「100年ぶりの技術革新」 CFシステム
一般にはなじみが薄いため大きく報道される事もありませんでしたが、1974年7月に完成し1976年発売のCFシステムは表題のように言われ話題を呼び、顕微鏡の世界を一変させた技術だそうです。
画像は発売当初頃のカタログの一部です。
カタログに有りますように特徴として、倍率色収差が画面中央から中間部、周辺部まで良く補正され、接眼レンズの視野環の色つきが無くなり、それに伴い、100%有効視野としての観察が可能となりました。
また、対物レンズ、接眼レンズの軸上色収差も改善され、それぞれがそれ自体で完成した光学系のため、あらゆる分野に応用できる利点があるとのことです。
この完成により、当時危機に陥っていた光機事業部の再建に貢献し、シェアを大きく伸ばしたたとのことです。
因みにCFシステム開発にはウルトラマイクロニッコールの生みの親である脇本善司氏が大きく関与していたそうです。
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