく、求めやすいポピュラーな全周魚眼レンズでした。その後は価格改定され最後は1996年時で155000円でした。

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コメント

このレンズは使用頻度は低くかったですが、使っていて楽しかったです。
初めて使ったときは、自分の足元が写りこんでいることに気付いてちょっとした感動を覚えました。
友達と街中で手持ちで記念撮影してみたり、狭いホームの突端で両側の電車を写しこんでみたり。超広角レンズがなくて苦し紛れにコンバーターをつけて16mmの代用にしたり、小判型の写真を撮ってみたりもしました。
他の人が使っているのを見たことがありませんが、観測や計測目的の現場ではどの様に使用されているのか一度見てみたいなと思います。
それにしても光学系だけではなく外観もAutoからあまり変わったという感じがしませんね。フィルターも16mmと違いターレット式でのままでしたし、距離環がラバーにならなかったのが他の機種に比べてそう思わせる点でなのでしょうか。

投稿: すずめ | 2009年9月21日 (月) 23時15分

すずめさん、こんにちは。

フィッシュアイニッコール8mmF2.8は、元々が気象観測や科学用途向けの等距離射影式の画角180°、画面サイズ23mm円形の全周魚眼レンズでしたが、比較的コンパクトで、それほど高価というわけでもなかったので一般撮影にも少数ながら使われたようですね。
ただ、普通のレンズに比べれば巨大な前玉径ですから、おっしゃるように町中で見かけることは先ずありませんでした。

最も過酷と思われる観測用途に軌道上の宇宙空間での使用例があります。
フィッシュアイ・ニッコール・オート8mmF2.8のNASA改造レンズがあり、現物の写真を見せてもらったことがあります。

おそらくスペースシャトルの船外モニター用に使用されたものと思いますが、マウントが大型の無骨なバヨネットマウントに改造され、絞り環付近は大きな二重のギヤになっていました。
観測あるいは記録用の特殊ムービーカメラ等に装着されたのではないかと推定しています。
宇宙空間では太陽光が当たる部分(100℃以上)と日陰(-200℃以下)の部分では350℃程の温度差が生じますので、レンズ固定の金属部分などが耐え得る膨張、収縮の範囲内に保つ必要があります。
それでこのフィッシュアイ8mmF2.8の前群背面の鏡筒表面はアルミフォイルみたいなものに覆われ、温度調整用のペルチェ素子用と思われる配線が何本も付いていました。

また、レンズの潤滑剤も低温で真空でも使えるNASA指定の潤滑剤(おそらく固体潤滑剤)に替えられていたことでしょう。

投稿: MARK12 | 2009年9月22日 (火) 11時19分

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