1950年頃の国内外の35ミリ判カメラ
先日は1949年頃の物でしたが、今回はその翌年で、別冊日本カメラ・カメラ年鑑1951年版にあった国内外の35ミリ判カメラの一覧です。
この時点では、出て半年程度経っていますが、ニコンM型は画面サイズが24×34ミリですが、なぜか24×36ミリと間違って載っています。
また、オリンパスは先日の物では初代のI型、いわゆる招き猫でしたが、1950年10月現在の物では既に24×36ミリのIV型が載っています。
他にミノルタ35もサイズ変更に早く対応したほうで、所謂E型、サイズは24×34.5ミリとなっています。しかし、こちらも他の雑誌などでのメーカー広告では24×36ミリの画面サイズも見られました。
一方海外ではほとんどが24×36ミリで、24×24が3機種、他にロータリーシャッター搭載ハーフサイズのマーキュリーII型程度でした。
そう言えば24×24ミリサイズでは上のテナックスカメラが有名だったためでしょうか、テナックス判と呼んでいた場合もあるようです。
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コメント
この資料は、いまはたたかれてばかりの官僚ですが、日本が戦後復興をするために集めた海外のカメラ関係の資料を出版社サイドが、国産機と比較するために特集したのでしょうね。
これはまた日本のメーカーが国内外の35ミリのあり方をリサーチするにも使われた様な気もします。
投稿: ガタピシ | 2009年7月18日 (土) 15時45分