New-Way ニコンF-301
ニコンF-301は自動巻き上げ、瞬間絞り込み測光方式のプログラムオート、ニコン初のDXコード付きフィルム対応、TTLプログラムフラッシュといった当時としてはかなりの自動化の進んだMF一眼レフカメラでした。
ただ、同時期に発表された(発売はF-301より半年ほど後でした)F-501という更にオートフォーカスまで搭載したカメラの陰に隠れてしまった感は否めませんでした。
下はそのF-301販売の手引の見開きの一部です。
発売は1985年9月21日で価格は62000円で、91年9月の在庫払底までに706000台ほどの出荷でした。
普及機種としては意外と長期間の発売で同系兄貴分のF-501より長命であり、出荷数も20万台以上上回っていました。
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コメント
いつも楽しく拝読させていただいております。毎度、揚げ足取りのようで申し訳ありませんが、F-301もF-501も巻き戻しは手動です。余談ながら、私はAFレンズを1本も持っていなかったのに、F-501を買いました。ファインダースクリーンの交換が出来たからです。
投稿: スポック | 2009年6月22日 (月) 08時53分
このカメラ、印象は地味でしたが、仕様を良く見ると、Ai、Ai-S用のカメラとしての完成度は高いですね。
投稿: ガタピシ | 2009年6月22日 (月) 10時02分
スポックさん、ガタピシさん、こんにちは。
スポックさん、
>F-301もF-501も巻き戻しは手動です。
ご指摘ありがとうございます。確かにその通りでした。早速修正させていただきました。
ガタピシさん、
>Ai、Ai-S用のカメラとしての完成度は高いですね。
大雑把ですが、FGに自動巻き上げを付けて安価に仕上げたといった印象です。
投稿: MARU0 | 2009年6月22日 (月) 20時38分
MARUO様こんにちは。FGは手元に無いので詳しいことは判りませんが、F-501は面白い特長があります。Ai-Sレンズでプログラムオートを使うときは、絞りを最小(数値最大)にセットしなければならないのが普通ですが、F-501の場合は、実際の露光で絞られる絞り値より小さく(数値は大きく)セットされていればエラーになりません。例えば、1/250,F8の明るさのときは、絞り環は8より小さく(数値は大きく)なっていれば良いのです。
投稿: スポック | 2009年6月23日 (火) 09時21分
F301はAi、Ai-Sの持つ自動化に対応するもの機能を全部盛り込んで、安価に供給されたとこに魅力を感じます。
FGは持っていますが、FGのAE機能よりも、ちょっとニコンらしくない、M型ライカのデザインが入っていて、コンパクトに出来ているのが好きです。
FGにAi-S50ミリF1.8を付けた感じは、高校の修学旅行に持っていった5cmF2付きのニコンS2を思い出させてくれた懐かしいカメラだったんですよね。
ニコンS2は学生服のポケットに入りました。FGのあのコンパクトさはそれを思い出させてくれたからです。
投稿: ガタピシ | 2009年6月23日 (火) 09時37分